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ストライカーとは

こんにちは。凍結から見事復活を果たしました。
久しぶりのnoteです。今回はFC東京戦で議論になった 場面を対話形式で話していきたいと思います。    こんな風に1つのシーンが議論の中心になるのは良いことですね。ただ応援するのも面白いですがより深く見るのもまたサッカーの楽しみ方の1つですからね。

Twitterに認められたのでこれからは堂々と14歳のアイドルを推していけます。

ここから先はこんな感じで対話形式となっております
友→友人
か→かねしゅー君

議論となった場面

友「おーいFC東京戦は全部見た?」

か「もちろん見たさ。小学生の試合が終わってから。」

友「あぁそういえばコーチをやっていたな。それで試合の感想は?」

か「そうだな…非常にお互いアグレッシブでお祭り感の強い試合になったんじゃないかと思うよ。」

友「なるほど。それでこの試合で結構議論になったシーンがあったんだがどこか分かるかい?」

か「議論になった場面?ちょっと見せてくれ。」

友「90+5分。ほぼラストプレーでの鈴木章斗のプレーだ。ここでシュートを打つか周りを使うかという議論なんだが…どう思う?」

か「ほう。非常に興味深い話題じゃないか。僕はこの状況だと周りを使うかな。その方が可能性が高い。」  

友「でもFWだろう?シュートを打ってなんぼじゃないか。この積極性が大事だろうよ。」

か「議論の焦点はそこだな。とりあえず山口監督のコメントを見てみようか。」

山口監督の見解

最後のカウンターの場面で鈴木章斗選手がパスを選択せずに自分でシュート打ったが、パスを出していたほうが勝点3を得られていたかもしれない。ストライカーとして必要な姿勢とも言えるがあの場面をどう振り返るか?

まさしく、その場面を選手には伝えました。というのも同じような状況が3試合くらい続いていて、勝つための選択をできる選手になってほしいということ。自分が生き残るためにはそういう選択をできる選手にならないといけないし、
チームを勝たせるためにはまた別の選択をしなければいけないというなかで、試合でああいうことが起きました。
終わって話したのは、同じことを何度も繰り返すなと。厳しいような言い方ですけど状況は多分見えていたと思いますし、質問にあるように彼が上に行くために打ちきったことを褒めてあげたいというのは、特に日本ではあると思うんですけど、全くそうは思わない。決断は尊重しますし、打ったことに彼に後悔はないと思いますが、起こった結果というものを向き合ってほしいなと思います。もっと確率が高いところを選べなかったのかというのは3回くらい続いたので、一つ学びとして覚えてほしいなというところで多少厳しい言い方にはなりましたけれども、一つポイントとして伝えました。

湘南ベルマーレ公式サイトより引用

か「まず山口監督がここまで話すのが珍しい。試合に向かって何をするかが明確にあってそれができたかできてないかだけをいつもコメントでは言っていた。」

友「確かにワンシーンだけを切り抜いて話すのは珍しいかもな。」

か「それだけこのシーンがブレちゃいけないシーンだったんだろうな。」

友「山口監督的にもここは確率の高い選択をしてほしかったということか。」

か「だって1人で運んだ後のミドルシュートとペナルティエリアで待ってる町野とだったら後者の方が点が入りやすそうだろ?」

友「あぁ。理屈は分かる。でもここでパスを選択するのはFWなのか?エゴを出すべきじゃないのか?」

か「山口監督が言いたいのはパスかシュートかみたいな話じゃないと思うぜ。もう少しコメントを見よう。」

もちろんシュートを打つことが悪いとは思わないですし、それはどんなプレーでもそうですけどベストな選択というものがあるなかで、選手の判断が遅れたり早くなったり、見えなかったりミスしたりというのがサッカー。一つそれで彼が何を学んでいるのか3回目で同じことを繰り返したというのは、まだまだだと思いますし勝たせる選手になるためにはそういうところを覚えてほしいなと思います。

それが若いからとかそういうことではないですし、ストライカーだからとかそういうことではなくて、サッカーとして数的優位のところをどう考えるかというのは本当に日本の大きなテーマだと思います。

湘南ベルマーレ公式サイトより引用

か「山口監督は数的優位をどう捉えるか、つまりシュートやパスの問題ではなく考え方の問題だと言っているんだ。実際章斗はルヴァンカップ川崎戦、清水戦と同じようなシーンでミドルシュートを外している。」

友「つまり勝つために得点の確率の高いプレーをする。数的優位は得点の確率を高める場面を作り出すことができる。章斗はそんな状況で確率の低いプレーをしてしまったということだね。」

