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ジェネレーションギャップとは何なんだろう

40代、いい歳になった今、偉そうに部下を持つ立場になった。
特に目立った技術があるわけでもなく、人を育てる技術も持ち合わせていない。
そんな人間の部下にさせてしまったことに申し訳なく思う日々である。

申し訳ないから、せめて出来るだけのことはと思い日々過ごし、部下の成長のことを全力で考えているつもりだが、これがなかなかに難しい。

そんな日々を過ごしている中、ふと感じる違和感に気がついた。
何かを指摘したとき、受け取り方が違うなぁという違和感だ。
もちろん人それぞれ性格が違うのだから受け取り方が違うなんて当たり前のことだから、これ自体を気にすることはない。
だけどこの原因って何なんだろうと気になり、ちょっと考えてみることにした。

私は人間の性格、考え方は20歳までに下地が作られる、なんならほぼ全てが形成される人もいるだろうと考えている。
だからこの時期は「多感な時期」と言われているのだろう。
正確には何も知らないため、見聞きしたものの多くに考えさせられてしまうのだろう。

多くの人は、この違和感を「ジェネレーションギャップ」という一言で片付けてしまうが、じゃあなぜ「ジェネレーションギャップ」が発生するのだろうと考えてみたとき、1つこれが原因じゃないかなと言うものが見つかったので、このことについて書いてみようと思う。

先に念押ししておくと、私はこういう専門の人間ではないし、知見が深いわけでもないしソースがある話でもない。
文章がうまいわけでもないので誤解を与えてしまういい回しも多々あると思う。
そのため、飲み屋で俺が総理大臣だったらー、と言ってる人と何ら変わらない程度の話である前提で読んで欲しい。

人の性格の下地が20歳までに形成される、と過程すると、違和感の原因はこの年代の差にあるはずである。
じゃあ私(40代)と今の20代との差は何があるのか。
ざっと出てくるのは流行りの音楽や言葉遣い、売られている物などは当然違う。
でもこれはそこまで差はないんじゃないかと思っている。

例えば流行りの音楽で言えば、若い人たちに共感するアーティストはどの世代にもいる。
私達の世代なら黒夢、ちょっと下の世代はBUMP OF CHICKEN、私達より上の世代なら尾崎豊など、アーティストは違えど受け皿としては似たようなものは用意されていた。
これは音楽だけじゃなく、言葉遣いや物も同じだと考える。

ならジェネレーションギャップなんて発生しないはずだ。
だけど現実としてジェネレーションギャップは存在している。
じゃあこの原因の正体は何なのか。

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