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【関東オークス(Jpn2)2024】最終結論

重要ポイント

川崎ダート2100mはスタートから初角までの距離が約400mと十分にあるため先行争いにおける枠順の有利不利は少ない。また、最後の直線は約300mと地方競馬の中では比較的長めだが、コーナーの角度が非常にキツいことから勝負所で外を回すとロスが大きくなるため、差し馬でも内を意識した競馬が重要になる。特に2100mは距離自体が長いのは勿論、コーナーを6回通過するため外々を回る競馬ではスタミナ的に厳しい。

上記を踏まえた上で今回のメンバーを見てみると、先行馬割合は若干高めだが、3歳牝馬による一戦で2100mを走ることを考えるとどの馬もスタミナや折り合いに不安を抱えているため速いペースにはなりにくく、更にコーナーの角度がキツいことから、たとえ控える競馬で脚を溜めたとしても勝負所で加速しにくいため結果的にインをロスなく回れた先行馬が有利になりやすい。


予想印

◎6アンデスビエント

○7ローリエフレイバー

▲10ミスカッレーラ

☆2.3.5.9


推奨理由

◎6アンデスビエント

スタートも二の脚も速いタイプで先行力は最上位。ローリエフレイバーやクリスマスパレードが競りかけてくる可能性も考えられるが、この2頭はアンデスビエントよりも外めの枠に入ったため、仮に2、3番手に控えたとしても有利な内ラチ沿いはキープできそう。また、これまではテンのスピードが速いため逃げる競馬で結果を残しているが、レース内容を見ると上がり上位の末脚を使えており、スピード一辺倒の競馬ではないことから、これなら多少控える競馬でも問題なく能力を発揮できそう。特に前走の1勝クラスは終始2着馬にプレッシャーをかけられながらの競馬で、それでも最後は後続を突き放しての圧勝だったことから非常に価値のある内容。血統も魅力的で、母のアンデスクイーンは地方交流重賞で活躍した馬であり、川崎ダート2100mのエンプレス杯も制していることからコース適性にも期待できる。また、近親にはアルバートがいるためスタミナの裏付けがある牝系であり、3歳牝馬にとっては非常に過酷な条件だからこそ相対的に有利に働きそう。父のドレフォンは米国型血統でも産駒の傾向的にスピードに特化したタイプではなく、母系の良さを引き出しやすい種牡馬であるため血統構成全体としても非常に評価できる。

○7ローリエフレイバー

現在2年連続でワンツー決着の父エーピーインディ系。更に遡っても好走馬を多数輩出しており、同レースにおいては最も注目すべき系統。この馬もマジェスティックウォリアー産駒でエーピーインディ系であり、また、母父のネオユニヴァースは距離延長を得意としているため、まさにこのレース向きの血統。アンデスビエントの隣の枠に入ることができたため、持ち前の先行力を活かしてマークしながら運べれば、そのまま2頭で前残りという展開も十分考えられる。

▲10ミスカッレーラ

ローリエフレイバーと同じく父エーピーインディ系×母父ネオユニヴァースで血統は文句なし。近走は馬体重の減少に伴ってワンパンチ足りない競馬が続いているが南関東では間違いなく能力上位。今回はJRA勢がそこまで強力ではないため、ここでしっかりと馬体を戻せれば馬券内は十分に狙える。


買い目

3連複 ◎-○▲-○▲☆
3連単マルチ ◎-○-▲☆

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