店マガジン16
改修工事〜壁編〜
元々の壁がどんよりした緑の砂壁でいまいちだったので、白い漆喰で塗ることにしました。
これは入居する以前から決めていたことですが、ようやく作業です。
記録として書いていきます。
写真をもうちょっといい感じに撮っておけばよかったと早速反省。
2020/8/26
まずは丁寧に養生をするところから。
細かい凹凸に合わせて貼るのが結構大変です。
どのくらい養生すれば安心安全なのかいまいちわからないので、適当に貼っていきます。
なぜだか忘れましたがなぜか夜中の作業。
夜が苦手なゆうこさんもがんばっていました。えらい!
養生シートやテープをナフコで買ってきましたが、足りず次の日買い足し。
2020/8/27
漆喰をこねます。
漆喰1kgに対して水750ml。
手で混ぜるのは大変なので、撹拌器をお借りしました。
お菓子作りの時に使うハンドミキサーの大きい版のようなものです。
本当はすでに漆喰と水が混ざっていてすぐに塗れる、漆喰ヌレールというものを買おうかとも思いましたが、
(こういうものです。うま〜くヌレールでした。)
塗る範囲が広いため結構量が要りそうで、自分たちには少々割高だったため、地道に自分たちで混ぜる方法を選びました。
ナフコで買った漆喰は20kg2000円ちょい。
塗れる面積を考えるとかなりお安いです。
でも撹拌器を持っていない場合、手で混ぜるのは相当時間がかかりそうなので、その手間を考えるとヌレールを使うのもありなのではないかと思います。
ダマが無くなるまで根気強く混ぜます。
漆喰
漆喰は消石灰(水酸化カルシウム)を主原料とした塗り壁材。
消石灰は石灰石に水を加えたもの。
そして石灰石はサンゴ礁が長い年月を経て地殻変動により陸地になった石灰鉱脈から採掘されているとのことです。
つなぎとしてのりや、すさ(麻)が混ぜられています。
聞き慣れないことばかり。
詳しくはこちらをごらんください。「漆喰とはなにか?」
また、漆喰は調湿効果があり耐火性に優れているとのことです。
こねた直後の漆喰は割と柔らかいです。
1〜2日置くと水分が減って壁への密着が高まり塗りやすくなるとのことだったので、朝混ぜた漆喰を夜まで寝かせ、夜塗りの作業を始めました。
ゆうこさん、再び夜の作業がんばってえらい!
最初はコテで塗っていたのですが、力の入れ具合が難しく手で塗った方が速いという結論に。
最初素手で触っちゃったのですが、漆喰は強アルカリ性のため素手で触るのはだめということです。
手荒れの原因になるそうで、実際皮がむけてしまいました。
事前にちゃんと調べなければだめでした。
同じく目に入らないように気をつけなければいけないそうで作業の時は作業用のメガネをつけたほうがよいそうです。
乾燥してしまえば素手で触っても大丈夫。
袋の裏面にもちゃんと書いてありました。
強アルカリ性であることで漆喰は抗菌、消臭、防カビというプラスの効果もあるそうです。
勉強になります。
ゴム手袋をして手で塗ることにしました。
2020/8/28
次の日見てみると、表面は割と乾いていました。
乾燥すると一段色が明るくなるようです。
前日作った分は使い切ったので、新たに漆喰を混ぜます。
ゆうこさんの撹拌器使いがこなれてきました。
夜また続きを塗りました。
2020/8/29
特にもう何ってことは起きないのですが、引き続き塗りました。
漆喰自体は割と安いので、根気さえあればとてもいい素材だと思います。
根気です。
わたしはラジオを聞くのが好きなのですが、こういう単調な作業とラジオの相性はかなりよいです。
ゆうこさんと一緒に作業をする時はDJゆうこが選曲してくれます。
ちなみに大体夏ソングでした。
好きな夏ソングなに?って聞かれたので、夏の終わりかな?って言ったら、え、終わりじゃん!って言っていました。
夏好きの意見ですね。
森山直太朗さんの曲です。
昔この曲を生で聴く機会があったのですが、あまりにも上手すぎてなぜだか笑ってしまいました。
この笑ってしまったエピソードをすでに何十回と機会がある度に誰かに言っているのですが、これからも言っていきたいエピソードの一つです。
圧倒されて笑ってしまったエピソードがあればshophenshu@gmail.comまでお寄せください。
Instagramで漆喰作業をしているのを見てくれたお友達が差し入れをくれました。
おいしくて毎日食べたいです。
作業つづく。
SHOP編集のラジオや活動にいかされます!