加山雄三さん
昨日買った物の製造元を何気なく見たら、「神奈川県厚木市…」って書いてあって、「厚木だ!」と思って嬉しかった!
湘南地域の地名だけで、数時間全力で頑張れそうな元気が湧いてくるめでたい人間がここにいる(笑)
先月28日から、JR相模線の茅ケ崎駅の発車メロディーが、地元出身の加山雄三さんの代表曲「海 その愛」に変わったらしい。
これまでは誰かの歌ではなくて、オリジナルのメロディーだった。
東海道線の茅ケ崎駅では、サザンオールスターズの「希望の轍」を使ってて、私はこの歌も好きなんだけど、加山雄三さんの歌も発車メロディーになって嬉しく思う。
私が小さい時、生まれて初めて会った湘南人が加山雄三さんだった。
身内に加山雄三さんをとても好きな人がいて、普段から「加山雄三さんは茅ケ崎の人だよ」とか「こんな歌を歌ってるんだよ」とかいろいろ話には聞いてたけど、いざ目の前に加山雄三さんがいると、その大きさ…実際の体の大きさだけじゃなくて、存在の大きさに圧倒された。
私は確か、まず挨拶をしたと思う。
加山雄三さんはとてもにこやかに握手をしてくれた。
握った手を上下に何回も振って、ずっと笑顔でいてくれた。
そんなに長い時間じゃなかったけど、今でもその時のことを思い出せるくらい、大切な思い出になってる。
本当にすごい人は、どんなに有名でも偉そうにしてないんだなと思ったし、初めて会った湘南人が優しい人で良かったなと今も感謝してる。
今回発車メロディーになった「海 その愛」は、Jリーグではベルマーレではなく長崎さんのチャントになってる(長崎も海がきれいな町だから似合うと思う)。
今はコロナ禍でなかなかチャントを聴く機会もないけど、コロナ禍前はその長崎さんのチャントを聴くたびに、加山雄三さんと会った時のことを思い出してた。
今は湘南は行くんじゃなくて“帰る”場所になって、すっかり地元と同じ町になってるけど、加山雄三さんの歌を聴くと、まだ見ぬ時から私にとって湘南は特別な場所だったんだなと初心に帰るような気持ちになる。
私は、有名人だからというだけで、尊敬したり憧れたりすることはない。
有名になるくらいまで一つのことを極めたのは確かにすごいと思う。
でも、人格や人間性の面で共感したり、自分もそうなりたいと思えなければ、その人を応援する人をもちろん否定はしないけど、私自身がそこまで惹かれることはない。
加山雄三さんは、有名だからすごいんじゃなくて、初めて会った、ほんの子どもの私にでも、笑顔で優しくしてくれたから、私にとってすごい人だし、影響を受けた人の一人。
コロナが落ち着いたら、茅ケ崎に発車メロディーを聴きに行きたい。
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