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2023.09.21 独り遊びという贅沢に逃げれば芸は死にかける。 前編

初めまして!小谷です!
ここでは普段思っていることや伝えたいことを、拙い文章ではありますが綴ってみたいと思います。
皆さんどうぞよろしくお願い致します(^o^)


……

…ってなことがスラスラ口をつく人生ならもう少し楽だったろうに!

そう思いながら生きているうちに、バンドを離れて一人になった俺は何を血迷ったか、歌なんて歌い始めやがった。
2019年のことである。あえて人に聴いて貰う形で半年間もの間、歌の練習をカバー集という形でアップしていたのだ。恐ろしいことだ!

同時期にレコーディングも始まった。予定4曲、のち2020年のロックアウト中の企画で1曲書き下ろし。(これ1週間で納品!エラい!)
なんと都合5曲も俺ボーカルのリリース(予定含む)曲が存在してしまったのだからとんでもない。

そこまではまるで無双・無敵だった。
やっと自分の理想が具現化しつつあるような。
ずっと俺の言ってきたことが伝わり始めたかのような。

地道な活動を経て、精力的に活路を見出す。
友達や理解者を得たような、ね。
でもそれはただの俺の一方通行な気持ちだった、と。

だって結局世界中でロックアウトが伸びて企画も倒れたし、ビデオライブやインタビューなど自身でもできる限り動いたが、そこが限界。
ある種アナログ丸出し、引きこもりながらアウトプットなんて芸当、あんときの俺にはできなかったし。
そうなるとモチベなんてそりゃもう簡単に落ちるわよ。

「あぁまた自分の力の及ばん範囲で邪魔が入ったんだね」って。
さすがに「…もうええわ」だったよ。


それでも頑張った人はいるって、んなことはわかってる。
そんなこと言ってるんじゃなくて、俺にはあの環境は向かなかったし、何より楽しくない。面倒しかない。

今思い出しても腹が立つくらい邪魔くさい世の中で、あんな環境で俺は頑張りたくなかった。

あの時エンジニアでついて貰ってた共同制作者のS氏。
彼に言われた「コロナに負けんなよ」という言葉。

最初は何を言ってるのかピンと来なかった。モチベも残ってたし、身体に気をつけろよ、って意味もあったろうが…

でも理解するにはそう長い時間は掛からなかった。

そこからが天国のような、誘惑的で、自己陶酔的で、閉鎖主義的な幸せを知ってしまう、密教よろしく無間地獄だったわけよ。


イヤンなる話だけどね、これから書いてくわ。
来週は後編で。



ここではお好きに。