見出し画像

大分トリニータ戦レビュー     納得して進むこと

こんばんわ。大分トリニータとの残留争い直接対決は 湘南の完敗に終わりました。なんとも言えない気持ちですが下を向いている暇はありませんね。

山口さんの船出はお世辞にも良いとは言えませんでしたがこの結果を納得して進まなければ転覆してしまう。 そのために反省ですね。

大分トリニータ予想スタメンとスタメン

画像1

画像2

フォーメーションは3421でしたね。梅崎と坂はベンチ外となりました。羽田をボランチにしているので高さの補填と守備力の強化がスタメンから見て取れます。初めから引き気味でいく予定だったのでしょう。渡邉と小林という機動力のある選手でボールを回収するという狙いも見えましたね。

湘南ベルマーレ予想スタメンとスタメン

画像3

画像4

山口さんの初戦でしたがスタメンは大きく変わらず。 目立つ変更点と言えばオリベイラとジュニオールが入ったぐらいですね。出場機会の無い選手たちにもチャンスが巡ってくると思うのでそのチャンスを活かして頑張ってほしいと思います。

広がる選択肢と取るバランス

浮嶋さんとの違いですね。明らかに選択肢が増えました。1人が裏抜けすれば1人が落ちてくる。その繰り返しでスペースを作りながら打開をしてきましたね。なので引いた相手に対しても決定機に繋げることができたんですよ。14分と22分のシーンが顕著でしたね。

画像5

タリクが裏を取り相手のラインを変形させます。そしてそこの手前に作ったスペースを茨田が入ってきてシュートにはやーまんが向かうというシーンでした。今までならやーまんはタリクのフォローに行き相手に捕まりやすかった。ボールと良い意味で関わらずに動くことでその動きを繋げられる茨田が入りスムーズにシュートまで行くことができた。引いた相手を崩すことができたんですよね。タリクやボールの行方やラインが気になりそこから消えたやーまんを捕まえられない。イメージの共有と動きの多彩さと量が増えたことで格段に選択肢が増えたので攻撃にバリエーションが増えました。でも人は急に変わるものにいきなり対応できないんですよ。どこかでバランスが崩れる。

画像6

この試合でアンバランスだった点が1つ。タリクの移動が多くウェリントンが上手く動けてないんですよね。 なのでフリーにならないし捕まりやすく落としも上手くいかないんです。これは理解度の差で湘南は全員が先ほど説明した動きができないとバランスが崩れます。  個人技では他のチームで劣るので無理が効かないから。その結果右側にいるウェリントンの動きの分を増やすために広教が高い位置に、こばしょーは5バックとの守備を兼任しながら、茨田はその全体のバランスを取ることによりプレスがかけられず。これは逆サイドにまで響きビルドアップで広教がいないので高橋諒が下がって4バックのような形になったんですよね。徐々に弱点が見え始めましたね。

画像7

まさか片野坂

そしてその弱点が見えたら相手は片野坂監督。そこを見逃す人ではありません。とりあえず左サイドは高橋諒が下がっていることから外に人数で追い込めるので奪える位置を定めます。そして上がっている右サイドの裏や 広教の位置に長沢を持ってくることで起点を作りました。ここで大分が優位に。長いボールでの陣地回復を織り交ぜて湘南の体力を削ぎ引いてチャンスを伺う元々の作戦もあり湘南はプレスの連動性が失われます。ここで大分の繋ぎがようやく活きはじめるんですよ。サイドに展開して剥がされインサイドハーフが出れない三竿の位置まで展開。長いボールでコンパクトな湘南の陣形を崩しセカンドを拾えない状態に。あっけなくこぼれ球を拾われて小出に決められ先制を許します。高橋諒が下がりきってしまいセカンドの反応が遅れましたね。片野坂監督によりあっという間にうちは崩されてしまった。こぼれ球の回収やプレスなら我々が優位を取れてたはずなのに自分たちのアンバランスさを突かれただけでここまで崩れちゃうのがサッカーです。

画像8

変わらない

ここからは想像通りというかいつもの湘南でした。失点シーンは相手の狙いを出されたものの杉岡は追いついてましたし個人の能力で封じられるシーンでもありました。だからこそ切り替えが大事だった。しかし焦りが募ったのか動きが合わずどんどん止まるシーンが増えてきます。なんとか連動させようと大橋を入れますがチームで理解度の高い茨田とこばしょーの負担を前半増やしたことにより交代することに。まだまだ立ち位置や動き方はじっくりやっていかなきゃいけない選手も多く上手く噛み合わないシーンはどんどん増えてきます。前に送りたいのに動かないから、考えられないから前があかない。蹴るしかない。ウェリントンがいなくなり相手の身長の高い選手に跳ね返され続けてプレスはもうかけられない。完全に目的を失い混乱に陥った湘南はトドメにその混乱を象徴するかのようなカウンターを伊佐に喰らって完敗。ちょっとショックでしたね。

画像9

理想的

ここまでの話で浮嶋さんと山口さんの違いを話すと浮嶋さんはかなり現実的な人だったのかなと思います。元々走力に自信のあったプレスを軸に試合を優位に進めて立ち位置などを気にしながらもプレスの回避をしやすいサイドに逃げてウェリントンはクロスに専念させた。徐々に動きの工夫を増やしてゴールに迫っていっていたので段階が見やすく理解できるんですよね。それが遅いと判断して山口さんに交代したのだと思います。なので山口さんは理想的。我々サポーターと考え方は近い。ゴールに迫り追い越していくような形が見えたので手応えはあったと思います。ですがそれをするためにはどこかアンバランスな部分があり上手くいかなくなると湘南の悪さが出て全てが崩れる。中で修正できないメンタルなんですよね〜。質問でグロい試合だったという質問を頂いたのですがこれが理由だと思います。理想を追い求めるから辻褄が合わないとこが出てくるんですよ。

画像10

まとめ

こーゆー試合の流れを考えるのが好きなので話しましたがサポーターとしては腹を括っています。理想を追い求めて湘南のサッカーが発展すればいち早く上を目指せますしね。

これをするにはリスクが高すぎるしシーズン途中でやるべきじゃないし山口さんは監督の経験が少なく試合の中での対応などは未経験であることなどを含めて色々言いたいことはありますが言っても変わらないですからね。腹括ってシーズン終了まで応援します。

それじゃあまた次の試合で

画像11

引用リンク

公式サイト



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?