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No.10/大きな出会い

僕はSC相模原u21へ入団をした。(J3のSC相模原のセカンドチームにあたる)

ここで2人の大きな出会いがあった。

まずオランダに戻ろうとした僕はビザを取るために日本のオランダ大使館などを回ったり調べたりしたがとても苦戦していた。

そんなとき相模原の話をもらった。
僕は世界でヨーロッパで活躍したいという気持ちをチームに伝えた。
たくさんの選手を見てきたスタッフは海外での厳しさや可能性を詳しく説明してくれた。
そして僕も改めて海外で活躍するという強い思いを持ち相模原を選んだ。

セカンドチームとしては公式戦などの大きな活動は無かった。
なので僕は監督にトップチームの練習試合や練習に多く参加させてもらっていた。

ここである人との出会いが僕のサッカーの考え方や取り組み方が変わるきっかけになった。

その人は…
元日本代表の稲本潤一さんだ。
ヴァンフォーレ甲府との練習試合で稲さんと変わって僕が出場した時のハイタッチも、紅白戦で一緒にボランチを組んだ時にもらったアドバイスもそれだけで僕は嬉しかった。
練習での稲さんはもちろん基礎練習からしっかり取り組む中で最後の紅白戦での落ち着きやワンタッチプレーでの展開力、視野の広さは世界レベルだなと感じる。
1番印象に残っているのはみんな練習が終わって帰る選手が多い中で黙々とジョギングで有酸素運動をする姿だ。
一見、地味かもしれないがその積み重ねがコンディション維持やパフォーマンスアップに繋がっっているのを肌で感じた。

僕はその日以来、練習が終わった後の時間もこだわるようにした。
グランドを使える時間が限られている中でどれだけ自分の成長に繋げられるか。
明日のトレーニングをどれだけベストの状態で臨めるか。
毎日がそんな地味の積み重ねなのだと胸に取り組んだ。

そしてもう1人が…
セカンドとユース監督をしている山口貴之さんだ。
山さんは元日本代表でヴェルディなどでプレーしていた。
口数が多いわけではないが一緒に練習にハマることも多かったので言葉よりは背中で教えて頂いた。
両足も正確に蹴れて技術もある山さんがいつもハードワークの大切さを伝えてくれた。
改めてチームのために走ること闘うことの大切さを学んだ。
そんな山さんからある言葉をもらった。
「一流になりたいなら孤独に強くなれ」
もちろんサッカーはチームプレーだ。しかし個人があってのチーム。
課題もそれぞれあってその個人を伸ばすのも自分でしか出来ない。
仲間といる時間も大切だがそれ以上に孤独に周りがいないところで自分と向き合い成長する時間が必要だ。
この言葉はいつも頭の中にある。

僕はこんな素晴らしい出会いの連続で相模原でプレー出来たことに感謝をしている。
日本を代表する人達との出会いをしっかり活かして僕も日本を、
そして世界を代表する選手になりたい。
いや、なる!!
自分の活躍で恩返し出来るようにまだまだ頑張りたいと思う。

そして今年
僕はアルビレックス新潟シンガポールに移籍をした。
プロとして何が出来るか。
何を伝えることができるか。
そしてどれだけ楽しんで成長できるか。
まだまだ自分のことで毎日ワクワクで楽しみです!!

佐藤彰真の応援をよろしくお願いします。

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