見出し画像

練馬OLC CC7初入賞の軌跡

練馬OLCの前中脩人です。書いていきます。
今年度のCC7で練馬OLCは6位に入りました。意外にも(?)、これが初入賞になります。喜びも一入ということで、今回のCC7に至るまでの過程を私の目線で勝手に振り返ってみます。

その前に:CC7とは?

そんなの知ってるよという人も多いと思いますが、最近はトレイルランニング界隈などから新しくオリエンテーリングを始めてくださる方も多いので、軽く触れておきたいと思います。
多くの場合「CC7」と省略して呼ばれますが、正式には「クラブカップ7人リレー」。その名の通り、7人で1つのチームを組んでリレーを走る、クラブ同士の団体戦です。全国の地域クラブと学生クラブが一堂に会してクラブ日本一を決める勝負の舞台である一方で、同期や友人と好き勝手にチームを組んで走ったり1人で7回走ったりと色々な楽しみ方があり、オリエンテーリング界最大のお祭りイベントでもあります。今年はのべ参加者が1500人を超えたとか。また、各チームには女性or若手orベテランを2人以上入れる必要があったり、ベテランズリレー部門(4人リレー)があったりと、誰もが活躍できる場が用意されているのもポイント。
インカレ、全日本といった個人戦とはまた雰囲気が違いますが、各クラブにとっての1年間の目標だったりします。

練馬OLCの戦歴

2018年

@瑞牆の森
24位
何年ぶりかはわかりませんが、練馬OLCとしてCC7のクラブカップ部門に出場するのはとても久しぶりのことでした。2016年~2017年ごろから(トリムのプレゼントに釣られた)学生が入会し始めたことで頭数が揃い、7人リレー参戦が実現したのでした。
結果としては奮いませんでしたが、入会者が増え続けていたこともあり、来年への希望がありました。私はエース区間の4走を走らせてもらいましたが、パターン内25位とダメダメ。大学を卒業してOB2年目になり、競技力が衰えてきたころでした。
ちなみに、私も2017年ごろに入会しましたが、生まれも育ちも練馬区だったので、練馬OLCに入ることは必然でした。入会時の自己紹介で「練馬OLCでCC7入賞したいです!」と軽い気持ちで宣言しました。
優勝は名門、京葉OLクラブ。

2019年

@望郷の森
11位
2015年大学入学の代がOBになり、練馬OLCとしてCC7を走ってくれるようになって、一気に活性化した年でした。現在も一流選手である新田見(優)、殿垣などがAチームを走りました。
インカレ入賞経験者を並べ、一躍強豪として目されるようになりましたが、本番では1走を務めた前中がいきなりのブレーキ。2走・大田将司選手の区間賞で盛り返して上位争いに加わりましたが、入賞には地力が足りませんでした。
「意外と入賞って大変なのでは?」と思った年でした。
優勝はリレー巧者を揃えるOLCルーパー。

2020年

@菅平高原芝牧
10位
去年のメンバーがAチームに5人残り、さらに補強選手として阿部悠選手を迎え、充実の陣容となりました。
前評判通り、終始入賞争いに絡み続けましたが、一歩及ばず10位。強いメンバーではありましたが、入賞には全員が崩れないレースをすることが必要でした。CC7で入賞するには、7人が大崩れせずにまとめるか、絶対的に速い選手が1,2人いることが必要です。リレーは難しい。前中は4走でパターン内17位。入賞を目指すチームのエースとしては力不足でした。
優勝は復活のES関東C。

2021年

@ミツモチ山麓
17位
若者のオリエンテーリング離れにより、メンバーが集まらない年でした。コロナ禍の影響だったかもしれないし、テレインが慣れ親しんだ矢板エリアだったことも理由かもしれません。いずれにせよ、練馬にとっては少し寂しい大会になりました。
私は4走を走り、パターン内7位。個人としてはこれまでで最も良い成績でしたが、自分が速くなることだけを考えてクラブのことを考えてこなかったツケが回ってきたような印象でした。表彰台に知っている顔がたくさん並んでいるのを見て、本当に悔しかったことを覚えています。レースが終わった後、会場で稲毛さんを練馬に誘いました。ダメ元でしたが、結果的にはこれが大きな転機になりました。
順位は奮いませんでしたが、このとき一緒に走ってくれたメンバーには本当に感謝しています。特に種市、山森が来年に向けてやる気になっていたのが嬉しかったです。
優勝は東大OLK、学生クラブの快挙。

2022年

@ブランシュたかやま
6位
滑り込みで初入賞!
稲毛-殿垣-新田見(優)-前中-齋藤-冨永-池田 で走りました。今年は入賞できるだろうと思っていたけど、いざ表彰台に登ると本当に嬉しいですね。
当日のレースとしては、区間賞2人、新田見といけたくの活躍が大きかったです。特に7走で勝負を決めてきたいけたく、めちゃくちゃかっこよかった。他のメンバーも誰も大崩れせず、頼りになるチームでした。
レース展開としてもほぼ狙い通りで盤石だったと思います。1走に稲毛さんを持ってくる作戦が当たり、中盤以降でうまく順位を上げられました。優勝も狙える内容だったと思いますが、そこまで求めるにはクラブとしての地力のようなものが足りなかった気がします。
私個人としては、4走でパターン内5位。4位でバトンをもらって2,3位とは差を詰めたので、ぼちぼち活躍したと言っても許してもらえるでしょう。ようやく強豪チームのエースっぽい走りができました。
優勝はES関東C。やっぱコイツ強いわ、言うことないわ。

2022年の練馬OLC

今までがどうというわけではないですが、最近いいクラブになってきたなと感じています。
去年のCC7が悔しくて、今年は練馬OLCがうまくいくように頑張ろうと思っていたんですが、結局自分としてはほとんど何もできませんでした。他のみんなのおかげです。
特に新田見家の存在は大きかったです。合宿や練習会をたくさん企画してくれたおかげで、クラブ全体が活性化したと思います。12/17(土)にJOAと協力で開いた練習会も好評だったようですし、今後はもっと練馬主催のイベントをお届けできるかもしれませんね。ありがとうございます。
稲毛さんの加入が戦力的に大きな補強だったことは間違いないですが、それ以上にその人柄に助けられました。今年の練馬の雰囲気が良かったのは稲毛さんによるところが大きかったと思います。
そういう意味では、いけたくがOC勢をどんどん引っ張ってきて盛り上げてくれたのも良かったです。これからも頼りにしています。
CC7にあたっては、今年は男女とも立候補者が多く、セレでメンバーを決めることができました。個人的には、山森と冨永さんが走りたいと言ってくれて女子がメンバー争いになったのがアツかったです。種市と山森は来年一緒に走りたい。
エース区間の4走も、去年までは何となく私が走ることが多かった気がしますが、今年は新田見と争いました。「勝負して決めましょう」って言ってくれた新田見、ありがとう。殿垣も最近どんどん速くなっているので、来年は3つ巴かそれ以上になるかもしれません。楽しみ。
ここまで特に名前挙げなかったけど、齋藤はどのイベントにもいるし細かいこと色々やってくれるし一番信頼してるまである。これからもよろしくお願いします。

最近は大学クラブを経由しないで(いわゆる野良ティア?)練馬に興味を持ってくれる方も増えていますし、大学生からもまさに昨日新規入会者が現れたばかり。新進気鋭の中高生もいますし、これからも盛り上がっていきそうです。私も頑張ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?