人類史上最大最強のマーケティングとイノベーションへの恐怖とこれから。
今朝、たまたまテレビの情報番組を見ていたら河野太郎大臣が出演されていました。数ヶ月前の行政改革タスクフォースで、東大の前教授のプレゼンテーションを聴いて国交省のこれまでの体たらくをバッサリと切り捨て、省エネルギー性能の高い住宅義務化ができないのなら、環境省など他の機関に移譲するとまで言って、今年度の国交省の住宅基本政策を根底から変えた立役者と言うことになっており建築業界では圧倒的人気を誇っている河野大臣ということで興味を持ってつい見てしまいました。今日は行政改革ではなく、コロナワクチン推進担当としてコメントを出されておられ、成約会社からの供給量に合わせて最短最速にできるだけ多くの国民に速やかにワクチンを接種していく方針が着実に遂行されている。との自信満々のコメントをされていました。それを聞いてふと気になったというか、気がついたことがあります。
アメリカの製薬会社は儲かってるし、それを国を挙げて後押ししてる事実。
日本全国津々浦々で行われている老人を対象にしたワクチン大規模接種イベント?の他にも、職域での接種や、学校単位で子供たちもワクチンを投与するのが国策として進められ、全国民がワクチンを接種するのが当然でとにかく早く全国民が接種を終えることがコロナ危機を乗り越える唯一無二の策であるとの論調が繰り返されるテレビ番組を見ていて、これって製薬会社のコマーシャルだよね。と、ふと気づきました。私は、昨年、武漢でパンデミックの前兆となる感染流出の報道を最初に耳にした際に、(何の根拠もありませんが、)ただの直感で、多分1番初めにワクチンを開発するのはファイザー製薬だと思う。と口にしていました。結果的にそれが的中したので、なんだか気持ち悪く感じましたが、世界の増えすぎる人口を減らすためのアメリカの某財団による陰謀説とか、製薬会社による自作自演の狂言だとか、日本の政治家や、メディアがアメリカの工作員だとかそんな大げさな話ではなく、事実としてファイザー製薬を始めとする製薬会社はめちゃくちゃ儲かってるし、それを国を挙げて応援しているのは紛れもない事実です。ふと思い出したのは、先日このノートでも紹介した山口周さんの著書「ビジネスの未来」に書かれていた、マーケティングとイノベーションの終焉と言う言葉です。書籍の紹介記事はこちら↓
マーケティングとイノベーションの終焉
山口周さんはその著書の中で、マーケティングとは需要を作り出すこと=問題だと認知されてないことを問題にする、もしくは新たな問題を作り出すのがその根底にあると、非常に斬新に性悪説に基づいているような定義をされておられました。そして、イノベーションはそのマーケティングによって作り出された問題を解決する行為であり、確かにドラッカー博士が言われるようにマーケティングとイノベーションはワンセットですが、悪く考えると、自ら問題を生み出しそれを解決する方法を提示するなんて悪魔の所業ですが、現代の企業の殆どは少なからずそんな傾向があると山口さんは書かれていました。もう、十分にモノが行き渡って、誰もがそれなりの幸せを手に入れた現代社会ではマーケティングもイノベーションも必要ない、それよりも経済的整合性から外れた儲からない社会課題に向き合うべきだと。それを読んで私は、これまで、ユーザーが認知していない問題を明らかにして解決してあげる事は世の中にとって良いことだと思っていましたし、熱心に取り組んできましたが、悪い考え方で捉えれば、不景気が極まると戦争を起こす機運が高まると言われるように戦争や疫病の蔓延も非常に強いマーケティングなのだと改めて気付かされた次第です。私たちのようなスモールでローカルな世界での視点と、大きな権力と潤沢な資金を持つ企業とでは「問題解決」と言うどこにでも転がっているような概念でさえ、全く違うものとして捉えられているのだと思わずにいられませんでした。
最強すぎるイノベーションの恐怖
通常、製品開発と臨床試験に何年もの年月がかかるワクチンがほんの1年足らずの間に認可され、大量に世の中にばらまかれているのは、製薬会社が前もって準備をしていたからできたのか、できるだけ早く世界をパンデミックの恐怖から救いたいと昼夜を惜しまず研究を進めたからなのかは分かりませんが、とにかく圧倒的な最強のイノベーションを起こしたことは間違いのない事実です。
