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名古屋グランパス戦レビュー   燃やした心

おはようございます。んー…悔しい敗戦…本当に悔しかったです。最近はどこか熱くなれない試合が続き我々のサッカーを目指す上でゴール目指せなかったり後ろ向きなプレーが目立ちました。でもこの試合は違った。熱く戦い随所にチャレンジが見られた。こーゆー試合は心に来るんですよね。こんだけ頑張ったのにって…

でも久しぶりに熱い気持ちにさせてくれました。応援したくなる試合でした。次こそ勝ちましょう。

名古屋グランパス予想スタメンとスタメン

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柿谷が今シーズン初スタメン。中谷がスタメンに復帰しました。そして右サイドバックには森下が入りましたね。個々の強さに加えて層も厚い。甲田のような若手も育っていてバランスがいいですね。とにかく速攻をやらせずに相手のプレスを回避していくことが重要でした。

湘南ベルマーレ予想スタメンとスタメン

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前節からの大きな変更として布陣を3412から3421に 変更しました。大橋を頂点にシャドーで瀬川とタリクを配置。ボランチには我らが10番山田直輝が戦列に復帰。左のCBには和成が入りました。ベンチには蓑田とウェリントンが入りまさに総力戦。コロナの影響で難しい状況が続きますが今いるメンバーで全力を出したいですね。

剥がす判断・繋がる山田直輝

プレビューでも言った通り名古屋はファストブレイク、いわゆる速攻の形を目指しています。湘南はその状況を見て空いている場所を的確についていきます。プレスを回避して湘南が攻め込みました。

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公式にも取り上げられたこのシーンは特に秀逸。まず各々のポジショニングがいいですね。和成は高い位置にいてやーまんと茨田は柿谷に被らない位置にいる。そして福島が開いた分こばしょーは前に。そしてこのシーンは判断も良かった。次のプレーのイメージを持ったことで大岩、茨田、福島、谷と素早く繋ぎプレスを避けていきます。そして谷からの一本で大橋に。ボランチまで 引きつけられた名古屋は大橋の落ちてくる動きに対応できず。最後はタリクが裏を取り瀬川が入ってきてシュートを打ちました。点こそ入りはしなかったものの各々が状況を見て判断をし良いポジションを取りチーム全体として意図したビルドアップでした。こういった動きが 随所に見られかつ自由に湘南の選手が動くので名古屋は捕まえづらかったと思います。そしてその起点になっていたのがやーまんです。

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この日慣れないボランチでの出場のはずが1番輝いていましたね。今までの湘南は判断が遅く次のイメージがないので詰まる、ミスが起きるといったことが多発していました。山田直輝は次を作ることに長けています。例えば茨田が出すところがないという時にスッと横でもらってあげる、ディフェンスが迷っていたら落ちてきて受けにくる、前線がサイドに追い込まれたら走ってコースを作ってあげる。さらに次へのイメージがあるので展開も速い。周りの選手は伸び伸びできたでしょうね。やーまんが時間とスペースを作ってくれる。これが全員できれば湘南は走ることをベースにした考えるチームになれるんじゃないかと思いました。今はそれができる選手が少ないのでやーまんの負担が大きくなってしまいますが。 前向きなチャレンジと良い判断ができたのは山田直輝の味方や次と繋がるプレーがあったからこそです。

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泥臭さと不運

序盤からハイプレスで試合を進める湘南。前線3枚がサイドバックまで追いボランチの2人が稲垣とレオシルバを常に監視。後ろもラインを高く設定し落ちてくる選手もスペースがなく名古屋は蹴ることも多くありました。その中で得たコーナーキック。茨田の素晴らしいボールに合わせたのは大橋!!!!!!!!!!!!!!  何度も言ってるんですけどやっぱり大橋が決めると嬉しいですね。なんというか頑張ってる人って報われないとおかしいじゃないですか。だからいつもチームのために動いている大橋が決めるのはめちゃくちゃ嬉しい。  常にひたむきに取り組んできた大橋。町野、瀬川と共にリーグ戦のスコアラーとなりました。ここからどんどん得点を量産してほしい!

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後半の入り。湘南の苦手な時間帯です。しっかり相手を見極めてセーフティに行かなければいけない時間。湘南は後ろを5枚、インサイドハーフがサイドに出て4枚となる541の陣形で名古屋の攻撃を耐えます。しかし不運なことにサイドを上がった森下のクロスが大岩にあたり軌道が変化、そのボールは福島に当たり無情にもボールはゴールへ。こればっかりは森下のボールを褒めるしかない。後ろは揃っていたし福島もクリアをしようと思いポジションを取った。福島はそのあとメンタルを引きずらずに身体を張ってくれました。湘南に加入したての福島ならここで後ろ向きなプレーが出てたなとふと思い出したんですよね。でも前向きに試合に集中した。素晴らしい成長です。福島にはこの不運を引きずらずこれからも前向きにプレーしてほしいなと思います。

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起点となる仙頭とエネルギー不足

山田直輝は味方を助け次と繋がる選手だと言いました。しかし名古屋にもそんな選手がいるんですよ。常に相手の嫌な位置に立ち味方に時間とスペースを与え次のイメージを持つ選手が。仙頭啓矢。今シーズン鳥栖より加入した選手です。

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左サイドにいた仙頭はこばしょーが基本見ていました。ですが後半に入るとピッチを自由に動きボールを引き出します。湘南としては移動した仙頭を誰が見るのかという問題が発生。間に入り次へのイメージを持つ仙頭が ボールを持つことで攻撃が活性化。止まっていた名古屋の攻撃が仙頭が動き、使うことで他の選手も動くんですよ。仙頭が中に入ったら代わりに柿谷は外に行く、裏を越えたら代わりに誰かが落ちるみたいな。この位置で動かれたことで湘南は下がるしかなかった。もっと強く当たってプレーを制限したかったのですが湘南にはエネルギーが足りなかったんです。

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名古屋はサイドに振って湘南の後ろ5枚をズラそうと試みます。上手く耐えていた湘南ですが時間が進むにつれて深刻になる問題が。体力的にキツくなってくるんですよ。サイドに振るのでそこの守備はウィングバックと シャドーの2人で追い込まなければいけません。しかしそこに入っているのは前半から走り回った瀬川、さらに交代で入ったのはルーキーでストライカータイプである鈴木章斗です。広教はマテウスの対応の後に相馬と満身創痍。徐々にサイドに振られて個人勝負で負けるシーンも目立ってきました。迎えたアディショナルタイム。 広教の裏を相馬がつき接触。DOGSOで退場。    厳しい判定だと思いました。必死に耐えたものが流れからではなくPKで崩れてしまった。判定どうこうというよりここまで頑張った選手たちが報われないのが何よりも悔しかった。久しぶりにこんな悔しい試合でした。

まとめ

今やれる最大限のことはやったと思います。各々が判断できていましたしチャレンジもあった。体力的な問題や守備でどのような判断をしていくかは今後の課題としてやっていきましょう。やり続けるしかない。

と、同時にやり切れない気持ちもあります。福島のことだったり章斗に厳しい役割を与えてしまったり疲れていても交代できなかったりPKだったり…仕方のないことが沢山あって。きっと自分の応援と徳を積むのが足りなかったんです。だから次はしっかり応援して後押しをしたい。ジュビロ磐田戦。全員で勝ちましょう。

引用リンク

https://www.bellmare.co.jp/wp-content/uploads/2022/04/220406_sb157.jpg

公式サイト


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