本題に入る前段階で滞ってしまう

ICT教育を導入するに当たり、
ログインの仕方や、接続状況の不安定さ
端末の動作性がよくない、見ている画面が
違っているなど、授業の内容に入る
以前の問題が非常に多く、本題になかなか
入れないという問題が思っている以上に
あると思います。

こういった問題は、学年が高校生や大学生
と上がったり、しばらく使い続けていれば
だんだんとみんな慣れてきて、解決して
いくかもしれませんが、

ICTという響きからすると
非常にアナログ的なところでの問題が
多すぎ、使うことをためらうということ
が教育現場では起きていると思います。

ただ、これは、信長の鉄砲隊の話と
よく似ていると思うのです。


銃を1発撃つのに15分ほどかかる。
また詰め込み、準備するのに15分
かかる。1発の威力はどの武将も
認めるところだが、それを実戦で戦力
として取り入れることはしなかった。

ここのところを信長は量と工夫で
カバーした。詳しくはみなさんご存じ
のことでしょう。


ICT教育のみならず、教育現場
他の分野もそうだと思いますが、
段取りやその前段階ということが
ものすごく重要になってきます。
その点の工夫の余地というものが
まだまだICT教育には足りていない
と思います。


鉛筆やノートががタブレットに置き換わる
インパクトがどのくらいなのか?
ということが分かっているかいないか?
それ以前の技法に固執するのかしないのか?

段取りの改善に着手しようとするかどうか
は、その認識の差なのかもしれません。

ただ、私のところでは時間的制約、
経済的理由、教育目標の違いという
3つの観点から導入は今のところ
見送っています。


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