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誰もが大きな才能を持っていて、必ず大きな価値を生み出せるシンプルな理由

昨夜は第106回継塾の開催日でした。この勉強会は毎月私が主催している無料の塾で原理原則に則った思考をビジネスに生かし持続可能な循環型ビジネスモデルを構築することを目的に掲げています。もともとは社員大工のための独立支援の勉強会でしたが、今では高校生から定年退職後のセカンドキャリアを模索する方まで幅広い年齢層、多種多様な業種業態の方と共に学ぶ場になっています。今月のテーマは地域企業の唯一にして無二のリソースである人の可能性を最大限に引き出すタレンティズム(才能主義)でした。

巨大企業による寡占化が進む世界

情報革命が進み、インターネット上にあらゆる情報が集約されるようになった現在、そこで大きな影響力を発揮する事業所がマーケットから認知され売り上げを作れるようになりました。誰もが世界に向けて自由に情報発信をできる時代になり、スモールビジネスの事業所にも大きなチャンスが巡ってきたと言われて久しいですが、それもここにきて一巡、インターネットがインフラとして整い、利用する側も一定のリテラシーを持つようになった今、検索を利用する人のパターンがわかるようになり、検索履歴からその人の属性や趣味嗜好に合わせて情報を表出させるような技術が定着しました。結局、インターネット社会での競争でGoogleやAmazonに私たちのようなスモールビジネスの事業者が勝てるわけがなく、このままの流れで行くとグローバル企業の寡占化が進むのは火を見るよりも明らかです。

象と蟻は同じ土俵で戦ってはならない

インターネットにマーケットが集約される傘の中に入っていては、結局、宣伝広告費と言う名目でインターネットの巨大企業に上納金を払い続けて売り上げを上げるしかなくなります。21世紀の資本論を著したピケティーが警鐘を鳴らした通り、巨大資本にますます資本が集まり、中小零細企業はUber Eatsに売り上げの30%を吸い上げられる飲食店のように売り上げを上げたところで大半の利益を失う構図が加速していくことになります。少し先の未来を俯瞰してみれば私たちのような地域に密着したスモールビジネスに取り組む事業者は巨大企業と同じ土俵に立って戦ってはいけないのです。

潜在的リソースの掘り起こししかない

市場の原理が働く弱肉強食の資本主義社会の中で私たちはどのように戦えば良いのか、その答えはこれまで使いきれていなかったリソースを掘り返して自社独自の新たな価値を創造するしかありません。脆弱な既判力しか持たない中小零細企業は大企業に比べて圧倒的にリソースを持っていませんが、経営資源の最も重要なファクターである「人」に着目すれば、実は大きな可能性があると私は考えています。それは、古今東西のビジネスの真理とも言うべき原理原則です。商売は信用と信頼が何より大事。耳になじみきって手垢がついた感が否めないこの言葉は、ビジネスの持続可能性に価値を感じる人なら誰もが認めるところです。そして、信用と信頼は結局人と人との関係性の集積に他なりません。

誰もが持っている惻隠の情こそが最大のリソース

人が持つ才能を遺憾なく発揮して大きな成果に結びつけるのは実はそんなに難しいことではありません。上述した商売の原理原則、ビジネスの心理を深く理解して、事業に関わるメンバーが全員で信用と信頼を得られるような状態を整える取り組みを行えば、とんでもない大きな力を生み出します。そして、信用と信頼を得るには、良き意図を持ってよき行いをするだけです。古代中国の哲学者、孟子が惻隠の情と言う概念で唱えたように人は皆、誰もが井戸に落ちかけている子供を反射的に助け上げるように、学ばずして良い心や行いを知っており、それをそのまま言動に表すことで良知に至ることができると言われるとおりです。これを組織的に全員でできるように意識を合わせ、行動に反映させることができれば、そこに触れ合う人たちから大きな信頼を得られるようになるのは想像に難くありません。

誰でも手に入る圧倒的な影響力

もう一つ、誰もが大きな才能を持っていて必ず大きな成果をあげることができる根拠として、人類最大の発明の1つと言われる複利の理論があります。ビジネスが成り立つように売り上げや利益を上げると言うのはつまるところ影響力の大きさの問題です。マーケットの中で大きな影響力を持てるようになると、一切売り込まずにどんどん顧客が集まって行列ができるようになります。そして、人が持つ影響力を細分化すると、圧倒的な人望や人脈、比類の無い知識や技術、丁寧で細やかなコミニケーション、燃えたぎるような情熱等々、単純に金銭に変換できない見えない資産がたくさんあります。そして、実はそれらは時間をかけてコツコツと積み重ねれば必ず上達するものであり、継続して状態を整える取り組みさえできれば誰にでも手に入るものばかりです。
影響力3.0についての記事はこちら、

未来を信じる能力を開け!

1日に1000分の1だけの成長を継続した場合の計算をグラフに示した表をあげています。微力計算式と言うこの表は習慣の力の絶大な力を非常に分かりやすい計算式で表しています。地道な努力の積み重ねは単なる足し算ではなく、成長した自分がさらなる成長を繰り返す複利計算で増幅していきます。人間が、人間たる所以は未来を信じることができる能力を備えているからと言われるように、1日では大した変化も成果も現れない小さな努力を積み重ねる先に未来が開けることを信じる事こそがその人が持つ無限の可能性を開き、才能を遺憾なく発揮出来るようになる扉を開くことになると思うのです。今日は大阪の高校に社会人講師としての特別枠で授業を行いに行ってきます、未来を担う若者たちに才能の扉を開けようと熱く語ってきます。

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微力計算式


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