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志ムーブメントがキタ!

来春の開校を目指して現在準備を進めている志×技能×キャリアを若者に提供するマイスター高等学院のプロジェクトメンバーと共に志共育の第一人者であるロッキー佐々木こと佐々木喜一氏のご好意に甘えて草津にある通信制高校で圧倒的な進学率を誇るゴールフリー高等学院にお邪魔してきました。学校長やキャンパス長までご参加頂いて志共育の要諦や通信制高校の運営、成果に結びつける生徒との向き合い方など多岐に渡って丁寧なレクチャーを頂きました。改めて感じたのは志の教育が、低迷を続け、閉塞感漂う日本をブレイクスルーさせる大きな可能性を秘めている、若しくはそこに注力し無ければこの国の未来は無いのでは無いか?との確信です。

新時代の通信制高校

一般的に通信制高校への認識は学力の低さやその他の理由があって全日制の学校に行けない若者が通う消去法で選ばれる進学先だと認知されていると思います。学生もいわゆる落ちこぼれと言うか、学歴社会社会からこぼれ落ちた、いい大学、安定して暮らせる大企業には就職出来ない職業の選択肢が少なくなった者が集まっていると思われています。しかし、今回お邪魔したゴールフリー高等学院は進学率91%を誇るしかも国公立は勿論、有名私立大学にも毎年卒業生を送り込むれっきとした進学校です。元々は全日制の高校に通っていて、そのシステムに合わず転学されて来た生徒が多いとの事でしたが、全日制に在学していた時よりも優秀な成績を収める様になる生徒も少なく無いとのことです。

自由に学べる場

志共育の高校

フィギュアスケートの紀平選手が高校進学の際にスケートと学業の両立をしたいとの積極的な理由で「N高」という通信制高校を選択してから、今時の学生は多様な学び方が選べる様になった、と言われ始めて久しいです。近年、学校数も増え続けている民間の通信制高校が大きく注目され人気を集めるようになりました。ゴールフリー高等学院はその中でも一際輝いている学校としてその名を広く知らしめています。その理由は進学に特化した学校で大きな成果を出されているというだけではありません。その大きな特色は志共育を熱心に行われている事です。単に大学進学を叶えるだけでなく、何のために進学するのか?との問いを学生に投げかけ、明確な目的意識を持って勉強に励み、単に進学させるだけでは無くその後の人生をどうするのか、どの様に世の中に貢献するのか、までを考え、目的に沿った人生を過ごせる様にと志の授業を繰り返し行われています。

志を立てた学生達

Ikigaiの源としての志

高校生の時に志を立てて、一生涯ブレることなくそれを全うした人生を送る人など、世間一般の常識から見れば殆どいないと言っても過言では無いと思います。しかし、このゴールフリー高等学院では3年間に渡って90分の志共育を5回繰り返し、学び直し、考え直し、ブラッシュアップを繰り返す事で志を持つだけではなく、共に分かち合い育むプロセスを循環させておられ、その結果、大学卒業後、高校生の時に立てた志の実現に歩みを進められる若者が多くいるとのことでした。まさに「志共育」です。志とは個人的な単なる夢と違って社会性が付加される、利他的な要素が必ず含まれます。好きなこと、得意なこと、しっかり稼げること、そして世の中や人に求められることの4つが重なった中心がIkigai(生き甲斐)だと言われますが、若くして志を立てて、その実現に向けて学業を修め、社会に出てこそIkigaiを持って生きることが出来るようになると思っています。志こそ本質的な働き方の改革につながるのです。

ロッキー佐々木氏の熱いレクチャー

志を立てて以って万事の源と為す

現在、私たちが立ち上げを目指して奔走している、志を立てること、技術を身につけるトレーニングを若者に提供する職人育成通信制高校のマイスター高等学院も、これまでの5年間、現場実務者向けに半年間のカリキュラムを組んで実践研修を行って、数多くのリーダーを生み出していた職人起業塾の内容を若年者向けにブラッシュアップしてメインのコンテンツにすべく進めています。勿論、その中心的価値は働く事の目的の明確化であり、事業所の存在目的との擦り合わせ、要するに志を立てることこそ全ての始まりであり、万事の源となるとの在り方の学びです。ゴールフリー高等学院、またその母体である京都で数多くの学習塾をはじめとする教育事業を行われている成基学園では20年前から志共育を中心に据えた教育活動を行なってこられました。その結果、圧倒的な実績と知名度を誇っており、子供にとっても志を掲げることで大きな成果をあげることができるのを実証されています。以前はその凄い実績に学習塾である成基学園に入塾するための塾があった程だと京都の方は言われます。そんな成基学園代表のロッキー佐々木こと佐々木喜一氏は安倍政権時代から政府の諮問機関で志共育(教育)の重要性を訴え続けてこられています。Wikipediaでの紹介と教育革命家ロッキー佐々木のYouTubeチャンネルは以下の通り。

株式会社成基(せいき)は、京都府京都市中京区に本部を置く学習塾。主に成基学園というブランドで近畿地方を中心に進学塾を展開している。ベネッセコーポレーションのグリムスクールや東進衛星予備校フランチャイズも併営している。代表取締役の佐々木喜一第2次安倍内閣によって設置された教育再生実行会議の有識者委員を務めた。
Wikipedia


志教育プロジェクト

今回、ゴールフリー高等学院及び成基学園を訪問させて頂いて数々のアドバイスを頂くと共に、これまで長年に渡り佐々木代表が注力されてきた志共育の取り組みと今後の展望を伺って、自分たちが志職人高校プロジェクトで目指している世界観が今後の世界のスタンダードになるのではないか?との錯覚の陥りました。どう考えても、人々が幸せになる、人が良くなるには社会を良くする必要があり、社会を良くするには高い志を掲げる事業所や経営者が必要であり、志が高い事業所が求めるのは志ある若者であり、それを担保するのは教育です。“education first!”と世界に訴えたのはタリバンに狙撃されたパキスタンのマララ・ユスフザイさん。教育こそが全ての社会課題解決の根幹であるのは誰もが認めるところだと思います。そして、その教育とはテストで良い点数を取ることではなく、志を持つことだと思うのです。今回、ロッキー佐々木氏を訪問したメンバーと是非参加させて下さい!とお願いした志教育プロジェクトが今後、日本の大きなムーブメントになる予感がしてなりません。私達が行おうとした事は意外とマイノリティでは無かったかもと期待を持つと共に来年の志を立てる職人高校の開校が楽しみになってきました。

志プロジェクトへ参加

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建築実務者向けに志を明確にする研修を行っています。

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