世界を恐怖の底に叩き込み、今なお予断を許さない状況が続いているコロナによるパンデミックは、誰が手を下したとか、そこにどんな意図があったとかの、はっきりとしないプロセスは一旦置いておいて、事実だけを見ると、世界製薬大手では2019年に唯一マイナス成長で主力製品の特許切れが近づいて今後が危ぶまれていたファイザー製薬は人類史上最強と言っても過言でない悪魔のようなマーケティングとイノベーションに成功して、莫大な富を手に入れたのが事実です。別に、私はアメリカが疑っている中国政府、私が直感的に感じたファイザー、もしくは最近、人口減少の必要を公言していると話題になっている某アメリカの財団等が画策して故意にコロナウィルスをばらまいてパンデミックを引き起こした言うつもりはありませんし、そんなエビデンスも持ち合わせておりません。
しかし、日本を始め世界中の国々で圧倒的大多数の人が通常ではありえない短期間で開発されたワクチンを我先にと接種する状況を見ていて、「進撃の巨人」の中で、ジークの脊髄液をワインに混ぜて投与されたエルディア人を叫びの合図とともに巨人にし、ジークの思うように操ることができる設定を想起させられゾッとするのは私だけではないと思います。史上最大、最強のイノベーションはその強さゆえに本当に大丈夫なのか?との恐怖も感じてしまいます。ネットを覗いてみると、菅首相が巨人化されるパロディー画像が多数転がっていたり、件のマーレ産の巨人化するワインのパロディー商品が販売されているのを見ると私と同じように感じる人も少なからずいるのだと思います。
調べても、考えても正解が見えない世界
インターネットの大海をいくら漕ぎまわってみたところで、何が真実で何がフェイクなのか?など本当のことなど全くわからない、メディアは毎日のようにコロナの恐ろしさを喧伝するし、日本国内だけを見れば、コロナによる死者数は毎年肺炎で亡くなる人の数と対して変わらないとのデーターもある。国はワクチン接種をまるで義務かのように強烈に推奨しており、拒否すればイベントに参加できなくなったり、海外に出掛けられなくなったりする法整備を進める勢いですが、基礎疾患のない54歳の20年来風邪さえひかない健康なオヤジがコロナに罹って死亡する確率は極めて低いのも常識になっている。いくら考えても判断がつかない時は改めて事実だけを並べてみて、直感に頼るしかないのではないかと思うのです。
※厚生労働省のコロナ特設サイトから拝借
意図と実践が世界を変える
厚生労働省が発表する資料を見て、私が認識するファクト(事実)は、50代の男性の死亡率、重症化率は基礎疾患を持っている人を含めてもどちらも1%にも満たないこと、今後、主戦力の製品の特許切れでリスクを抱えていた製薬会社が、今までではあり得なかった速度でワクチンの開発に成功し、莫大な利益を挙げて、しかもそれが今後定期的な接種とされる事で完全に起死回生を果たした事です。ここから導き出されるのは、ワクチンを接種するか否か?という単純なことだけではなく、私たちはマーケティングとイノベーションに対する認識を今一度、見直して、ユーザーが抱える、表面化している、もしくは潜在的な解決すべき課題を探求し、その解決策を提示するだけではなく、本質的な「意図」を明確に示しながら事業を進める必要があるという事です。
世界は複雑怪奇で悪意に満たされており、私たちは常に、様々な巨大な組織や勢力から狙われているかも知れない。しかし、皆が疑心暗鬼に陥って、何もかもを疑い、不正確な情報を集めて揚げ足を取り合ってお互いを攻撃するようになれば、世の中は真っ暗闇になってしまいます。間違っても、そんな世界を次世代に引き継ぐことが無いように、誰にとってもより良い世界になるような明確な意思表示とそれに伴った行動、実践を積み重ねなければならないと心から思います。良き意図とそれに従った行動こそが世界を救う唯一の手がかりではないでしょうか。
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神戸の片田舎から、四方良しの世界の実現を目指して活動しています。
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