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【1時間雑学トレーニング#5】誰かの大敵、「猫舌」って知ってるか?

こんばんは、しょーま(@shoooomaNOsekai)です。

今年に入って、今までやってきた仕事の内容から大きく変わったことに取り組んでおり、日々あまりない頭を必死に絞り出しながらこの一週間を過ごしていました。まさかこのトレーニングを始めた瞬間に新しいことに仕事でチャレンジすることになると思っていなかったので、もしかしたらこのトレーニングも挫折しちゃうかなって思ったけど、無事に三日坊主も乗り越え、平日全てやり切ることを達成できそうで一つ自信になりそうです。ちゃんと仕事も順調だし、ちゃんとやってるよ。

さて、さっそく今回も1時間雑学トレーニングをはじめていきたいと思います。

1時間雑学トレーニングのルール

①1時間でインプットとアウトプットを完成させること。今回で言えば、インプットを完成させてからnote1記事するまで1時間で完成させるということ。
②目標は1時間で記事執筆を完成させること。目的は少しでも自分が造詣が深くなるきっかけをたくさん作り、多くの人に発信することにチャレンジできる環境を増やすこと。そしてこの記事をきっかけに多くの人に「ちょっと新しいことを知るきっかけ」を創出すること。
③テーマは自由。なるべく自分が聞いたことがある単語で、自分が詳しくない分野を選び、自分の知っている知識の層を厚くできるように心がける。
④情報ソースも自由。最悪wikiだって使う。
⑤文末にチャレンジ時間を記入。
⑥noteに公開後、多くの人の目に届くように、Twitterに流す。扱ったテーマにさらに詳しい人がいれば、積極的に情報を取りに行き、可能であれば後日追記していく。

今回扱っていくテーマ「猫舌」

冬もさらに本格化してくるこの時期、やっぱりあったかいもの食べることへの幸福度がどんどん上がってきますよね。みんなで馬鹿な話しながらつつき合う鍋、仕事が終わって一人帰路につく時のお供にコンビニによって食べ歩きする肉まん、散々飲んだくれた日の寝る前に飲む味噌汁。自分で書いていて飲んでしかねぇなって思ったけど、それと同時にあったかいものが体だけじゃなくて心まで温めてくれる季節が冬のいいところだなって思います。もちろん寒いのは嫌だけど。

そんな時にふと思ったことが一つ。自分の友人にもいるのですが、やたらと熱いものが食べれない人、皆さんの周りにいませんか?彼らがなぜ熱いものを食べることが困難なのか。それは「猫舌」という悲しき業を生まれながらに背負ってしまっているからです。しかし100歩譲って熱いものが食べられない人がいるのはわかるとして、なぜ「猫舌」というんだろう。猫が熱々おでんとか食べてるところはもちろん見たことないし、ペットとして猫を飼っている自分のおばあちゃんが飼い猫に熱いもの与えている印象もない。じゃあなぜ猫という言葉が使われているんだろうか。まずは語源から調べてみました。

猫舌とは
語源は諸説あるものの、江戸時代に「猫舌」という言葉が誕生したのではないかと言われている。江戸時代、猫は愛玩用として飼われているのと同時に鼠取り用としても飼われていた。そのとき人間が食べるものを猫が食べることができない様子がよく見られていたことから、熱い食べものを食べることができない=「猫舌」と言われるようになった。
(参考:「猫舌」の語源のフシギ 猫の生態から紐解くと、おもしろ事実が!/ねこのきもち WEB MAGAZINE

諸説あるものの、猫舌という言葉自体は江戸時代ごろには普通に使われている言葉だったということはわかりました。その上でとても興味深い記述があったのでご紹介します。

猫は元来、肉食動物。そのため、捕獲した獲物の体温以上のものを食べることがないので熱いものを食べることは苦手であることは自明。さらに猫は食べものの温度を舌ではなく鼻で感じており、近づけることでその食べものが熱いか冷たいかを判断しているのである。
動物の中で唯一火を扱って調理することができる人間は、進化の過程で徐々に熱いものを食べることができるようになったため、人間以外はみな猫舌ということになる。
(参考:「猫舌」の語源のフシギ 猫の生態から紐解くと、おもしろ事実が!/ねこのきもち WEB MAGAZINE


えええええええ!!!!!

