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時間は未来から過去に流れる。予告ホームラン思考

熱海に来ています。一年に一度、経営実践研究会のリーダー職を拝命、もしくは自分から引き受けたメンバー全国から集まって一年の計画を立てる重要な会議を行う催しでこの度、私もあれこれと役目を頂き初めて参加となりました。シンプルに考えれば事業はすべからず計画と実行です。まず事業計画を立てて、その通りに実行出来れば期待した通りの成果が手に入る。しかし、詳細な計画を立てたところで、そんなに簡単に何でも思い通りになるとは限らないのがこの世界の厳しい部分であり面白いところ。計画の意味が無いとの考え方もありますが、それでも目指すべき未来をイメージする事が大事だと思っています。

時間は未来からやってくる

今回の熱海会議で100名のメンバーと来年、3年後、5年後をイメージする機会を頂きながら藤岡会長に聴かせてもらったのは時間が未来からやってくる。との概念です。丁度、タイムリーに西洋から時計が入ってくるまで日本の時計は針が固定されていて、文字盤が未来から現在に回ってくるにがスタンダードだとの話を聞いていたところだったので、時間に対する解釈とか見方を逆転してみるのはとても面白いと思いました。そもそも計画とは未来を創る作業であり、イメージした先の時間の使い方に沿って行動を選択するとその通りの世界が目の前に現れます。

全てのものは二度作られる

私がまだ、大工とし現場で働いていた頃、毎夜ベッドに入ってから明日の作業をイメージしながら寝る癖がついていました。翌日の現場での行動を考えながらそのまま眠りに落ちるのですが、駆け出しの大工として独立したての現場に入れ込んでいた頃は夢の中でもずっと作業をしていました。朝目覚めて家を出て、現場に到着すると、そこには夢の中で一度体験した景色が広がっており、その日の作業は夢の中で行った事をなぞるだけ、全てのものは二度作られると言いますが、まるで一度通しで練習した事をそのまま繰り返している様な感覚に陥る事が少なからずありました。その時は確かに時間は未来から流れていたのです。

予告ホームランを打つべき

今回の熱海会議では、入会してからコロナの影響でほとんど活動が出来ていなかったメンバーと同室になり、今後、地域でメンバーを増やし地域課題の解決を一緒に進められる体制を作るにあたって、いつまでにそれを整えるかをコミットした方が良いのか?との議論がありました。その彼は自信も無いし、目標を言い切る様なことはしたくない。と言われていましたが、私はどうせ取り組むなら予告ホームランを打ちに行った方が良いと思う。とのアドバイスを伝えました。未来は決めた通りになる事が多いし、もし未達に終わったとしても、何が起こるか分からない今の時代、それは誤差の範囲で誰に詰められることも無いし誰も気にも留めない。そして、もし難しい目標を達成したら周りからの評価もですが、自分自身のセルフイメージが大きく跳ね上がるからです。

困難な目標は成長のチャンス

計画は所詮計画であり、達成するかどうかは期限を迎え無ければ分かりません。そして、計画通りに実行出来るかどうかは大まかセルフイメージにかかっています。出来ないと思うと確実に出来ないし、絶対に出来る自信があれば殆どのチャレンジは成功します。また数多く打席に立って様々な経験を積む事で自分自身への確度は確実に上がるし、成功体験は実力以上の力を発揮するセルフイメージを生み出します。この様な理由から機会が目の前にぶら下がったらチャンスだと思って出来る限り成果を予告しつつチャレンジするする方が良いと思っています。

決める事で切り開く未来

ちなみに、今年、私も登壇させて頂いた大阪でのナショナルフォーラムの来年度の大会実行委員長を買って出た私は、来年6月開催のイベントで1000人以上のオーディエンスを集める大規模な大会にします。とホームラン予告をしてみました。もちろん、私一人で叶うはずのない大風呂敷ではありますが、全国から100名のリーダーが集まる場でコミットメントして、私一人では到底達成出来ない目標なので助けて欲しい。と皆様にお願いしました。皆さんの力をお借りする事で間違いなく1000名のオーディエンス動員は確実に達成出来ると確信しています。決める事で時間が未来から近づいて来て、求めている世界が現実になる論、ひょっとしたら本当なのかも知れません。

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セルフイメージを刷新する研修を行っています!

以前にも書いていた予告ホームランの記事はこちら。

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