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夢の黒帯への挑戦

 中高生・大人クラスのご入塾動機で、1番多いのが運動不足解消・ストレス解消といった「心身の健康に関すること」。次に多いのが「昇級・昇段」です。黒帯に憧れて柔道を始める方は、いつの時代も多いのではないでしょうか。
 10月、12月に行われる昇級・昇段審査会には、咲柔館として初めて何人かの方が挑戦します。皆さんは、本当によく稽古に励んでおり、審査会まで1ヶ月を切ったことで良い緊張感が出てきたように感じています。

 ちなみに、栃木県の昇級・昇段の審査内容は以下の通りです。

【2級】
・礼法
・受身(後受身・横受身・前回受身)

【1級】
・試合で2勝以上
・投の形(手技)

【初段】
・試合で6勝以上
・投の形(手技・腰技・足技) 
 

 先日の稽古では、試合時間と同じ3分間で乱取りをしたり、試合練習もしてみました。特に試合練習では、普段の乱取り以上に力が入ったようです。試合をされた方たちは「腕がパンパンになりました!」と試合と乱取りの違いに驚いていました。
 1級以上の審査では5試合程度することが予想されます。それに耐えうるだけの体力をつけると同時に、余計な力を入れないことも心がけなくてはいけません。「力をつけるが、力だけに頼らない」ということがとても大切です。

 審査会では、「良い礼・良い受身・良い技」が自然と出る「かっこいい柔道」を目指したいと考えています。また、怪我をしない、怪我をさせない「安全な柔道」を実践することも審査会に臨む上での絶対条件です。
 当然ですが、黒帯になるのはそう簡単なことではありません。少なくとも1年半から2年以上の長期間の準備が必要です。直近の稽古の様子を踏まえ、10月の審査会で1級(試合を含む)に挑戦するかどうかは、お一人おひとりとよく話し合って決めたいと思います。
 ただ、確実に言えることは、今回審査会に臨まれる皆さんは、夢の黒帯に向けて、ひた向きに、前向きに努力を重ね、一歩ずつご成長されています。中には道場以外でも、ゴムチューブを使って1人打ち込みをされたり、筋力トレーニングをされている方もいらっしゃいます。勇気を持って黒帯への道を一歩踏み出した皆さんの姿は本当にかっこいいです。
 いつ黒帯になれるかは分かりませんが、一歩ずつ夢に近づいている皆さんの挑戦をこれからも支え、応援していきたいと思います。皆さんが黒帯になる日がとても楽しみです。

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館

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