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向け、気

■ぼくは超不器用だし基本的にポンコツ野郎なので、あらゆることの同時進行が全くできない、そのせいでこのブログも忘れていないのに全く書かずに4ヶ月が経過しました、みたいな状況になる、想像通りだ、でもいいんだ、これは本当にのろまなライフワークなんだから。最後に書き上げられたらそれでいいのだ。


—————————閑話休題—————————

ぼくはテレキャスターというギターが好きだ、知らない人はライブ写真を見てみてくれ、ぼくが持っている形のギターがそれです。どこが好きなんだ、と言われたら形だよ、なんかおしゃれなまな板みたいでかわいいじゃないか、あと角が一本なのが愛くるしいね、チューニングがずれやすいとか、音がやたらギャリギャリ言うとか、そんなのは些細な問題さ、そういうわけでぼくはテレキャスターしか持っていない、それに、なぜかテレキャスターという言葉がタイトルに入る楽曲はどれも名曲なのだ、そりゃそうだ、テレキャスターがこんなに最高なんだから!


と、いうことで終活クラブの最初の曲はテレキャスターって入るだけで最高なんだから三個入れちゃおう!という唐揚げハンバーグカレーの要領で「テレキャスター・テレキャスター・テレキャスター」にした。もちろん込めた思いはそれ以外にもあるのだけれど、語れば語るほどこういうのは野暮になるものだ、ただ前回までのブログにあるように(覚えてる人いるのかな)ゴリゴリのコロナ禍だったので、手拍子をメインに曲を書いた、そもそもぼくはそれまで、みんなで歌おうぜ!とかライブで盛り上がっちゃおう!!という曲を書いたことがなく、自分の内側を書き殴る手法しか持ち合わせていなかったので、手拍子をみんなでする、という時点でだいぶ発明で挑戦だったのだ、でも終活クラブという新しい最後の挑戦は、お客さんに巻き込まれてもらう形で進めたかったし、今の終活クラブもそれが基盤となっていると思う。楽器屋のバイトに出勤した石栗にテレキャスター・テレキャスター・テレキャスターって曲書いてさ〜、て伝えたら笑ってたので、いける!と謎の自信が湧いてきたのを覚えている。

そう、バンドを組んでライブが決まる前に通常やらなきゃいけないことがあるのだ、薄々気付いてます?なーんだ!


ピンポン!それは「演奏する曲を用意する」これです。ぼくたちにはまるで時間がなかったのだから、集中して5曲や6曲をひたすら練習しまくる、というのが適切でしょう、なのだけれど、ぼくのバカなところでね、この時点でテレキャスター・テレキャスター・テレキャスターすら書いていなかったので、少年あああああ名義のやつを三曲ぐらいやるとして、あとは書くので少々お待ちください、という感じで本当に計画性のないバンド活動の始め方をしたのでした。みんなはそんな始め方すんなよ!キツいぞ!

そして計画性がないついでにレコーディングも決めちゃいました、初ライブ前に、MVとか公開してさあ!初ライブで音源発売してさあ!ぶちかましてやろうよ!と思ったからだ、レコーディングはなるたけ費用を抑えるべくボーカルレコーディングとミックス(音をまぜて聴きやすくするやつ)以外自前でやることにした、メンバー全員からなけなしの3万円、計15万円をかき集めてね、懐かしい!


あとは別の理由として、締め切りを作りたかった、というのもあったよ、曲書かないとライブ通しての練習できないんだもん。


ここらは面白くないので省くけれど、終活クラブをはじめて1ヶ月くらいでなんとか三曲は書けた、すごすぎる、本当によくやったぞ、ぼく。バイト中こっそりスタジオの中で歌ったりしてた甲斐があったというもんよ。


さて、なんとか曲は間に合ったぞ、いまは結成から1ヶ月半ほど、滑り込みで迎えたレコーディングがどうだったかというと、


「地獄」


そりゃそうだ、イシダヒロキと羽茂さんはそもそも始めて1ヶ月半だったんだから。知った感じでレコーディングしていたが今思えば全然石栗とぼくも何もわかってなくてヤバかったし、終わったのが奇跡だったとしか言いようがない、いまでもやってくれてるエンジニアの漠さん、ミックス頑張ってくれて本当にありがとう。。。


付け焼き刃だけど船は漕ぎ出した、よろよろとしていたね、まあ今もあんまり変わらないかな、とも思う、思い出して文字にしていくと、歴史書とかそういう類でない愛しい歴史が、ぼくたちにもあるんだなあと思えてうれしい、これからもゆっくり書いていきたいと思う、それはもう、ゆっくり。。。


—————————閑話休題—————————

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