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Perfume COSTUME MUSEUMが本当に素晴らしかった、という話
兵庫県神戸市中央区の兵庫県立美術館にて9月9日から開催中のPerfume COSTUME MUSEUM(以後、適宜「衣装展」と称する)を鑑賞してきた。
とにかく素晴らしかった、その一言に尽きる。
世界を舞台に第一線で活躍を続けるPerfume。ときに数万人の観衆の前に立つ、あ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人に寄り添い、たくさんの挑戦や喜びをともにしてきたのが、美しく独創的な衣装の数々です。
本展は、『Perfume COSTUME BOOK 2005-2020』(文化出版局、2020年)を起点に、厳選した約170着の衣装を展示する初めての大規模衣装展です。メジャーデビュー以降の衣装を時系列でたどり、3人のメンバーがこの展覧会のために特別に選んだ衣装も展示します。さらに、初公開となる型紙やデザインの発想源を示す制作資料を紹介します。これまで大切に保管されてきたコスチュームから、Perfumeの魅力をひもとく展覧会です。
( https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_2309/ )
同展覧会は今後全国各地を巡回するとアナウンスされているが、神戸で開催されている展覧会が最大規模になるとも言われている。ならばこの機会を逃さず観に行くしかないと思い、神戸へ向かった。
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まず立ち寄ったのは三宮。
駅近くの神戸三宮センター街に衣装展の大きなバナーが掲示されているとのことで、向かってみた。
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このバナー、会期末まで掲示されてるとのこと。
バナーを見たあとは、会場最寄りの岩屋駅まで阪神電車で移動。
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(画像は一部モザイク処理済み)
神戸三宮駅からは数分で岩屋駅に。
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駅を降りてしばらく歩くと、すぐに美術館が見える。近い!
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日本を代表する建築家、安藤忠雄氏の設計による美術館には見どころがいっぱいです。
(中略)
美術作品の展示だけでなくさまざまな芸術の融合の場として設計されたこの建物は、単純明快な構成の中での複雑多様な空間体験を実現しています。
(中略)
さらに目の前に広がる海とこの巨大迷路のような建物が一体となり様々な光の変化を演出します。
訪れる時間や季節によって様々に変化する美術館、迷うことも不便さもまた変化していくこの美術館建築の仕掛けを見つける楽しさなのです。
( https://www.artm.pref.hyogo.jp/access/archtect/index.html )
確かに展示室までのルートは複雑で迷路のようだった。順路の案内がなければ間違いなく迷子になる。
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しかしそんな迷路を抜けて展示室に入れば、そこはまさしくPerfumeワールド。3人が実際に袖を通し(袖なしの衣装もあるじゃん、とかいうツッコミはナシでw)、ステージに立ったあの衣装が目の前にある。
展示室に入ってすぐのところに図録と鑑賞ガイドが置いてある。忘れずに持ち帰りたい。
服飾には疎い筆者であるが、衣装の縫製の細やかさ(精度とでも言うべきか)がよくわかる。その圧倒的なクオリティが素晴らしい。
そして、ごく一部の展示に限られるとはいえ、展示されている衣装の撮影が可能なのがありがたい。
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衣装の展示にあたっては、普段からPerfumeの衣装に携わるスタッフも参加しているという。もはや単なる展示ではない。その衣装が持つポテンシャルは最大限に引き出され、ライブと同等の緊張感が伝わる。臨場感が醸し出される。
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会場内では服飾関連の仕事に従事していると思われる方や、服飾を専攻してると思われる方を目撃した。分厚いノートに一所懸命にメモやスケッチを書き込んでいた。そんな方々にとってはPerfumeの衣装はこれ以上ない最高の作品なのかも知れない。
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メンバーお気に入りの衣装にはメンバー自身による解説もある。衣装のチョイスや解説も三者三様。
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前述の通り、撮影可能な衣装は限られており、ここですべてを紹介することはできない。それ故この衣装展がどれほどに素晴らしいものか伝えるのにも限界がある。しかし遠方からでも足を運んで鑑賞する価値は十分にある。万障繰り合わせて神戸へ行くことをおすすめしたい。それほどに素晴らしかった。
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正直に話そう。実は衣装の展示で満足しきってしまい、このサイン入りボードの存在をすっかり忘れたまま美術館をあとにしようとした。美術館の係員に「こちらにPerfumeさんのサイン入りのボードが…」と促されてようやくボードの存在を思い出した次第だ。
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兵庫県立美術館を代表する作品にも出会えた。
普段、美術や芸術とは無縁の生活をしている筆者ではあるが、こうやって何かのきっかけで美術館に来るのも悪くないな、と感じた。
日帰りで何かと慌ただしい遠征であった。
今度は1泊してゆっくりと神戸を堪能したい。
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