平沢進と知足安分の精神

平沢進の作品の端々に散りばめられた「知足安分」を紹介していく。

知足安分とは何か

ちそく‐あんぶん【知足安分】
(足るを知り分に安んず、の意)現在の境遇を自分に見合ったものとして不満を抱かないこと。

ちそく‐あんぶん【知足安分】 - 広辞苑無料検索 - Sora

「分」とは、
分際(つまり社会的身分、地位)のとこ。

「安(やす)んず」とは、
「満足する」という意味。

知足安分とは、
足りている事を知り、現状に満足する
ことを意味する。

歌詞に表れるヒラサワ思想

将来について

蒙昧の文字は書けねど 未来は廉価
パレード より

「蒙昧」という漢字が書けない程、教養がなくとも、未来は簡単に手に入るよ

ちなみに私も蒙昧の文字は書けません🤔

勝ち負けについて

勝ち得た事の無意味から
カメリアの花を彫り出す風

タイムラインの東 より

カメリアとはツバキの事らしい。
花言葉は「愛」

生来の価値、卓越性、もろさ、愛らしさ、(赤)高潔な理性・気取らない優美さ・完全な愛、(白)ひかえめな愛・完璧な愛らしさ・申し分のない魅力

出典
椿(ツバキ・カメリア)の花言葉|花の意味と対応する誕生日・誕生花・あなたの性格

最愛に比べたら最強なんて

画像1

刃牙 より

勝ち負けについては、仏教の世界観にも。

人に勝つことが恨みのもとである。
負けた人は苦しい思いで横になる。
心が安らいでいる人は勝負を捨てて
幸せな心で横になる。

佐々木閑の仏教講義「ブッダの教え 9」(「仏教哲学の世界観」第4シリーズ)

足らず講釈

まず、足らず講釈とは何か。
ニコニコ大百科「足らず講釈」
より引用

足らず講釈とは、足らず講釈師の平沢進氏が百足らず様の痕跡を馬の骨一般人にも分かるよう解説する動画である。

さらに引用。

そもそも百足らず様とは何者か
百足らず様は全ての物から何かを引いて、何かが足りない状況(もしくは物)を生み出す神様みたいな存在である。この行動は決して遊びでやってるものではなく、かつてない程の機械化消費文明社会を作り出してしまった結果、全ての物資が詐欺的脅迫的に足りすぎているのにあたかも何かが足りていないと常に錯覚するようになった人類に警鐘を鳴らすと共に、足りすぎた物を再配分したり、人々が錯覚から目覚めるチャンスを作ったり、詐欺的脅迫的圧力によって本来の役割を果たせなくなってしまった夜を維持するために真剣にやっているものである

講釈動画から引用。

便利を知りすぎ、足り過ぎているにも関わらず、なおも便利を求めて不足感を募らせよと迫りうる、消費文明の檻の中にあり、無自覚のままさらなる罠に進んではまるという…
【百足らず様が通る】足らず講釈5月分 #19 #24 3:58〜

↓ 講釈を聞けるYouTubeのリスト
百足らず様が通る

あ〜 足りすぎだ〜 足りすぎだ〜

知足安分を説いた偉人達

ブッダ 『老子』33章 エピクロス

おまけ

↓ 平沢進の思想がわかる動画
平沢進 一生覚えておきたい回答集 自分用備忘録
 

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