Shomin Shinkai

小説を楽しんで頑張って書いている者です!旅行記や短編小説をコツコツと投稿中

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マガジン

  • 中国への旅行その②

    再び中国へ 合肥、南京、蘇州、杭州、上海 盛りだくさん

  • 春の沖縄いいね!

    沖縄に行くなら春でしょ! その理由が詰まった旅行記です。

  • 中国旅行楽しい①

    初めて中国旅行に行った時のお話!

  • 短編小説集

    短編小説大集結 すぐ読めるものばかりなのでぜひ

  • 小説『サークルアンドエコー』

    近未来のヒューマンドラマ 「輪廻から抜け出さないと、私たちは生きたまま死んでしまう」

記事一覧

100%の幸せな人生

よく聞く話です。 今月は好きなアーティストのライブがあるから、それまで嫌な仕事も嫌な人間関係も耐えられる、と。 よく聞く話です。 好きなアーティストのライブがあ…

Shomin Shinkai
4時間前
3

小説感想『亀と観覧車』

ネタバレ気にせず 全てが繋がる感覚って、気持ちいいですよね。 全てが繋がる感覚というのは、例えばミステリー。犯人がわかった瞬間に、だからこいつはこの時こういう行…

1

頭をぶつけて馬鹿になる

仕事中に、棚の角に頭をぶつけてしまいました。 最初に言っておきますが、大事には至っておりません。大事には至ってはいないからこそ、大事に至ったかのように書くことを…

1

映画感想『MEG ザ・モンスター』

ジェイソンステイサムとサメが戦うバカ映画です。 ネタバレ気にせず と思いきや、個人的にはステイサムさんが控えめで驚きました。 どちらかというとチームもので、皆で…

6

籠の中の生活

最近、幼稚園児なのか保育園児なのかはわかりませんが、とにかくスモッグを羽織って赤や黄色の帽子を被った豆粒みたいな子どもたちが、先生に連れられて散歩に出かけている…

4

映画感想『トランスフォーマー/ビースト覚醒』

ネタバレありです。 過去のトランスフォーマー作品は、観たけれどほとんど覚えていない奴がレビューしてることをご了承下さい。 面白かったですね。歳を取って節々が痛く…

1

映画感想『シティーハンター』

ネットフリックスで配信が始まりました、鈴木亮平さん主演の実写版シティーハンターの感想です。 ネタバレ気にせず。 驚きました。面白くて。 原作は未読で、正直何もわ…

5

小説感想『雲上的少女』

ネタバレありです 中国の作家、夏伊が16歳に書いた、北京の学校に通う少女の恋愛を描いた物語です。 共感と、別離.... ・共感 序盤から中盤までは、共感の嵐でした。日…

2

(また散歩)映画を観に行っただけなのに③

あらすじ デブとサイコパスという友人と一緒に映画鑑賞に赴き、その後紆余曲折ありながらも念願のすき家を食べることに成功した我々だったが、サイコパスが家まで歩いて帰…

7

(また散歩)映画を観に行っただけなのに②

前回のあらすじ。 デブとサイコパスという二人の友人と共に、映画を観に行った後に牛丼を食べようとしたところ、サイコパスに騙されて、1.6キロ先にあるすき家まで歩かされ…

4

(また散歩)映画を観に行っただけなのに①

デブとサイコパスという友人がいます。デブは思いの外真面目に会社の研修に励み、サイコパスは案の定絶望的な学生生活を送っています。 そんな二人と久々に予定を合わせて…

Shomin Shinkai
10日前
4

映画感想『メメント』

現在、日本のいくつかの映画館で、クリストファー・ノーランが世間に名を轟かせた『メメント』がリバイバル上映をしています。 映画館がコナンで盛り上がっている最中、コ…

Shomin Shinkai
11日前
7

ついにコナンを観に行った②

 僕はやっぱり平次がこの映画の魅力を担っていると思いました。 ネタバレあり。 今回の物語は、血縁や歴史に縛られた物語でした。全員名前をすっかりと忘れてしまいまし…

Shomin Shinkai
12日前
6

ついにコナンを観に行った

やりました。ついに劇場版名探偵コナンを観にいくことに成功しました。公開から早一ヶ月。公開初日に行くのを躊躇い、GWの繁忙期に行くのを諦めたクズに僕が、ついに静かな…

Shomin Shinkai
13日前
6

映画感想『ベイビーわるきゅーれ』

殺し屋という存在に対して、普通の人間ではないという印象を持っています。 なにせ、同じ種族を殺すことを、恨みとか怒りではなく、仕事としてやっている人たちですから、…

