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「未来とかち牛」「保美豚」

記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。
自己紹介をさせていただきます。

三重県津市で、主に松阪牛や国産黒毛和牛を扱っております精肉店
「有限会社 伊勢屋」の
永田匠吾と申します。
父親が代表取締役社長、姉が常務、自分は専務という立場で働いております。

2021年の春
安心、安全な商品を販売したいという想いから
「未来とかち牛」という北海道産有機肥育牛の取り扱いを始めました。
沢山の方々に協力していただき、事業として軌道に乗り始めたころ、
いつか豚肉や鶏肉も有機肥育されたものを販売したいと考えていた僕は、
「保美豚」という愛知県田原市で肥育されている豚肉の取り扱いを始めました。

今回、コロナ禍で延期になっていた現地視察を
ようやく終えることができましたので、
僕が目にしたものや、実際に聞いた生産者様の話など
ここにまとめさせていただこうと思い、
記事を作成している次第です。

早速綴らせていただきます。

10月25日(月)

北海道への出張が決まり、保美豚の取り扱いも始まって若干浮ついていた僕は、保美豚生産者である吉田畜産様に
「来週の月曜日にお邪魔しても良いですか?」
と図々しいお願いをしたのがキッカケでした。
吉田さんはいきなりの視察依頼に
突然過ぎて明らかに焦っておられましたが、
「火曜日に北海道への出張が決まっていて、その前に吉田さんにお会いできたら嬉しいなと思って!」
みたいなめちゃくちゃワガママな僕のお願いを聞き入れてくださいました。
本当にありがとうございます。
本当に、本当にありがとうございます。

そして当日、僕は愛知県へと車を走らせました

津から約2時間半車を走らせ、
愛知県田原市保美町へと無事に到着した僕は、
吉田畜産の吉田様と合流し、
吉田様がご案内してくださったお店へお昼ご飯を食べに行きました。
田原市の角上楼様

みなさんとても気さくな方で、冗談も交えつつも
本質的な畜産へのこだわりをお話ししていただきました。

保美豚🐷

塩でいただきました。
写真を見ていただいたら分かると思いますが、
結構分厚く切ってあります。
部位はロース、肩ロース、バラ
脂の甘みはもちろん、驚いたことにこれだけ厚く切ってあるにもかかわらず
あっさり噛み切れてしまいました。本当に驚きました。

吉田畜産様が無薬に拘る理由など、
詳しくはHPに記載されておりますので、興味のある方は是非ご覧ください。

無薬にした時、沢山の豚が病気に罹ってしまったこと
豚自身の免疫力を上げるために沢山研究されたこと
無薬に拘り続けたこと
人間自身がもつ免疫力について、
日頃食べる物がどれだけ重要なのか、
僕の意見も聞いていただきながら、沢山お話ししていただきました。

2時間ほどの会食でしたが、あっという間に時は過ぎてしまい
お開きの時間に。

角上楼の駐車場でご挨拶をすませ、
帰りの車の中で僕は思い出しました。

写真撮ってない

これはえらいことだと思い、吉田さんへ電話してUターンしました。

奥様がとても気さくな方で、沢山、田原市のこと、渥美半島のことを教えていただきました。
お土産までいただいてしまい、必ずまた来ますと約束をして、次の目的地であるセントレアへと向かいました。

iPhoneには船を勧められました。

10月26日

朝一の飛行機で新千歳空港へ向かいました

今回北海道の視察に尽力していただいたのは、
未来とかち牛をうちに卸してくださっている
「四日市ミート・センター」様です。
ご担当のみのべさん、いつもありがとうございます。

10時過ぎに到着し、そこからはレンタカーで芽室へ向かいました。

お昼ご飯には豚丼をいただきました。

昨日からめちゃくちゃ豚肉食べてます。

そして約束の時間になり、
待望の大野ファーム様へ

このバギーを運転してくださっているのが
大野さんです。
僕達はこのバギーの後ろに牽引されて、農場を見て回りました。

牛舎ごとに停車して、肥育している牛の種類、気をつけていること、清掃方法や餌の種類など、細かく説明していただきました。

品種ごとに、雄雌ごとに、餌の調合を変えていらっしゃるということで、
同行していただいているミノベさんも驚いていらっしゃいました。

やはりここでも牛の体調管理に特に気をつけていらっしゃいました。
牛自身の免疫力が無薬につながる重要なポイントなのかなと、昨日の吉田さんの話と照らし合わせながら思いました。

僕としたことが農地の写真を撮り忘れてしまいました!
めちゃくちゃ広かったです!(小学生並感想)

餌へのこだわり、肥育環境へのこだわり、無薬へのこだわり
僕が想像していた以上のものでした。
大野ファーム様のHPも添付しておきます。

夜は大野社長を迎えて食事会。

だいぶ酔っ払ってますね。笑

ホクレンのみなさん、色々段取りしていただきありがとうございました。
日本の畜産をその肩に背負っていらっしゃるんだなぁと、みなさんのお話しする姿に感動してしまいました。

やはり「意味」のある物を扱いたい。
そういう想いが今日のような日を作ったのだと改めて思いました。

大野さん、お時間を作っていただき誠にありがとうございました。

そして3日目へ

10月27日

ホテルの前の紅葉がとてもきれいでした。

寒くなりすぎる前に来られてよかったです。
でも、
めちゃ寒い時にも来てみたいですーと話をしていたら
「ずっと冷凍庫にいるつもりで来てくださいね」
と言われて
そんな大袈裟な〜と話していたら
「冷凍庫より寒い日もあります」
と言われてそれは無理だと諦めました。

そんなこんなでホクレンさんへ。

新設された第3工場に入れていただき、ライブカメラを使っての内部視察を行いました。
その前に第2工場にも入れていただき、大野さんの牛を見させていただきました。

今うちが販売している牛は、品種で言うと「交雑牛」なのですが、いつか「和牛」も買ってみたいと思っています。
(というか恐らくこの年末に1頭買うと思います)

そしてお昼ご飯にはジンギスカンをいただきました。

美味しかった...。
ビールめっちゃ飲みたかったですし
なんなら勧められましたが流石にそれはやめときました。
(後悔しています)

そして、改めて皆さんにご挨拶を済ませて
三重に帰りました。


いかがでしたでしょうか。

すいません、書いてみて思ったのですが

これはただの日記ですね。


今後も、そんなに頻繁には行けないのですが、
大野ファームさんへも
吉田畜産さんへも
定期的にお邪魔して、色々お話を伺いたいなと思っています。


安心、安全であると言う言葉は
僕は簡単に使ってはいけない言葉だと思っています。
それほど日本の食品は色々と間違った方向に成長をしてしまっています。

しかし、確かな想いを持って、我々が食べるものを作ってくださっている農家さんは沢山います。

「未来とかち牛」「保美豚」

この2つの商品は
僕の思う「安心、安全な食品」であると
今回の旅で確信出来ました。


インスタ見たよー!
とかち牛食べたよー!美味しかったー!

などなど、沢山の方々が応援してくださって、
本当に励みになりました。

僕がやりたかった事が、
やってみた事になって、
そして、やり続けるべき事になったんだなと思っています。

これからも、胸を張って良いものを販売していきたいと思います。
皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

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