確かにライオンとかもネコ科の動物だし、狩りのあとにモンスターハンターみたいに「上手に焼けましたー!」とかやらないから熱いものを食べる機会がないのはわかるけど、まさか人間以外みんな猫舌ってことになるなんて思ってもみませんでした。確かに、味覚があるかは別として、カブトムシもキンキンに冷えてやがるだろうスイカを食べてるし、水中の生物なんて熱いって何?状態だと思いますが、当の猫本人は人間以外の全ての舌の温度の感じ方代表として自分が使われているとは思ってもいないでしょう。

するとさらに謎が深まる。人間は熱いものを食べることに本来慣れている動物のはず。それでも猫舌の人がいるということは、生まれながらにして野生感の強い人がいるということなのか?と思ってしまいます。そこで猫舌の構造についてさらに深く調べてみました。

猫舌の構造
猫舌の人とそうでない人といるが、その舌の構造はほとんど差異がなく、舌そのものの構造ではない。元々人間の舌は先端になればなるほど熱さを感じやすく、喉奥は熱さを感じにくいようになっており、生まれてからの成長過程で「熱いものの食べ方」を習得しているだけなのである。
ではどのような違いが生まれて猫舌の人が生まれてしまうのか。猫舌の親の子供は猫舌になる可能性が高いと言われている。それは必ずしも遺伝という話ではなく、その子供の食習慣に関わってくると予想されている。子供に食事を提供する時に、自身が苦手な熱いものを食卓に出さないことは想像に容易い。そのためその子供も熱いものを食べる機会がどんどん少なくなっていく。結果として、本来熱いものを子供の時に食べる過程で、「どうやったら熱いものを食べることができるか」を無意識に習得していくはずなのだが、その技術を習得することなく大人になってしまう人が生まれ、その人こそが「猫舌」になってしまうのだ。
(参考:「猫舌」に困る、あの人に教えてあげたいこと 「生まれつきの体質」が原因じゃない!/東洋経済ONLINE

今回は本当に驚くことが止まらない止まらない。

熱いものを食べるのも、幼稚園の時に父親に支えてもらって何度も転びながら漕げるようになった自転車のように、足もつかないぐらいの深さのプールで溺れそうになりながらビート板を持って泳いだように、何度も何度もチャレンジして無意識に覚えていく技術だったんです。よくよく冷静に考えると、現在の文明のように簡単にものを熱くできるようになったのってここ何万年の話で、地球全体の歴史で見たら、VRが発明されるぐらい最近の話なわけですよね。体がそれに追いつかないのは納得だし、このちょっとした技術が今後の食の幸せを感じられるかどうかに大きく関わってくるなんて思わないですよね。全く泳げなかったり自転車に乗れずに苦労していた高校時代の友人がそれを矯正しようとしても全然できないのと同じように、猫舌も大人になってからでは直しにくいとのことなので、子供が生まれたら積極的に熱いものを口にさせるようにしようかなと思いました。せっかくなので、猫舌とそうじゃない人の動画も載っていたので、よろしければそちらもご覧ください。


冷たい水を一口飲んでから、最後のまとめ。
そもそもの由来は江戸時代が「猫って全然熱いもの食えねぇじゃんwww」というところから始まっただけで、人間以外は猫舌だということでした。もちろん猫も熱いものは苦手だけど、犬だって熱いものは苦手なようなので、言い出した人が違ったり、時代が時代だったら「犬舌」と言われていたかもしれないわけですよね。しかし人間も慣れていく中で猫舌でなくなるというだけで、ちょっとした無意識の技術を手に入れることで食の喜びを自らの手で切り開いていたわけです。こんなことができるようになった自分えらい!

今回のBGMは「K/BUMP OF CHICKEN」だったのですが、夜も遅くて聴きながら何度もエモーショナルになってしまいました。読み返す時間もないけど、もし乱文だったら申し訳ないです。みんなで熱々のもの食べましょう。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。もしよろしければ、また別の1時間雑学トレーニングでお会いしましょう。


この熱さ、忘れんじゃねえぞ。


(執筆時間:59分32秒64)

Photo by Hannah Troupe on Unsplash

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