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星占い所感:水瓶座冥王星と、AI

自身が何を持っていて、その持っているもののうち、どれを他人に与えて換金し、生計を立てていくのか。
そういうことがテーマになりやすい週( 2024/7/22~2024/7/28)かなと思いました。

持っているものというのは、換金しやすい知性・感性・技術・経験にばかり目がいきがちですが、自身はそもそもどういう存在なのか(在り方)、というのも重要な持ち物です。

例えば、あなたが持っている技術を、なぜ身につけることにしたのか、建前ではなく、あからさまで厳しい真実が語られるべきときかもしれません。
その技術を身につけた背景には、最初からその技術に親しめる環境があったという恵まれた人の話、つまりどれだけ天才性があるか、という話が、今まではクローズアップされることが多かったと思います。
なのですが、別のジャンルで挫折して、消去法で自分のできそうな技術を探したらそれしかなかった、というような、神から与えられた制限と向き合った人も多くいるでしょう。
そういう制限を苦労話として直接言葉にするというより、天才性や制限そのもの、それらに対する対処方法から、その人の在り方を浮彫りにする、ということが必要なのだと思います。

今週は、自己表現や他人とのコミュニケーションがスムーズにいきやすいときですが、簡単に伝えられることばかりを伝えてしまい、本質的に思っていること、持っているものを伝えそびれるということがあるかもしれません。
例えば、あなた自身を伝えるときに、これまでに作られた、天才性にまつわる話や、苦労話というテンプレートにはめこんで伝えてしまい、結果、大切な細部を伝えそびれてしまいやすい、ということです。
すべてを伝えるのはムリだからと、自分を無理矢理テンプレートにはめこんですべてを伝えた気になっていないでしょうか?

個人で活動する人が増え、個人にスポットライトが当たるようになったものの、それはまだ表面ばかりのような気がします。
表面ばかりというのは、例えば、先にお伝えした天才性や苦労話、個人でもこれだけ稼げる!であるとか、個人の持っている高度な技術であるとか、それにまつわる情報ばかりに需要が集中するということですね。
それもひと段落、頭打ちが見えてきた今、表面の下にあるあなたの在り方をいかにして表層に浮かび上がらせ、伝えていくか、そういう試行錯誤の時期のように思います。
冥王星は水瓶座に入りましたが、テクノロジーが発達することで、AIやテクノロジーにはどうあがいても実装ができないもの、つまり各々の在り方を浮彫りにするのが、水瓶座冥王星の最初のテーマなような気がします。

例えば、画像生成AIは、機能的イラストを安い価格で描いていた絵師さんたちを駆逐しようとしています。
でも、自身の名前でイラストを描いてる絵師さんたちの仕事は減っていないと思われます。
そこから、駆逐される絵師さんの仕事と、されない絵師さん、絵とはそもそもなんなのか、敢えて高額なお金を払ってでも描いてもらいたい絵師さんとはなんなのか、というのが分かってきます。
これだけだと、今までの言い方で言えば、「ブランディング」に成功したかしていないかの差、という結論になるわけですが、それだけでは終わらないと思います。

AIというと技術だけを提供すると考えがちですが、AIによっては、人格や一貫したポリシーまで備わっているものもあります。
本質的なところでのAIとの勝負というのは、どちらの在り方がより魅力的か、という非常に高度な戦いになると思います。
人間だからという優位性はもはやないです。
AIの人格やポリシーと、各々人間のそれと、どちらが優れているか?という戦いになるでしょう。
今のままいくと、大概の人間は、人格やポリシー、つまり在り方すら、AIに敗北すると思われるのです。

世の中にはざっくり二通りの人間がいると思います。
今全盛を迎えているのが、口が上手く、器用で自分の持っているものが分かりやすいため、持っているものを換金するのが上手なタイプですね。
こういうタイプは、もう間もなくくる新時代では難しい局面を迎えることになるでしょう。
おそらくこういうタイプはAIに敗北するというのと、新時代に新たに台頭してくる人との比較で、相対的に薄っぺらいことが白日の下にさらされるからですね。

新時代で台頭してくる人とは、自分の在り方を大切にしてきたタイプです。
人間性、ポリシー、精神性。そういったものを換金できないからと言って、捨ててこなかった人たちです。
今は後者のタイプの人は、そういう在り方を前面に出す試行錯誤を重ねている段階かもしれません。
海王星が魚座を抜けて攻勢開始(2025年3月頃)、土星が魚座を抜ければ(2025年5月頃)、早い人は花開くかもしれませんね。

ココナラでも活動していますので、もしよろしかったらご覧ください。


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