わたしのお母さん

お母さん
という響きはあまりすきではない
オカンと呼んでいる
外で呼ぶときは困る
極力呼ばずに、仕方ないときは
「おーい」と呼ぶ
熟年夫婦か!

オカンはどこでもかんでも
おっきな声で名前を呼ぶ
ほんまにやめてほしい

今わたし38歳
オカンが未亡人になった歳+1歳
40歳までは言われ続ける覚悟
「私はあんたの歳でひとりになったんやで!」
私も母になった
わたしは34歳で離婚
わたしの方が早い
いや、意味が違うか

2017年
びっくりするくらいバブルの名残を未だにもち続け、男は学歴・お金・高身長と聞かされ続けてきた
拒否反応から高卒・金ナシ・低身長を選ぶ
オカンに反抗目的で選んでたらそりゃあかん
もう自分の感覚を大事にする
出逢うかどうかは別として

オカンのなってほしい子ども像があったらしい
つい最近いつものように泣き切れながら断言された
「わたしは子どもに裏切られた」
こんなセリフ、今に始まったことじゃあない
小さい頃から苦痛も多かった
でもそこから感謝することがある
精神性に高みが増した

父親が亡くなってから心が荒れ、悪さをするようになった
中学3年の冬
オカンの仕事中に友達とちょびっと興味本位でお酒を飲んだんだったか?
かわいいもんだったからか、忘れた
気が狂ったように怒り、引っ越して転校させられた
中学3年の冬
あと1学期間
2ヵ月くらい行った学校の卒業式
思い出ないけど、泣いた

気が強いけど弱い
世話好きやけど恩着せがましい
悪口好きやけど人から聞くと相手をかばう
言葉よりお金
花より物
自分の子どもより他人の子ども
何しても自分の方がすごい

言葉にすると出るわ出る!
まだまだある
誰かマンガにかいてほしい

最近やっとオカンのいろいろに対して、分厚い免疫力がつき笑って流せるようになってきた
38歳、今
私の精神性がまたアップしたか

ありがとう

そんなオカンでも私のお母さん
・・・・・
やっぱりお母さんって響き好きやないな

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