昭和の常識で一番すごかったこと
私が21歳の時に昭和は終わりました。昭和の思い出は大学生までとなるのでなかなかに密度が濃いわけですが、当時を振り返って一番すごかったのは
「消費税がなかった」これに尽きると思います。
消費税がないということは100円のものは100円なんです、100円のつもりが会計の段で税込み110円などと言われたりして慌てることもないのです。
消費税は平成とともに1989年導入されました、70年代生まれの人がギリギリ消費税のない世界を知っているかどうかで、私は社会人1年目でいきなり消費税導入となりました。
私は90%BtoBの仕事でしたが当時はまだ手集金の時代です、お客さんに「消費税いれて5,150円です」(導入当時はまだ3%)と言おうものなら
「えーあんたら消費税取るの?」などと結構な数言われたものです。
そんな時は「国が決めたことなので」と返答していましたが、それでもうだうだ言っている人は「じゃぁキャンセルですね」で帰るで終了。
当時は車を運ぶ仕事をしていて業界も反社に近い店も多かったですが、こっちからすりゃそんなの知りませんという話です。暇じゃないんだから社会の最底辺みたいな若者に言わないで、政治家に言ってこいという話です。
そういえばその頃から話の合わないお客は切るという作業をしていたんだ、とちょっと感動。理論理屈はわかっていなくても逃げ方も正解。
時間の無駄、売手と買手は対等な関係。
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