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乾電池式モバイルバッテリーの実力テスト

日頃、スマホの充電にリチウムイオン電池のモバイルバッテリーが使われますが、停電時、減った電気の補充ができないので、長期にわたる停電の場合、乾電池式モバイルバッテリーは助けになります。乾電池がある限りスマホが使えるわけです。では、乾電池式モバイルバッテリーはどの程度の充電ができるのでしょうか。

様々な乾電池式モバイルバッテリー

Amazonで以下の乾電池式モバイルバッテリーが販売されています。

Panasonicの乾電池式モバイルバッテリー
オーム電機の乾電池式モバイルバッテリー

下は今回のテストに使った乾電池式モバイルバッテリーです。単3形乾電池4本使用で、中国のネット通販より入手したものです。

中国のネット通販より340円で入手

テスト方法

乾電池式モバイルバッテリーの性能は乾電池でほぼ決まるので、今回は信頼性の高いパナソニックのエボルタを使用しました。

パナソニックのエボルタ使用

充電に使ったスマホは嫁の iphone 13 です。充電できなくなるまでUSBテスターの出力電圧、電流、充電量を記録しました。

充電に IPHONE 13 使用

テスト結果

4時間かかって、iphone 13 を15%から60%まで充電でき、USBテスターの測定値は1480mAhでした。

充電量とiphone13電池残量の推移

充電電流が開始時0.48Aで、終了時0.06Aでした。普通のモバイルバッテリーの充電電流は1A以上あり、それに比べるとかなり小さいので、いつもより充電時間が長い原因になります。

乾電池式モバイルバッテリーの出力電圧と出力電流の推移

充電終了時の乾電池電圧は4.57V(4本)です。1本あたり1.1V以上でかなり残っているので、捨てずにラジオや懐中電灯に使うといいでしょう。

充電終了時の乾電池電圧

結論

  • 単3形エボルタ4本で iphone13 を45%充電することができました。

  • 充電電流が小さく、充電時間はいつもより長くなります。

  • スマホの充電ができなくなった乾電池に電気がまだ残っており、ラジオや懐中電灯に使うことができます。