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【マーメイドS(G3)2024】最終結論

重要ポイント

例年は阪神芝2000mで行われる同レースだが今年の舞台は京都芝2000m。
京都芝2000mはスタートから初角までの距離が約300mと短いため先行争いにおいては内枠が有利。3~4コーナーにかけては下り坂となっており、更に最後の直線は平坦であるためスピードに乗りやすい。内回りコースを使用するためスムーズにコーナリングできる器用さが求められ、また、最後の直線は約320mと短いため素早く加速できる瞬発力も重要になる。

上記を踏まえて今回のメンバーを見てみると、先行馬割合が低いことに加えて、現在の京都芝コースはかなりの高速馬場であるため前めのポジションを取れる馬が恵まれそう。ただし、数少ない先行馬の中でもベリーヴィーナスとアリスヴェリテは逃げて勝ち上がってきた馬であり、この2頭が競り合う形になればペース自体はそこそこ流れそう。したがって、単なる先行力だけではなく、速い流れの中でしっかり脚を溜められる追走力と、最後までスピードを保てる持続力にも注目したい。


予想印

◎9コスタボニータ

○15エーデルブルーメ

▲12タガノパッション

△10ゴールドエクリプス

☆1.3.4.5.8.14


推奨理由

◎9コスタボニータ

牝馬限定重賞なら間違いなく能力は最上位レベル。今回はハンデ戦であるため当然斤量は重くなるが、この実績でもトップハンデではないため、他馬との能力差が埋まる程のものではない。先行力に優れているのは勿論、前走の福島牝馬Sでは先に抜け出したフィールシンパシーを差し切って勝利しており、短い直線で活かされる反応の良さも示したことから、まさに京都の内回りコースにピッタリな馬である。1ハロンの距離延長は気になるところだが、今回は先行馬割合が少ないためスタミナよりもスピード指向になる可能性が高く、更にポジションの取りやすさという意味でも距離延長ローテは魅力的である。器用さを活かしたいタイプであるため欲を言えばもう少し内めの枠が良かったが、今回のメンバー、そして枠の並びなら楽に先行できそうで、5枠9番でも問題なく内に潜り込んで進められる。血統的にもスローからの瞬発力勝負になると分が悪いため、先行馬割合が低いながらもレースを引っ張ってくれる馬がいるのは大きなプラス要素。高速馬場適性も問題なく、前々で運んでそのまま粘り込めそう。

○15エーデルブルーメ

3勝クラスからの昇級初戦となるが、これまで重賞でも好走するような牡馬相手に善戦しており、牝馬同士のハンデ戦なら即通用する能力がある。外枠に入ったため少し控える競馬になりそうだが、道中でポジションを上げられる機動力があり、また、ハービンジャー産駒の特徴的にもスムーズに加速できそうなのはプラス要素である。

▲12タガノパッション

近走は牝馬限定重賞に狙いを絞って出走しているが、2着→6着→6着と大崩れなく走れている。小回りコースで長く良い脚を使えるタイプで京都の内回りに合いそう。前走はマクる競馬をしたが、今回も先行馬割合が低いため確実にその経験が活きる。スタミナのある血統で距離延長も良い。

△10ゴールドエクリプス

先行馬割合が低い中での先行馬。更にマイル戦からの距離延長となるため楽に先行できそう。母父のハービンジャーは京都コースとの相性が抜群で、追走ペースが緩むのも良い。ハンデも手頃であるため積極的に運べれば面白い1頭。


買い目

ワイド ◎-▲△
馬連 ◎-○▲△
3連複 ◎-○▲△-○▲△
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