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どうして突然茅ヶ崎に引っ越しを決めたのか、考えてみました


わたしは何しに茅ヶ崎へ?地元埼玉への愛と感謝を込めて


11月、生まれて初めてさいたま市の実家を離れ、1人暮らしを始めました。
場所は茅ヶ崎市です。


勤務地は東京なので、実質実家より遠い場所に住み始めました。
いろんな人に「なんで茅ケ崎に1人暮らしなの!?」と聞かれては、「海にあこがれて…」などとアンニュイな感じに微笑みながら答えてきましたが、だんだん自分でも気になってきた。
海っていうなら他の町にもある(埼玉にはないけど)のに、なんで茅ヶ崎なのか。
そもそもどうして突然、海に憧れたのか。


先日ある議論の場で、「田舎の中にも人が魅力を感じる田舎とそうではない田舎があるが、その差はどこだろうね」という話が出た。
テレワークが進んで都心を離れる人も増えているらしいけど、それでも移住者が来る土地と来ない土地がある。
いま、この湘南エリアはめちゃくちゃ人気でどんどん住民が増えているそう。部屋を探すのが大変だった。
わたしもふらっと茅ヶ崎に移住してきましたが、なぜ茅ヶ崎が良かったんだっけ。


その魅力がわたしの中ではっきりすれば、もしかしたら埼玉にも、埼玉ヶ崎(?)をつくれるのかもしれない。
離れてみると、なんだかんだわたしは自分が育ってきた土地埼玉に愛と感謝の気持ちがあることに気づいたので、いつかこの考察?を埼玉に還元できますように。



きっかけは1ヶ月の鎌倉暮らし

  


家族が大好きで、一生実家を出れない~とよく言っていたけれど、
社会人2年目の秋、仕事も慣れてきて、たぶんなんとなく今とは違う生活を求めていたのだと思う。
仲のいい友人が1人暮らしを始めたいと言っていたこともあって、漠然と「1人暮らし」を意識し始めていました。


最初は、勤務地も東京だし、でもすぐ実家に帰れる場所にいたいし、
中間地点の「埼玉寄りの東京」に住むんだろうなと思っていた。


そんな時、Facebookに「鎌倉のホステルで2週間過ごしてきました~」という知人の投稿があった。
ピンと来た、としか言いようがない。見た瞬間、なにそれ!と心が動いた。


さっそく彼の貼ってくれていたHPを見てみると、2週間から1ヶ月の滞在プランで、鎌倉のゲストハウスに泊まれる。
しかも1階にはお蕎麦居酒屋さんがあって、向かいにあるシェアオフィスも使えて、入居者同士の交流もあるらしい。


埼玉県民悲願の海。
しかももともと大好きなお出かけ先の鎌倉。
テレワークがと都内への出勤が半々になっていたこともあって、意外と通えない距離でもない。


「現在募集しているのはあと2部屋です!」との表記に気持ちがはやって、すぐに母親に相談して、その日には2週間後9月中旬スタートの入居を申し込んでいた。
(後から見たらそもそも全部で5部屋だった。)


初めて2週間以上実家を離れることになる、どきどきわくわくの海辺の暮らしでした。



全く考えていなかった移住を決めた理由

 


最初は、ひと夏のワーケーション、思い出作りくらいな気持ちでした。
実際本格的に1人暮らしするなら都内だろうし、家族ができたら自分の好みで海の近くに住むなんて二度とないかもしれない!と。


そう思っていたにもかかわらず暮らし始めてすぐにこちらの物件を探し始めてしまうほど、鎌倉は素敵でした。


どの通りを歩いても素敵なお店や楽しそうな食事処がたくさんあって歩いているだけで楽しいし、
海に行ってぼんやりしているだけで癒されるし、
行ってみたいところや通いたいところがありすぎて、1ヶ月では全然足りなかった。


最終的に、鎌倉は人が多かったり物価が高かったり物件が多くなかったり、
自分一人で住むには観光地すぎるかなあと思って辞めたのですが、
鎌倉のどこを気に入ったのかという要素を整理してみると、こんな感じでした。


・これまで住んでいた暮らしと全然違う暮らしが楽しかった
・家族や友達に「遊びに来て!」と言えるところに住むことにあこがれた
・鎌倉に住んでいる人の、鎌倉を愛している感じがとてもいいなと思った
・乗り換えが少なく、さほど混んでいない交通の便の良さのおかげで、都内の出勤の際に大変ではなかった
・海辺の文化なのか、開放的でおおらかで、どんどん人と人とのつながりが生まれるのが刺激的だった
・個人でやっているお店が多く、行きたいお店がたくさんあった(小さくて温かい居酒屋が大好き)
・気分転換や心の癒しに海が見れるのがよかった


ホステルを運営している会社の社員さんたちが、入居者同士をつなげてくれたりおすすめの場所を紹介してくれたり。
1階の居酒屋の店員さんたちや常連さんたちと仲良くなって一緒にお酒を飲んだり。
サテライトオフィスで一緒になる他の部屋の人たちと仕事の話をしたりどうでもいい話をしたり。
サーフィンに挑戦したり、ビーチクリーンに参加したり。


毎日旅行に来ているような非日常の中にいて、でも仕事したり買い物や洗濯したりの日常も並行していて。

それが本当にわくわくして、生きているって感じがして、楽しかった。


埼玉に転用するとしたら?



こう考えると、海がない埼玉とは全然違うと思っていたけど、埼玉にも山や川はあるし、わたしにとっての「これといって何もない便利な町」もだれかにとっては非日常なのかもしれない。


わたしが茅ケ崎に来れたのは、
たまたまコロナ禍でテレワークが進んでいて、
たまたま鎌倉のホステルで1ヶ月の移住お試しプランをPRしていて、
たまたま知り合いが先に体験してそれをシェアしてくれて、
たまたま自分の家を出てみたい気分と重なって、
本当にいろいろなタイミングとご縁が繋がってこそだと改めて思います。


ただ、大まかな流れとしては、「お試し体験→移住」で、
さらにお試し体験の間にその土地の魅力をプレゼンしてくれる人たちがいたこと、同時期に同じように移住体験をして盛り上がれる仲間がいたことが大きかったなあと。


わたしはまだまだ知らないだけ・気が付いていないだけで、
埼玉にも同じように魅力的な暮らしがあるはずで、
もしそこでもお試し体験ができたりその土地の魅力を広めたいと思う人たちがいたら。
そう思うとわくわくしてきますね。


今回みたいな「海辺の暮らし」ってわりとわかりやすいブランドな気がするけど、
「川辺の暮らし」「山の麓の暮らし」「そこそこ都会の暮らし」の魅力とかも考えてみたいなあ。
埼玉の中にも、魅力的な非日常はたくさん詰まっているはず。


しばらくは茅ヶ崎の暮らしに浸るつもりですが、並行して埼玉の魅力も探っていきたいと思いました。



他の人にも話を聞いてみたくなった!


ここまで書いてみて、自分だけではなく他の人の移住ストーリーも気になってきました。
これからぼちぼちとわたし以外の湘南の住人にも話を聞いていきたいなあと思います!

湘南に限らず、自分の意思で住む場所を選んだ話を聞かせてくださる方がいたら、教えてください~!

わたしと同じく曖昧な人でも、一緒に探らせてください。


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