【紡 第五話】新たな可能性を秘めた「和紙」物語 -和紙のそもそも編-
「和紙」と聞いて、どんなものをイメージしますか?
障子、便せん、古い書物、ざらざらした紙…こんなところでしょうか。
どれも、今の私たちにはすこし遠い存在。
たまに、和紙で作られた便せんに手紙を書いてはみるものの、普段は携帯で連絡を取れば十分です。
とはいっても、わたし自身、大の紙好きです。ノートとかポストカードとか、レターセットとか、必要最低限をはるかに超えた量を持っています。集めたくなっちゃうんですよね。
その影響かは分かりませんが、前々から“紙漉き”という言葉に妙に惹か