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なぜプラントベースが話題なのか?

今年7月、コメダ珈琲がプラントベースの新しいコンセプトで喫茶店を出店する等、プラントベースが話題(今更でもありますが。。。)です。

では、なぜプラントベースが話題なのかをお伝えしたいと思います。
(今回、環境の話はさておきました)

コメダ珈琲 コメダイズ出店の社長メッセージから

還暦を過ぎても365日肉を食べ続けてきた私の食生活が、温暖化や異常気象を含む地球規模の、環境破壊に繋がっていることを知ってから、肉を休む日があっても良いのでは?と考えるようになりました。コメダは50周年を契機に、持続可能な世界を目指す“心にもっとくつろぎを”というプロジェクトを始めました。お客様と同じ方向を見ながら一緒に、いつまでも、どこまでも「くつろぐ、いちばんいいところ」を実現していきたいと思っています。そのために、くつろぎながら「肉を休む日」を楽しんでいただけるお店を作りました。たまには、お肉を離れて100%植物由来のメニューでくつろいでみませんか? 皆様のご来店、心からお待ち申し上げます。
             (株式会社コメダ 代表取締役社長 臼井 興胤)

そう、
 社長は、肉も良いけど、いつもではなくたまには植物性にこだわってみて💕、と優しい表現で新しいコンセプトを訴えています。

 この出店計画の裏には、ヴィーガンやベジタリアンを対象とした訪日外国人のインバウンド狙い、そして日本で増加しつつある菜食主義者をターゲットにオープンしたものでしょう。

日本にはプラントベースのお店が非常に少ないので、ヴィーガンやベジタリアンにとっては大手チェーン店が始めたのは画期的ですね。


アメリカの標準的食事と健康状態の事実は、

アメリカの標準的な食事は、
・食べている食品の63%が精製加工食品(カロリーだけ含まれ、それをエネルギーに変える栄養素が無い、または抜け落ちたもの)。
・25%が動物性食品(肉、魚、鶏、乳製品、卵など)。
 飽和脂肪酸と食餌性コレステロールでいっぱい。
 動物性食品は、必要量よりもはるかに多いたんぱく質を含みます。
・12%が植物性食品(そのうち6%が精製された植物性食品)。
アメリカ人の健康状態の事実は、
・70%が肥満か体重過多。
・小児の肥満はこの30年で3倍に急増。
 子供の3人に1人が肥満か体重過多。
・体重過多でない子供の37%が1つ以上の心血管疾患の危険因子を持つ。
・7000万人が高血圧、脳卒中と心臓発作のリスクが高まっている。
・1億人以上が糖尿病か前糖尿病で、四股切断、心疾患、失明のリスクが高まっている。
・成人の2型糖尿病が1999年から2008年の間に22%も増加。
・最近の傾向では、2000年以降に生まれた人は3人に1人が、生涯の間に2型糖尿病と診断されると示唆。

⇒2型糖尿病が将来には世界的の増加すると多くの専門家が予測、同様の食生活の先進国では3人に1人が糖尿病と診断されるという。

この現実を突きつけられると、“食生活を考え直さなきゃ”、という気になります。


食生活の見直し

そもそも人間の身体は毎日食べている食事からつくられており、健康はこの食事が影響しています。

すなわち、不健康な食品を食べても直ぐに病気にならなくとも、一定期間食べているうちに致死的な結果をもたらしうる、ということでもあります。

栄養と癌の関連についての専門家でコーネル大学の栄養学の教授 コリン・キャンベル博士(T. Colin Campbell)は、質の高い食事の大切さを説いており現代の食生活に警鐘を鳴らしています。

そう、食生活を根底から考えた方が良いですよってことですね。


 コリン・キャンベル博士のメッセージから

われわれの食べ物のチョイスがわれわれの健康度を決めます。
SAD(Standard American Dietの略で標準的なアメリカの食事)を構成する食べ物は、われわれの健康に最も悪影響を与えています。SADは、この食事がアメリカ人の健康はもちろんこと、SADを取り入れている世界の多くの国の人々の健康までも蝕んできたという、悲しい現実にふさわしい表現なのです。
栄養はwholistic(全体主義)でなければならない。多くの病気を制御するには、数えきれない栄養素とメカニズムが体内で協働しているからです。

 なかでも、植物性食品は、全ての栄養素(ビタミンB12とD以外)を体にとって最も健康的な割合で含んでいます。

 そのため、色々な種類の植物性食品をバランスよく、加工や精製をせずホールフードで食べることで、健康のために最適かつ必要な炭水化物、たんぱく質、脂質をすべて接取できます。


気をつけるべきは(たとえば、牛乳について)

牛乳(動物性)の真実は、じゅにーさんの過去記事(添付)どおりだと納得しています。

人類は他の哺乳類の乳を飲むたった一つの種で、自然には起こりえない不自然極まりないこと。世界人口の85%が乳糖不対症を持っているのがその証拠だと言います。

わたしたちは、それでも子供の頃、学校給食で皆飲んでましたが・・・😢

いろいろ知らなかったことがあるものです。


お伝えしたいこと

プラントベースの話題から、わたしがお伝えしたいことは、“人間の身体は食べ物でできているので、食べ物には一層気を遣ってほしい”ことです。

人間の食から考えると、動物性食品が悪いわけでもなく、美味しく食べて幸せに、そして健康になることが重要です。

わたしは肉も野菜も大好きです。肉が無ければ幸せな食事にはなりません。
そのため、食材の知識を得て、バランスを考えて食するようにしています。

もちろん、牛乳等はプラントミルクに変えて、とか工夫しています。


プラントベース ホールフード 食生活スタートガイド

なお、この記事は「プラントベース ホールフード 食生活スタートガイド」を参考に、また一部引用をしています。

ガイドブックの著者は、理学修士・管理栄養士 Kayli Dice,MS,RD ザ・プラントリシャン・プロジェクト Susan Benigas。
日本語版翻訳と監修は、鈴木形成外科の鈴木晴恵医師。

このガイドブックは、京都市東山区に所在する鈴木形成外科とCHOICEのウエブサイトから無料でダウンロードすることも可能、以下URLのECサイトから購入することも可能です。

ご興味あれば、読んでみてください。



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