Shomin Shinkai
13日前
4

友人がnoteを初めて投稿しました

僕の友人にサイコパスという人間がいます。名前から想像できるように、常人の皮を被った狂人です。 彼は毎日を憂いています。大学院での研究は進む気配を見せず、教授から…

Shomin Shinkai
2週間前
6
100%の幸せな人生

100%の幸せな人生

よく聞く話です。

今月は好きなアーティストのライブがあるから、それまで嫌な仕事も嫌な人間関係も耐えられる、と。

よく聞く話です。

好きなアーティストのライブがあるけれど、それまであと〇〇日仕事と人間関係に耐えないといけない。

前者は楽観的
後者は悲観的

と分類されるでしょうか。

しかし、前者は自分を奮い立たせているだけで、仕事は嫌で、人間関係も解決できずにうんざりだ、ということを強調し

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小説感想『亀と観覧車』

小説感想『亀と観覧車』

ネタバレ気にせず

全てが繋がる感覚って、気持ちいいですよね。

全てが繋がる感覚というのは、例えばミステリー。犯人がわかった瞬間に、だからこいつはこの時こういう行動をとっていたんだ、と一気に一本の道ができてすっきりします。

この小説はミステリーではありません。むしろ全く逆の、僕の感覚では純文学寄りです。

ですが、最後まで読んだ時。正確には最後から数ページ前に差し掛かった時、僕は全てが繋がる感

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頭をぶつけて馬鹿になる

頭をぶつけて馬鹿になる

仕事中に、棚の角に頭をぶつけてしまいました。

最初に言っておきますが、大事には至っておりません。大事には至ってはいないからこそ、大事に至ったかのように書くことをご了承下さい。

私が所属している会社は、なんだかやけに狭い場所があり、慣れていない僕は、それかどんくさい僕はよく体をぶつけます。
特にぶつけるのは腰ですね。腰の高さに丁度棚のでっぱりがあり、スピーディに通り抜けようとすると、絶対に腰に打

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映画感想『MEG ザ・モンスター』

映画感想『MEG ザ・モンスター』

ジェイソンステイサムとサメが戦うバカ映画です。

ネタバレ気にせず

と思いきや、個人的にはステイサムさんが控えめで驚きました。

どちらかというとチームもので、皆でサメを倒そうという仲良しこよしの映画でした。

人間的に終わっている人はほとんどいません。研究所の出資者だけは少し金に目が眩んでいましたが、道徳的にそこまで外れているわけではなく、常識の範疇で動いていました。皆が自分本位の行動に走るこ

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籠の中の生活

籠の中の生活

最近、幼稚園児なのか保育園児なのかはわかりませんが、とにかくスモッグを羽織って赤や黄色の帽子を被った豆粒みたいな子どもたちが、先生に連れられて散歩に出かけている光景を見ることがあります。

春ですね。

しかし子どもたちは、歩いているのではなく、車輪のついた籠の中に入って、先生らが籠を押しているのです。それを果たして散歩というのかどうかは置いておいて、イメージとしては体育館でバスケットボールやバレ

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映画感想『トランスフォーマー/ビースト覚醒』

映画感想『トランスフォーマー/ビースト覚醒』

ネタバレありです。

過去のトランスフォーマー作品は、観たけれどほとんど覚えていない奴がレビューしてることをご了承下さい。

面白かったですね。歳を取って節々が痛くなっても、車がロボットに変形していく様は単純に興奮します。子供に戻してくれます。

昔の記憶よりも、当然ぬるぬると変形が進んでいき、変形パターンも多様で、飽きずに何百回でも見れるクオリティに仕上がっていたと思います。

見方を変えれば、

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映画感想『シティーハンター』

映画感想『シティーハンター』

ネットフリックスで配信が始まりました、鈴木亮平さん主演の実写版シティーハンターの感想です。

ネタバレ気にせず。

驚きました。面白くて。

原作は未読で、正直何もわかりませんが、原作を現代に通用する形に上手く、しかしリスペクトをもって変更したのは伝わります。

どうやら主人公の冴羽獠というのは、銃のプロフェッショナルのようですね。その描き方が特にこの作品の好きなところとなりました。
特に銃の魅力

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小説感想『雲上的少女』

小説感想『雲上的少女』

ネタバレありです

中国の作家、夏伊が16歳に書いた、北京の学校に通う少女の恋愛を描いた物語です。

共感と、別離....

