【父の納骨を終えて】押し寄せてくる様々な思い

2024年7月22日 12:13

一区切り

父の四十九日法要、納骨を無事終えた。
これで一区切り、少しほっとしている。

真夏の太陽が照りつける中、ご住職様、石屋さん、準備をしてくれた兄家族、仕事を休んで運転してくれた夫、全ての方々に感謝の気持ちを伝えたい。

月日が経つのは早いものだ。
お骨が側にあった時と、何となく違う気持ちが押し寄せてきている。

父は、先に旅立った母と再会し私たちを見守ってくれているに違いない。

「これで良かったのかな…。」
兄が、ポツリと漏らした。

長らく母の介護をしてきた父。
母が旅立った後は通所リハビリセンターで書道講師のボランティアをしながら一人で食事も洗濯もしていた。

毎日こまめに血圧を計り、ラジオ体操、ウォーキングも欠かさなかった。

そんな父が自宅の階段で転倒し入院した。
それ以来、独居はもう危険だという思いで、施設に入居する事になった。

空き待ちで2カ所の施設を経験し、3カ所目の施設が一番長かった。
兄の自宅近くで、自立型の施設だった。

コロナ渦で面会できない期間も長くあった。
最後の約2年間は、私の自宅近くの施設に転居した。

90歳を過ぎてからの転居に、私は賛成出来なかった。
それでも、近くに来てくれたお陰で父に頻繁に会えたこと、お世話が出来たことは、私への最後のギフトだったのではないか。

大変な事もあったけど、兄の自宅近くのままだったら、もっと会いに行けば良かったと、いつまでも後悔していたと思う。

どんな形であれ、これで良かったのか…という思いはある。

残された者が今を大切に生きる。
その姿をお空から見て、安心してもらうしかない。

お父さん、お母さん、ありがとう。

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