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 音楽をきくときに私はかならずクレジットつまり作り手を確認します。それは歌ってる本人が作者であったとしてもその裏に複数の人々が介在しているし、その人々に敬意が払われるべきだと思っているからです。音楽を作るという才能は本当に一握りの人間にだけ与えられた才能であるし音楽を少しでもかじったことのある人なら大抵そう感じるでしょう。
 私が意識し始めたのはおそらく10歳ぐらいからだったと記憶しています。当時は小型のMDプレイヤーを常に持ち歩き、たくさんのMDに自分のプレイリストやラジオなどを録音し音楽をたくさんきいていました。その中で筒美京平という名前を知りました。ジャニーズの有名な曲をこの人は作っているのかと知ったときは本当に感動しました。それ以来どんなジャンルであっても作り手をかならず確認し、その人の作る違う音楽もきくようになりました。作り手のバックボーンや影響を受けた音楽をきいて新たな音楽を知るというの音楽好きならありがちの行動ですよね。



 その中でもトップクラスに好きなのはアニソンなどを主に提供している田中秀和さんです。彼について語りたいことは山にようにあるのですが書き出すと長いのでなるべく小出しにしていっぱい書きます(ネタは豊富)。田中さんを好きになった理由として欠かせないのはやはりアイマスです。多くのアイマスへの楽曲提供をしている中でおすすめしたいのはススメ☆オトメ ~jewel parade~。

(公式試聴動画がなかったので動画は略、デレステやればただできけるよ!)
作詞:森由里子
作曲・編曲:田中秀和
 この曲は本当におしゃれですよね、Bメロの展開ときいてると思わず浮遊した気分になります。サビのコードもとてもおしゃれになってるのが好きです。BPMはおそらく130程度なんですがこのミドルテンポ帯の田中さんの曲は好きな曲が多いです。

カレンダーガール
作詞:畑亜貴
作曲・編曲:田中秀和
 これはアイカツというアニメのEDですね。女の子向けのアニメなはずなのに音楽はガチです。これはテンポ的には少しはやいですがやっぱりしゃれてる。エレクトロな音作りの中でメロが哀愁を感じるんですよ、もう好きです。アニソンという枠を超えていろんな人にぜひきいてもらいたい曲です。
 最後にもう一曲とても好きなのがWake up, Girls!の土曜日のフライト。

作詞:只野菜摘
作曲・編曲:田中秀和
 私が2019年一番きいた曲でした。アニメ発のWake up, Girls!(以下WUG)が活動を終える前最後にリリースされた曲のうちの一つです。田中さんも多くの曲をWUGに提供しており田中さんにとってもある意味集大成ともいえるもの。私自身この曲を何百回ときいても飽きないんですよね。実際田中さん自身もそのような曲を目指して作っていたそうです。

 シティーポップ、AOR等の影響を受けつつそれを少女たちによる覚悟の歌へと昇華させた田中さんの本領が発揮された素晴らしい楽曲だと思います。個人的には二番のサビ前からの展開が感動します、特に2サビの以降のリハモはいつきいても唸ります。歌詞も少女たちの新たな旅立ちを表現していて素敵です。あまりにも書きすぎると語りに落ちるというかもう限界なのでここまでにします。

 土曜日のフライトはおそらくずっときき続けるし、田中さんの曲も新しいものが出たらすぐにチェックし続けていきます。素晴らしい楽曲を作る続ける田中秀和さにただ感謝したいです。素敵な音楽をありがとう。

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