2024-10-21【Moderna】
モデルナ社がアイパークへやってきます。ステファン・バンセル最高経営責任者（CEO）は先週の記者会見で、アイパークに新しいmRNA製造施設を建設する計画を明らかにしました。神奈川県知事、藤沢市長、厚生労働省や経済産業省の課長、田辺三菱製薬（ワクチンのコ・プロモーションで提携）など関係企業の幹部など、多くの関係者が招かれ、アイパークで世界的製薬企業による製造拠点の設立を祝いました。このプロジェクトは、日本政府による国産ワクチン生産能力強化の一環として、経済産業省から資金援助を受ける予定です。
コロナパンデミックという厳しい時代を経て、わたしたち皆がワクチンや医薬品の開発・生産・供給体制が私たちの生存に不可欠であることが身に染みたことと思います。そしてワクチンは、mRNA技術という新しい手法の応用により開発期間が大幅に短縮されたため、今回発生からわずか1年で私たちに希望をもたらしてくれました。しかし、日本では開発が遅れ、供給も不安定な輸入に頼っていたため、「ワクチンロス」の声が大きくなっていました。そこで、国家戦略としてワクチン生産体制強化のための製造拠点整備事業、いわゆるデュアルユース拠点整備事業が創設されました。私はパネルディスカッションのモデレーターを務め、このプロジェクトの成果としてのモデルナ社誘致が日本の医療と経済に与える影響について登壇者と語りあいました。
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