ある種、手放すということ

『Regret Report./リグレットレポート』第41回。

毎週土曜0時に配信中の思索生知Podcast番組
『Re:creation Port./レクリエーションポート』でキャスターを務める私、武藤翔馬が配信エピソードを題材に、あんなことやこんなこと、反省や裏話、
配信では語り切れなかったことなどを書くエッセイです。

まだ配信を聴いていないという方は、先に聴いてから読むと、より楽しめる内容になっていると思います。

『#69 皆さまのお声を拝借』↓↓↓

手探りながらもPodcastの配信を始めて約一年と三ヶ月が経とうとしています。
その間、色んなことが起こります。
収録を終えた後、個人的な感覚として『今回はあまり良くなかったな』とか『あんま面白くないな』と思うことがたまにあったります。
収録後、一緒にキャスターを務めている小宮さんに「今回、なんか良くないね」という話をすると小宮さんも同意見だったりします。
この感覚は大抵、二人一致します。そして、うーんと頭を悩ませるのです。
もう一度、頭から録り直すか、部分的に録り直して繋げるか、それともこのまま行くか・・・
実は今回配信した#69もそんな回でした。
どうしようか相談した後、とりあえず編集しようということになり、録り直さずそのまま行くことにしました。
音を調整し、BGMを入れたりして全体を整え配信。

作品を作る時もそうだけど、どこまでこだわるか、どこを捨てどこを生かすか、どう妥協するか、そういう問題が立ち塞がります。
勿論、良いものを作りたい、お届けしたい、というのは大前提として。
でも、こだわり続けたら多分、永遠に完成しないんだろうとも思います。
僕らは特にそういう気質なのかなと。
過去の配信でも何回か扱いましたが、僕が初監督を務めた『MAY be,』を作る時も同じでした。
とにかく完成させなければならない。自分の仕事はいかに妥協するかで、そこを見極めることが最重要だという覚悟すら持っていました。
・・・閑話休題。

自分では手放しに良いとは言えないものでも発表すること、作り続けることが大事なんだと僕は初の自主制作で実感しました。
それは今の自分の能力を知ること、そしてそれを受け入れることに繋がります。
そのステップを踏まずには次のステージに進めないということも僕は学びました。


翌日、自分たちの配信を聴いてみると

「・・・あれ? いいじゃん。面白いんじゃない?」

なんと、不思議なことにそう思えたんですよね。手前味噌だけど。
文章とか書いたら一晩寝かせてから読み返すと、とても読めたもんじゃなかったりするなんてことはよくある話だけど
あれの逆の現象が起きたわけなんですね。

良くないと思ったのも、感覚的なもので何か明確な理由があった訳ではないんだけど。
一夜明けてそれが反転するっていうのも不思議だなと。
勿論、編集したりして整えてある種パケージ化したからというのもあるとは思いますが。
時間を置いて、少し客観的になったからというのもあるんですかね。
お芝居の勉強をしている時に先生に言われたことがあります。
「自分では良くないと思ったもの、納得してないものでも、それを見てとても良いと思う人はいるし、感動する人もいる。そういうことは意外と沢山ある。
自分の評価と人の評価は別で持っておいて、自分の理想を追求するのも大事だけど人の評価も信じてみてもいい」
この言葉のまんまじゃないけど、そういう意味合いのことを言われたことがあり、それと近いものがあるのかもとも思いました。

ちなみに、小宮さんも聴き直したら意外と面白かったとご満悦の様子でした。
気に入ったらしく、#69の配信を何度も聴き直しているそうです。

これが自己満足じゃなく、聴いてくれた人、そしてこれから聴いてくれる人が楽しめる内容になっているといいんですが

どうでしょうか?

是非とも感想お待ちしてます!!!


さて、今回は他人にドキッっとさせられたことはありますかというメッセージをいただきまして、それについて少しトークしました。
配信では、ああ答えましたがここでは違った答えを書こうと思います。

ドキッっとする。まぁ色々あると思いますが恋愛に関することを連想する人が多いのではないでしょうかね。
恥ずかしながら披露できるようなエピソードがないんですが、相手がドキドキしてるのがわかると不思議とこっちもドキドキしてきますよね。
ドキドキしながらも必死に発した一言、勇気を出して思い切ってした行動。
そういうものを感じ取ったり、こっちに伝わってくるとドキッとさせられますね。

さてさて、

あえて、この記事は一晩寝かせて読み返すことはせずに投稿してみようと思います。

あとで読み返してみてどうなることやら。

皆さんにはどう伝わるのか・・・

『Re:creation Port./レクリエーションポート』
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