見出し画像

04_〝地産地食〟の食べものづくりを通して Community Supported な状況をつくる

〝美味しいごはん〟さえあれば。

そんな風に思ってしまうくらいに〝美味しいごはん〟の威力を感じた2週間を過ごした。この感覚を忘れないうちに残しておこうと思う(前回 からの続き)。

わたしたちが目指す〝地産地食〟の〝食〟には食べることを通して関係性を育んでいこうという意図がある。つくり手と食べ手。地域と学校。先生と子ども。食べ物とヒト。体と心。
一方的に提供するスタイルばかりでは関係性は育まれない。そこで「自分でつくる」という場を設定し、楽しい(と大人が思う)方法で一緒に食べる機会を設けた。

Junk Night: 自分たちで、つくる。 

神山町に滞在中の学生さんらと料理人、農家らが気軽に交流できる場にしようと「Junk Night」を企画した。メインは、セルフハンバーガー&ホットドッグ。

早めに来ていただいた先生方にまずは火を起こしていただき…

ほどよく火がついたところに全員集合。

中央にいるのが、もぐ(かま屋料理人)
かまパンオリジナルバンズ
阿波美豚(リーベフラウ)のお肉を使ったパティをかま屋スタイルで。
ソーセージは手作りできなかったが、リーベフラウさんから調達。

野菜や芋類はすべて神山町産のもの。夏の野菜たちは色鮮やか。

ここからは自作のバーガーシリーズ。

・ハンバーガー、うますぎ。
・自分で作るのが美味しかった。
・お肉が最高だった!
サマースクール参加生へのアンケートより

以前、神山の農業高校に通う学生が「ないならつくっちゃお!」と、自分たちで某ファーストフード店のハッ◯ーセットを作りたいと言い出したことがあった。もちろん、食材は自分たちで育てたものと、顔を知る人にお願いして調達する設定。

彼らは、本当に地産地食をテーマにしたすだち鶏のバーガーをつくり、文化祭で販売した。

食べたいものを自分でつくる、というシンプルなことを楽しい方法でやってみる経験は、プライス以上。

〝いつも食べ慣れているものを、顔の見える方々がつくる地域の食材でつくるだけでも、それはものすごく価値があること〟と話していたのは細井さん(料理人)。

今回、細井さんの一言で実現した〝まるごと〟野菜シリーズも好評だった。

茄子とピーマンが炎の中へ

火を通さず生のピーマンにそのままかぶりついて「うまいうまい」と言っていた学生も2名いました。

スイカもまるごと!

食べものから始められることは、たくさんある。

(左から)よっしー・ごっち/かま屋スタッフ


そしてもう一つ。

カミヤマメイト: 一緒につくれば、なお美味しい。

自由参加のアクティビティの時間には、フードハブ・プロジェクトのメンバーとカミヤマメイトづくりを実施した。「めっっちゃ手づくり」を体験してもらえたと思う。

3人で作った、クラスメイト分の◯◯◯◯メイト。19個のネーミングもあっという間。

個人的には「クラスメイト」「ルームメイト」というネーミング、よかった。大人がつくるものの枠を飛び越えてくるよね、最高!