か「あぁ。この位置からのミドル、ましてやスウォビクからは中々決められない。」

友「じゃあパスを出すのが正解だったのか?」

か「俺はそーゆー話じゃないと思うんだよね。例えば 3対2の状況だとして相手が来なかったら点の取れる位置まで運べるだろ?もし来たらより確率の高い選手が空く。数的優位ってのはそーゆーもんだと思うんだよ。」

か「人数で負けてる分相手はどうしたって後手に回る。相手と駆け引きして逆を取れば決定機なんだ。これを踏まえれば自分が空いてるからとか打ちたいからで確率の低いシュートを打つのはエゴじゃなくて自分本位な選択なんじゃないかと僕は思ってしまうな。」

友「言ってることは分かる。でもそれは結果論だろ? 章斗のシュートが入っていたら何も言わないんじゃないか?パスを出して外すかもしれないじゃないか!」  

か「あぁ、そうかもしれない。ただシュートが入っていればってのも結果論だろ?実際に3回同じシーンがあって外している。山口監督は勝った清水戦に対しても言っているんだ。勝つため、5位に行くために勝つ確率を上げていく。そのための選択という話だと思うぜ。」

友「大分捻くれた捉え方だな。」

か「褒めてる?それが取り柄なもんで。」

友「でもなんとなく理解できたよ。シュートがパスかではなく考え方やサッカーの捉え方なんだな。」

か「山口監督が日本のテーマと言っているしね。   サッカーというゲームをどう捉えるか。簡単に点が取れるならそれが1番良い選択。ストライカーはそうあるべきだと思う。次はストライカーについて考えてみよう。」


ストライカーたちの選択

https://twitter.com/bellmare_staff/status/1644975116600893440?s=46&t=9a2FsaG0OB0wj49WBzccgg

か「これはタリクのゴールシーンだ。高い位置で引っかけてから町野、阿部ちゃんと繋いでゴールを奪っている。ここで注目したいのはストライカー町野の選択。」

友「フリーだけど無理に打たずに広く空いてる方を選択しているな。」

か「そういうこと。合理的。相手の意識を自分に集めて広い方を使う。サイドに意識が向いたらもうタリクのことなんてディフェンスは追えない。」

友「阿部ちゃんのクロスの技術もあるけどディフェンスが揃っていても崩せているね。現代のサッカーは相手と味方の状況の中から最適なプレーを選択しなきゃいけないのか。」

か「章斗のシーンの時に1番確率の高い位置にいたのが 町野ってのも中々面白いよね。さぁ次は今世界で1番優秀なストライカーだ。」

友「凄いな。怪物だ。」

か「あぁ、でも屈強なフィジカルやスピードが注目されるが彼のゴールはワンタッチが多い。」

友「確かにもっとド派手なゴールを予想していたよ。」

か「もちろんド派手なのもあるけどね。彼がゴールを取れる理由は合理的な部分にあると思ってる。」

友「というと?」

か「ワンタッチでのゴールが多いということは常にゴールが狙える位置にいるということ。相手、味方の状況を見てゴールの確率が高い位置に入る。それだけなんだよね。そこに入るためにフィジカルやスピードを活かす。自分の武器を見せるためではなくあくまでも手段としてゴールを取っているんだ。」

友「ブルーロックみたいな話だな。」

か「俺はやっぱ潔が好きだな。」

友「今1番評価されてるストライカーがこうなら今後活躍していくためには合理的な選択も必要なんだな。」

か「ハーランドは無理なら他に任せるしね。ヤバいと思って寄せたら他のやつが空く。マンチェスターシティは手がつけられないチームになってる。」

友「どうせ強いんだからタリクにハーランドを連れてきてもらおう。」

まとめ

か「面白い話題だったな。自分も改めてサッカーというゲームを考えさせられたよ。」

友「かなり深い議論になったな。」

か「章斗は技術もあって得点パターンも豊富だ。湘南のストライカーになってほしいと思ってる。今後評価されていくために、活躍していくためにも山口監督に言われたことを活かしてほしいな。」

友「サッカーの本質というかゲームに対する考え方か。俺が思っている以上に山口監督は凄いんだなぁ。

か「山口監督だけじゃなくて相手のアルベル監督のコメントも中々深かったぜ。お互い試合内容というかサッカーに対しての考え方が見えるようなコメントだった。」

友「それを含めても面白いゲームだったな。ところでこの試合のMVPを決めるとしたら誰だ?」

か「水を飲んでいたら試合が始まっていて急いで戻る タリクエルユヌシだ。異論は認めん。」

友「#タリクカワイイ」


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