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【帝王賞(Jpn1)2024】最終結論

重要ポイント

大井ダート2000mはスタートから初角までの距離が約500mと非常に長いため先行争いにおける枠順の有利不利はない。また、最後の直線は386mと非常に長いためペース次第では差しも決まりやすい。特に“白い砂”に入れ替えてからはスピードで押し切るのが難しくなり、脚質に関係なく最後まで良い脚を使えるスタミナと馬力が重要になった。

上記を踏まえて今回のメンバーを見てみると、前走ハイペースで逃げて川崎記念を勝利したライトウォーリアを中心に先行馬割合が高めのメンバー構成であり、更に雨が降って極端な前残り馬場になる可能性も低いことから、“白い砂”の特徴通りスタミナと馬力を活かせる差し馬を中心に考えたい。


予想印

◎7セラフィックコール

○8ウィルソンテソーロ

⭐︎3.4.5.11.12


推奨理由

◎7セラフィックコール

G1では物足りない走りで実績的には多少劣るが、基本的に前有利の京都コースで4角11番手から勝ち切ったみやこSは圧巻のパフォーマンス。先行したペプチドナイルやウィリアムバローズを下しての勝利というのも価値が高い。更にダイオライト記念では相手関係に恵まれたものの、初の地方競馬、そして初のナイターも全く関係なく4馬身差の快勝。今回は末脚を活かせる大井コースで、その他の条件も特段不安材料はないことからこの馬の能力は十分に発揮できそう。また、これまでに敗れたチャンピオンズCと川崎記念はどちらも追い込みが決まりにくい器用さが求められるコースで、多少大味な競馬でも伸び伸びと走らせた方が良いこの馬にとっては非常に相性が悪く、その観点でも今回の大井コースはプラスに働きそう。更に敗れた2戦はどちらもレース間隔が詰まっており、今回はゆとりを持ったローテというのも良い。血統的にも母父のマンハッタンカフェやハルーワソングの牝系が強調されており、良い意味でヘニーヒューズ産駒らしいスピードが受け継がれていないため、“白い砂”が導入されてタフになった現在の大井コースとの相性も良さそう。今回は久々にレーン騎手とのコンビとなるが、同騎手は追って味があるタイプの馬と非常に相性が良く、長い直線でこの馬の末脚を十分に発揮させてくれそう。

○8ウィルソンテソーロ

G1は未勝利ながらチャンピオンズCではレモンポップの2着、東京大賞典ではウシュバテソーロの2着と実力的には申し分ない。また、大井の“白い砂”を含めて地方競馬への適性も十分で、今回も実力通り走れれば好走する可能性は高い。前走のドバイワールドカップでは、勝ち馬には離されたものの4着に好走できたのは非常に評価でき、そのレース内容としても、フェブラリーSで先行した後のローテながら後方に控える競馬で末脚を活かすことができた。今回は先行馬割合が高いメンバー構成であるため前走で脚を溜める経験ができたのは大きなプラス要素で、今回も同じように運べれば展開的にも恵まれそう。


買い目

馬連 ◎-○
3連単 ◎-○-⭐︎

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