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2023.10.19 34歳は初めてなの。やさしくして。

どういう意味かと言うと、33歳まで、厳密に言うと33歳と5ヶ月くらいまでは俺にはモデルがあったわけで。

もちろんその人の辿った道をそのままなぞってきたわけでもないし、あの時代にiPhoneポッケに忍ばせてそーな若モノを、俺なんかがトレースできるわけもないし。

今俺が死んだって5万人も弔問に来るわきゃねーの。
築地の本願寺なんか余っちまうから、京島の橘商店街にあるマンモス公園で十分。

想像してみろよ!34歳からの彼は存在しないんだぞ!
大体それ通りにしなくたって、何となくの指標ってあるじゃんか人間。
でも他にそんな存在もいないんで、これからは刺激的ではあるがつまんねーな、って感じもある。

やっぱり28歳になった時とはまた別モノだな。
27clubなんて入らなくて良かったわホント。

話は変わるが、俺はどうも誕生日を祝われるのって得意じゃなくてね。
予定調和なことが苦手なんよ。
定型句の挨拶、毎日の習慣、冠婚葬祭、月末の請求書、曲の終わりにLalala…

そういうことにもちゃんと対応できるようにならなくちゃね…
社交辞令でハイファイブする感覚で生きてる世の中でも、多少の粋もあると信じてるから。

俺よりもうちの母親を労ってくれたらいいのさ。
結構大変だったんだぜ、君らのお母さんだって。

ま、いいや。

さて今んとこ、34歳で始める(始めた)こと一覧。

・バンド
本当はこの先1人でわがまま三昧やってやろうかと思ってたが、案外面白くなかったので…
俺は制限制約があった方がクリエイティビティが上がるらしい。
なので旧知の仲には頼らない、仲間は全くの新メンバー。

・クラシック音楽の勉強
今までの上澄みすくった教養だけでは物足りなくなってきた。
まぁ実際に楽器に触るというのはまだまだハードルが高いが、作曲編曲に関しては大いにブラッシュアップにもなるし。
ゆくゆくは、俺もすぎやまこういち御大のように、物語に彩りを与える音楽を作る、そんな仕事をしたい。

・家族とのコミュニケーション
ある日ふと考えたわけ。
別々に暮らしてると、一緒に過ごす時間ってもしかしたらあと数百時間、数十時間もないかもしれないと。
十分過ごした、と言える日はきっと来ないだろうけど、少しでも多くのことを共有するのは、これから味わう悲しみへの恐怖に逆らうには、現状うってつけの手段なのだ。


では逆に、やめる(やめた)こともいってみよう。

・歌
もし人生が3〜4つ持てたらもう少しやってもいいかもしれないが、多少ギャラガーごっこができて俺はもう満足した。
まぁ、またその時が来たらやるかも。
来なきゃやらん。

・交際
これはまだ途中段階であるが…
つまんねー奴らに会うのをやめる 人との付き合いをなるべく厳選することで、生産性はだいぶ増えてきてるところ。
「あいつは付き合いが悪くなった」って言われるくらいがちょうど良い。
本当の友人や仲間ならそのへン理解できるはずなので、そんなこと言ってこねえから。
誰も俺を誘い出せないような山奥に住めればベストだが、それは叶わないので自律が必要。

・器用貧乏
まぁ資本主義の世の中、経済性も必要だからアレコレ絡めてやることも大事なんだが…
君自身の本質は見失っちゃいけない。
君は権威主義でも、拝金主義でもない。

君はナニモノだ?
ミュージシャンか?クリエイターか?アーティストか?
そのシゴトは君がやるべきことか?

それがわかったら、今すぐAdobeのクリエイティブクラウドと、Progateの有料会員を退会するんだ。

わかったな?34歳の新しい若モノよ。

ここではお好きに。