全国高校生マイプロジェクトアワード2020
3/20,21
昨年立ち上げた、"Free magazine私たちは海を知らない"というプロジェクトが全国高校生マイプロジェクトアワードの福島県代表に選出され、全国大会に出場しました。
結果としては、正直納得いかないことばかりでした。
ですが、私は全国大会の舞台に立ったことに大きな価値があると思っています。
311から10年の節目の年、
アワードの福島県大会への出場枠を得たプロジェクトは約35プロジェクト。そのほとんどが、震災復興関連でした。
そんな中、2枠しかない福島県代表に選ばれ、福島県の看板を背負い全国大会で声を出せたこと、
震災とは全く関係ない弊プロジェクトが選出されたことは
間違いなく福島、東北の復興が進んでいる示しになったと感じています。
どうしても全国大会で言いたかったけど、言えなかったことがあるのでここで言わせて下さい。
私は"頑張れ"という言葉が嫌いです。
311から10年間、いろいろな方に東北頑張れとエールを送っていただいてます。
10年間、東北の人間も頑張ろう東北をスローガンに生きてきました。
がんばってます。
頑張ってるんです、生きてる人間、誰一人として頑張ってない人なんていないんです。
可哀想とか、共感とか、そんな見せ物小屋のような10年間の福島を見てきて私はすごく辛かったです。
復興を目指すってなんですか、仮設住宅が解体された、常磐線が開通した、学校に行ける、誰かと笑ってお茶を飲める、誰かを弔える、その全て一つ一つが復興のはずです。
誰かが復興という薄い言葉を使うと、復興が遠くなり、
誰かが、頑張れ頑張ろうを使うと、誰かの頑張りが薄くなる。
復興って言葉を聞くたびに、あの六畳一間の箱が建て直される感覚に陥る。
だから、これだけは言わせて欲しかった。
"福島は、東北は頑張ってます。
だから褒めてください。"
約13000人、4000プロジェクトがエントリーし、
48プロジェクトしか選ばれない学びのロールモデルとして爪痕残せたこと。本当に感謝しております。
ありがとうございました。
銭を恵んでいただけたら、跳ねて喜びます。 制作の足しにさせて頂くめす。