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【1時間雑学トレーニング#12】この世は「マスク」特需

こんばんは、しょーま(@shoooomaNOsekai)です。

先日、この企画も少しずつ楽しんだり形にでき始めたので、「かんたん募集サービス」としてめちゃくちゃ流行っている「bosyu」を出してみました。

こちら公開直後に3件ほど(!)依頼をしてくださった方もいらっしゃいました。初めて「依頼された記事を書く」ということをするのでドキドキですが、チャレンジしていきたいと思っています。みなさんももし何かあればお気軽にお声がけください。

さて、さっそく今回も1時間雑学トレーニングをはじめていきたいと思います。

1時間雑学トレーニングのルール

①1時間でインプットとアウトプットを完成させること。今回で言えば、インプットを完成させてからnote1記事するまで1時間で完成させるということ。
②目標は1時間で記事執筆を完成させること。目的は少しでも自分が造詣が深くなるきっかけをたくさん作り、多くの人に発信することにチャレンジできる環境を増やすこと。そしてこの記事をきっかけに多くの人に「ちょっと新しいことを知るきっかけ」を創出すること。
③テーマは自由。なるべく自分が聞いたことがある単語で、自分が詳しくない分野を選び、自分の知っている知識の層を厚くできるように心がける。
④情報ソースも自由。最悪wikiだって使う。
⑤文末にチャレンジ時間を記入。
⑥noteに公開後、多くの人の目に届くように、Twitterに流す。扱ったテーマにさらに詳しい人がいれば、積極的に情報を取りに行き、可能であれば後日追記していく。

今回扱っていくテーマ「マスク」

今年に入っていちばんのビッグニュースとなったのが新型肺炎の流行ではないでしょうか。「コロナウイルス」が原因となっているもので、特別な症状もなく、潜伏期間も長いということで非常に危険視されています。僕もこのニュースをみてからというものの、手洗いうがいはもちろんのこと、外出するときのマスクの着用を心がけるようにしました。いつもは常備しているわけではないので、薬局に買いに行ったのですが、びっくりするほど品薄。日本人の自衛のためというところももちろんですが、流行のスタートとされている中国からの観光客による大量購入も相まっているようです。

自分自身そこまで体が強いわけではないので、マスクの使用は多いのですが、「そういえば、マスクってなんでできたんだろう?」とふと疑問に思ってしまいました。そこで今回は新型肺炎ではなく、それを予防するためのマスクに注目して調べてみたいと思います。

まずはできた歴史について。日本衛生材料工業連合会のホームページではこのような記述があります。

マスクの歴史
日本でのマスクの歴史は明治初期にさかのぼる。真鍮の金網を芯として、布をフィルターとしたもので、主な使用用途は粉塵よけだった。このマスクが今多くの人が使っているような医療用としての使用は1918年のインフルエンザの流行がきっかけ。その後1923年内山武商店から発売された「壽マスク」が商標登録品として認定され、改良が進む。
(参考:マスクの雑学編/一般社団法人 日本衛生材料工業連合会

マスクの雑学がまとまってる記事があったなんて…
今のように、花粉症や風邪予防のための利用がされたのは20世紀に入ってから。確かに江戸時代の侍がマスクつけてる印象もないので納得ですね。第二次世界大戦も目前となった1934年のインフルエンザ流行によってさらにマスクも流行していきます。

先ほど参考にした「一般社団法人 日本衛生材料工業連合会」もそうですが、いろいろマスクについて調べてみると、全然聞いたこともないような団体・職業がありました。その名もマスク研究家。その名の通り、マスクについて研究していく人ですね。そのマスク研究家のひとりにインタビューしている記事の中で、少し面白い記述があったので、ご紹介します。

マスクと国民性
マスク研究家・飯田裕貴子さん「韓国の人もファッションや風邪予防としてマスクをつけているし、ベトナムとかはバイクが非常に多いから、粉塵がすごくて、予防用のマスクみたいなのがあるんですけど、環境的にきれいな場所なのに、マスクをいっぱい付けているのって日本人ぐらいですよね。日本のマスクは性能がいいから中国の人が爆買いして帰るらしいです。多分日本人って手洗いとうがいも他の国の人に比べるとよくするんです。元々、衛生意識がすごく高くて、今ではなんでもないときにでもマスクをする人がどんどん増えています。そのように日本人が綺麗好きだってことと、マスクをつけると安心できるっていう説もあるんですね。」
(引用:マスクの知られざる秘密/ときめき取材記

確かに、小学生のころは給食の前後ぐらいでしかマスクしてなかったですし、「予防」として使われるようになったのは体感としては最近かも。しかも「綺麗好き」の日本人の感性をマスクから読み取るのは興味深いなと思いました。『ときめき取材記』の別の記事では、欧米では風邪ぐらいじゃマスクはつけないという記述もあるように、日本人のマスクの習慣は少し独特なのかもしれませんね。

そういえば。
自分の職場の女性に、いわゆるマスクではなく、韓国などで流行っているブラックやグレーのマスクをつけているときに「それってマスクの機能あるの?」と聞いてみたことがあります。そのときの答えが「全然!普通にインフルエンザとか通しますよ〜★」とのこと。そこでよくよく調べてみると、マスクの規格のひとつに「N95」というものがありました。そこでマスクの規格について調べてみました。

N95マスクとは
「レスピレーター」、「微粒子用マスク」、「呼吸器防護具」などとも呼ばれる、ある種の空気感染源からの呼吸器感染のリスク軽減を目的として設計、開発された着用者(医療従事者)保護用マスク。
(引用:N95マスクに関するよくある質問/3M

なんだかすごく仰々しい。
このサイトを開いて参考にしようと思ったところ、「あなたは医療従事者ですか?」という完全に信用できるサイトでした。さらに「日経メディカル」の記事では、名称や性能についても詳しく説明されています。

N95マスクの性能
N95の「N」とは耐油性がないこと(Not to registant to oil)のN。「95」とは「95とは0.3μm以上の塩化ナトリウム(NaCl)結晶の捕集効率が95%以上」ということを表している。医療用としては耐油性の必要がないことからこのような規格が中心だが、さらに強いマスクであれば耐油性、防油性があるものもあれば、95よりもさらに大きい99や100といったものも存在している。
(参考:あなたを守るはずの「N95マスク」 本当に大丈夫か/日経メディカル

このように、医療従事者も使うようなマスクであればコロナウイルスにも対応できると言われていますが、結局のところ自分にあったマスクを正しい使い方で使わなければ意味がないということも記述されています。フィットテストなどもあるようなので、用法を守ってしっかりと予防していきましょう。

最後にかけ足でまとめ。
ついに中国への渡航歴のないヒトの症例も確認され、「ヒトからヒト」の感染ルートがあることが明らかになった今、できる予防は必ず全力でしていかなければいけないなということを再確認しましたし、その第一歩としてマスクが爆買いされている事実、綺麗好きの日本人ならではの高性能マスクをもっと大切に扱っていこうと心に決めた今回の企画でした。絶対にみんな予防しような!

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。もしよろしければ、また別の1時間雑学トレーニングでお会いしましょう。


給食のときにしてたマスクって、どうしても内側かみたくなっちゃうよね。


(執筆時間:59分59秒14)

Photo by Ani Kolleshi on Unsplash


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