・共感

序盤から中盤までは、共感の嵐でした。日本と中国では明らかに心理描写の仕方や、心の運び方が違いますが、この小説の心理描写は、痛烈に心をえぐり、痛いけれど多分の読み応えを感じました。最もそれは、中国のことを多少なりとも知っている僕だからこそ感じた強烈な閃光かもしれませ

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(また散歩)映画を観に行っただけなのに③

(また散歩)映画を観に行っただけなのに③

あらすじ
デブとサイコパスという友人と一緒に映画鑑賞に赴き、その後紆余曲折ありながらも念願のすき家を食べることに成功した我々だったが、サイコパスが家まで歩いて帰ろうと言い出した。すき家から家までの距離は、五キロ。

僕たちはもう若くありません。二十二歳で何を言っているのかと思う人もいるかもしれませんが、明らかに、高校の頃の自分と比べると、弱体化しているのです。その場での忍耐力もそうですし、次の日に

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(また散歩)映画を観に行っただけなのに②

(また散歩)映画を観に行っただけなのに②

前回のあらすじ。
デブとサイコパスという二人の友人と共に、映画を観に行った後に牛丼を食べようとしたところ、サイコパスに騙されて、1.6キロ先にあるすき家まで歩かされる羽目に。

僕たちは細くて暗い道を歩いていました。まだ夜十時だというのに、人が一人も歩いていません。まるでこの土地自体が呪われているかのような怪しげな雰囲気です。

サイコパスは上機嫌です。友人を騙して、1.6キロを歩くのはさぞかし楽

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(また散歩)映画を観に行っただけなのに①

(また散歩)映画を観に行っただけなのに①

デブとサイコパスという友人がいます。デブは思いの外真面目に会社の研修に励み、サイコパスは案の定絶望的な学生生活を送っています。

そんな二人と久々に予定を合わせて、恐らく感想は別でnoteにあげますが、クリストファー・ノーラン監督の『メメント』を観に行きました。三人ともそこそこのノーランファンで、デブは『ダークナイト』を何千回も見直していたり、暇人のサイコパスに至っては、ノーラン監督の作品を全て観

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映画感想『メメント』

映画感想『メメント』

現在、日本のいくつかの映画館で、クリストファー・ノーランが世間に名を轟かせた『メメント』がリバイバル上映をしています。
映画館がコナンで盛り上がっている最中、コナンをかいくぐって『メメント』を観に行ってきました。

ネタバレ気にせず

・記憶の脆弱性を痛感させられる映画です。

僕は一度、あれはもう何年前になるかわかりませんが、今作をレンタルDVDで鑑賞したことがあります。なので、ネタは割れている

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ついにコナンを観に行った②

ついにコナンを観に行った②

 僕はやっぱり平次がこの映画の魅力を担っていると思いました。

ネタバレあり。

今回の物語は、血縁や歴史に縛られた物語でした。全員名前をすっかりと忘れてしまいましたが、一族が残した武器を探す者、父の意思を継ぐ者、土方歳三を崇拝するあまり謎を作ってしまう者。そしてコナンですら、キッドとの間に血縁があることが判明しましたね。
そんながんじがらめの物語など窮屈に決まっているのに、そう感じないのは、我ら

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ついにコナンを観に行った

ついにコナンを観に行った

やりました。ついに劇場版名探偵コナンを観にいくことに成功しました。公開から早一ヶ月。公開初日に行くのを躊躇い、GWの繁忙期に行くのを諦めたクズに僕が、ついに静かな平日の映画館でコナンを楽しむことができました。万歳です!

ネタバレ気にせず

相変わらずオープニングが流れた瞬間に、大袈裟な表現ですが、2024年という時代に生きてて良かったと思える感動が押し寄せました。最早洗脳されているような感想です

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映画感想『ベイビーわるきゅーれ』

映画感想『ベイビーわるきゅーれ』

殺し屋という存在に対して、普通の人間ではないという印象を持っています。
なにせ、同じ種族を殺すことを、恨みとか怒りではなく、仕事としてやっている人たちですから、そして人を殺すことは現代の価値観においてやってはいけないことですから、それでもやっている人は、普通の人では務まらないと思うんです。
というわけで、僕は想像するわけです。殺し屋には、殺さなければならない事情があるのだ。殺し屋には、銃を撃つこと

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友人がnoteを初めて投稿しました

友人がnoteを初めて投稿しました

僕の友人にサイコパスという人間がいます。名前から想像できるように、常人の皮を被った狂人です。

彼は毎日を憂いています。大学院での研究は進む気配を見せず、教授から日々圧力をかけられていますし、アルバイトは立っているだけの仕事で、苦しみもなければ楽しみもない無の時間を過ごしています。無の時間はすなわち虚無へと繋がり、このまま1日1日を過ごしていくことが苦痛でしかないと感じてしまうようです。

僕は彼

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