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もう一度時間を動かす時。 vs仙台A

第36節 VS ベガルタ仙台

「絶対に負けられない戦いがそこにはある」

もしもこの言葉を湘南ベルマーレに当てはめるのならこの試合であっただろう。

負けられない以上に勝たないといけない試合。

多くの湘南ファンがワクワクとドキドキで迎えただろう。

■スターティングメンバー

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山口監督になってメンバーをある程度固定する中で高橋→畑、石原広→舘、2トップはタリクとウェリントン。個人的には畑vs真瀬は注目の楽しみに。タリクは山口監督になってから、元々持っている守備の順応性、オフザボールの上手さといった良さがでている気がする。ウェリントンを先発に持ってきたのは間違いなく先制点を奪いにいく姿勢を示したのだろう。

■試合展開

開始後感じたのは力の差が確かにあること。山口監督が積み上げてきたポジショナルプレーによってインサイド2人を中心に相手DFが惑わされているのを感じた。早い段階で先制点を取ったプレーもツートップより前にインサイドの平岡、茨田が位置し、完全に相手ボラがDFラインに吸収されている。驚くべきは畑のクロスにもかかわらず岡本がこの位置にいること。最後のウェリントンはあくまで結果であるが、さすがとしか言いようがない。

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余談であるが平岡大陽というプレイヤーの凄さは受けの位置と前を向く力。中々10代でここまでやれる選手いないだろう。田中聡に関しては失わない力と縦につけるパススピード。頼もしい10代だ。

前半終盤から持たせている展開ながらも若干不安な時間が続く。ウェリントンのところでずれている感覚があったが、山口監督は動かない。今思えば苦しい時間だからこそのウェリントン、もう一点を取る気持ちを残しつつ時間を進めたのだろう。

監督批判ではなく、チョウさんの時も敏さんの時も選手交代には若干の違和感があった。しかし、山口監督の交代はいつも驚かされる。後半28分の3枚替えは痺れた。山本→大野はカードを意識してだろうが、2トップ交代は守備の整理とショートカウンターで点取るぞの合図。その直後の岡本のゴールは選手交代を選手が理解し体現したゴールであっただろう。

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にしても直輝いい顔してる。来年も10番つけて平塚のピッチに立ってくれ。

エルゴラッソの記したようにまさに「完璧な試合」。

他会場の結果で徳島も清水も勝利した。横目で徳島vsFC東京、試合後に清水vs広島を見たが、試合結果は妥当だ。徳島は強い。

SNSでも見かけるし、湘南ファンの心に残る2019年のプレーオフ。

あの時感じたやるせなさと悔しさ。昨年最下位にも関わらず降格がない年に救われて、今年の順位予想では誰もが降格圏内に予想した。それでも僕らは湘南ベルマーレを信じた。

2019年8月、何を信じていいかわからなくなったあの日。

2019年12月、胸をはれなかった残留。

2020年12月、それでもこのチームを信じると決めた日。

2021年9月、敏さんありがとう。あなたへ本当に感謝する日はもう少し後で。

この全てを回収するのが11月27日vs 徳島だ。

自分たちの手で証明しよう。そして、もう一度時間を動かそう。

残留決めた上で、京都の昇格を見届けてやろう。

そして、来年絶対に。。。

大丈夫さ。

「俺たちは強い!」

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