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6/10(月) シニア食堂の事例と補助制度の調査で「つなぐ荒川食堂」を現地視察 荒川区の地域介護予防活動のしくみもわかり大変有意義

6月10日(月)、来週の区議会定例会での代表質問の通告を済ませた後、荒川区に視察へ🚃 当初は、代表質問ではなく、一般質問を行う予定にしており、そのために入れていたリサーチ。こども食堂ならぬ #シニア食堂 の事例と補助制度の調査です。

3月14日の東京新聞にシニア食堂を取り上げた記事が掲載され、東京都の補助金である「#TOKYO長寿ふれあい食堂推進事業」が紹介されました。その記事をご覧になった区民の方から、自分たちのやっている活動はシニア食堂的なものであり、大田区でもこの東京都の補助金を活用し、活動を支援してもらえないか、との相談を受けました。

東京都福祉局に、令和5年度に実施した自治体が文京区、目黒区、荒川区、豊島区、奥多摩町であることを確認し、議会事務局を通じてこれら4区1町に調査票を送って、計13食堂の情報を得ることができました。
その上で、上記の東京新聞でも紹介されていた、荒川区の「つなぐ荒川食堂」に現地視察に伺わせていただいた次第です。

「#つなぐ荒川食堂」は、月曜日と木曜日にそれぞれ別々の団体が食堂を運営されていることが、行ってみてわかりました。
私が伺ったのは、月曜日の11時30分から12時30分に実施されている団体「#よりそい」。この日は、代表の福田一三さんを中心に3人のスタッフが従事され、荒川地域包括支援センターの橋本千晶さんがお手伝いされていました。荒川区では、地域介護予防活動に取り組む住民の皆さんが、区が主催する養成講習会を受けることで「地域パートナー」となり、地域包括支援センターの支援のもと、「よりそい」のような「#地域パートナーの会」をつくって活動されているそうです。

この日のメニューは、ミートボールカレー、ひじき、トマトサラダ、マカロニサラダ、みそ汁、コーヒーで、しめて400円也。どれも味がしっかりしていて美味しく、地域の畑で採れたシソ、バジル、プチトマトなども随所に使ってありました。また、テーブルの上には、地域からもらったビワやアジサイが生けてありました。
この日のお客さんは、私や役所、包括の方を除くと12名。病院通いの帰りに寄った方、お友達同士連れ立ってきた方々、シニアクラブを運営されている方々、防犯啓発に取り組む「ふれあいポリス」の方々などでした。週末が神社のお祭りだったそうで、皆さん「昨日はお疲れ様でした」とのあいさつから始まっていました。代表の福田さんが皆さんにさりげなく声かけをされている姿が印象的でした。

「つなぐ荒川食堂」の場所は、荒川地域配食サービス事業所「#花よりだんご」が提供されています。もともと休憩室として使われていた場所に、地域からいただいてきたテーブルや椅子、カーテンなどを持ち込みしつらえたとのこと。調理器具、食器などは、上記の東京都の補助金も使って揃えたそうです。
食後、場所のオーナーである「花よりだんご」会長の高橋和敏さん(なんと大田区在住!)も交え、スタッフ、包括、役所の皆さんと、食を通じた地域の居場所づくり、荒川区で取り組まれている地域介護予防活動の話など情報交換しました。大変有意義な現地視察となりました。

その後、区役所(区議会)に場所を移し、高齢者福祉課長から改めてお話を伺いました。
今回は、東京都の補助金を活用したシニア食堂の事例と補助制度の視察だったわけですが、実は、荒川区では、今年度は東京都の補助金を活用した「荒川区高齢者・多世代食堂補助金」の交付は実施していません。というのは、昨年度は、東京都から上限額までは全額が出る補助金でしたが、今年度は、半額補助に変わったからだそうです。
そのため、もともと介護保険事業特別会計を使って行っていた「#荒川区住民主体による地域介護予防活動支援事業補助金」、つまり、介護予防・日常生活支援総合事業のしくみで、シニア食堂も含めて支援することとしたとのことでした。東京都の補助金の活用をやめた自治体の話を伺えるのは、かえって貴重でした。

一方で、昨年度に続き、今年度も東京都の補助金を活用してシニア食堂を支援している自治体もあると思われます。今回、一般質問から代表質問に役割が変わったことで、シニア食堂のテーマは、次の一般質問の機会まで時間的な猶予ができましたので、他の自治体も含めてもう少しリサーチしたいと思います。

ところで、実は、区議会議員になる前、「#荒川コミュニティカレッジ」の講師を務めさせていただいており、今回伺った辺りは、よく通っていた会場のある近くでした。その意味でも、ご縁を感じる場所でした。

#高齢者の交流
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#あなたと共に政策実現
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