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オリジナルライダーをプレゼン

『Regret Report./リグレットレポート』第45回。
これは毎週土曜0時に配信しているPodcast番組
『Re:creation Port./レクリエーションポート』を題材にしたエッセイです。
まだ聴いていないという方は、先にPodcastを聴いてから読むと、より楽しめる内容になっていると思います。

『#73 君に出会えてよかった』↓↓


仮面ライダーに憧れる時代が僕にもありました。
僕にとって最初の仮面ライダーは夏休みに帰省した田舎で再放送されていた仮面ライダーBLACKだったかな。
シャドームーンがカッコ良かった。
もしくは近所のレンタルビデオ屋で借りてきた仮面ライダーZOか仮面ライダーJ。

でも僕の中で仮面ライダーというものを決定付けたのは、やはり仮面ライダークウガで間違いないでしょう。
これは本当に凄い作品なんですよ。
大人になった今見返してみても、ちゃんと鑑賞に耐え得る作りになってると思います。
むしろ仮面ライダーでありながら、子ども向けじゃないんじゃないかと思わせるくらい。
それくらい重厚なドラマがあるし、ショッキングな描写もある。
でも、これからの時代を担う子どもに向けたメッセージが一貫してて、倫理観や道徳感がしっかりしてる作品なんですよ。

放送当時、難しくてよくわからない回も少なくなかったような気がします。
でも子どもながらに、よくわからないけど何か大切なことを伝えようとしてると感じて一生懸命、読み取ろうと画面に向き合っていたのを覚えてます。

それから平成ライダーシリーズを追っていきました。
特にダブルが好きです。
あとは龍騎、ブレイド、カブト、とかも好きです。

たけど、仮面ライダーフォーゼの途中辺りから離れていきました。
シリーズ毎に色んな要素があってそれぞれいいんですが、どうにも乗れなくなってきたんですよね。
空気感について行けなくなったというか。

みんな余裕があるんですよね。
軽口を叩いたりとかしたり、普通に変身したりするんですよ。

得体の知れない怪人への恐怖、戦うことの痛み、命の危機、そういうものがまるでないように見えて。
クウガはそれが凄く鮮烈にあったんですよね。
仮面ライダーが血を流しながら、うめきながら戦う。
僕にはそれが強烈に残ってて、だから最近のライダーが持つ余裕というか軽さがどうにも受け入れ難い部分があるのかもしれません。

大人になったから楽しめなくなったのかなとか考えたりもしたけど、たぶん時代なんですよね。

重く暗い、深刻な雰囲気って前の時代なんだろうなと。
これからは、もっと明るくて軽妙でポップな、そういう時代なんだろうなと。
今の仮面ライダーはそれを汲んで作ってるんだろうなと。
それに気づいた時に妙に腑に落ちたんですよね。
そりゃそうか、時代はどんどん変化してるんですよね。


それを踏まえて考えると、配信で話したリサイクルをモチーフにしたエコライダーってなかなかいいんじゃないでしょうか?

折角だから、アイディアやキーワードを連想ゲームみたいに羅列してみましょう!

配信内で出てるワードは

リサイクル、ゴミで変身、可燃ゴミ不燃ゴミでスタイルが変わる、バイオテクノロジー、
倒した怪人を武器にしたりして再利用する、
「お前をリサイクルしてやる!」

ソラーパネル、太陽光の力を利用、曇ると力が弱くなる、環境破壊する敵、人間が生み出した敵、などなど。

番組Twitterのコメント方では、主人公は清掃員、ゴミ回収業、ゴミは変身するためのエネルギーなどの案が出てました!

よし、ここから想像を膨らませて展開させてみよう。

主人公がゴミ回収業なら、ある日、仕事中に投棄されている謎のベルトを見つけるというのがいいかな。

敵は環境破壊により地球を滅亡させようとする地球外生命体?
もしくは捨てられた物に取り憑くモノノ怪。
こっちの方が良さそう。
時代の進歩と共に忘れられつつある妖怪が、同じように時代の豊かさ故に生まれるゴミに取り憑いて実体化して人間を襲う。

ゴミを生み出す人間を根絶やしにして環境を昔と同じ自然豊かな状態に戻す。
その過程で自分達が畏怖の対象になれば妖怪も尊厳を取り戻す。
これなら動機として自然?

個人的に主人公は能動的じゃない方が好きなんですよね。
やりたくないけど、やらざるを得ない理由があって仕方なく戦いに身を投じていくみたいな。
例えば夢破れて自暴自棄だったり、過去に何か大きな挫折があって今は無気力に生きているとか。
惰性で回収業をこなしているだけとか。
捨てられているゴミに、既に終わってしまった自分を投影してみたりとか。

そんな主人公がベルトを手にし戦うことで、止まった時間が動き出す。
再起する、リスタートする物語。
サイクルは循環で、止まってしまっている地点からスタート地点に戻すって捉えたら、
リサイクルのテーマとリンクする。

更に循環の解釈を広げれば輪廻転生。
敵である妖怪の魂も循環させる。
捨てられたゴミも循環して新しい物に生まれ変わる。

物語の中で様々な人と出会い、繋がり、戦いの中で主人公は成長していく。

生まれ変わる。もう一度、生まれる。
再誕する

『仮面ライダーリボーン』

どうでしょうか??
いいんじゃない?
かなりいいんじゃない?

いやー、楽しくて捗っちゃったな。
作りたくなってくるけど、特撮は本当に大変ですからね…
それをずっと作り続けてる東映さんは流石ですね!!


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