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五島市 浮体式洋上風力発電 視察報告

3月27日(日)・28日(月)。他自治体の仲間たちとともに、長崎県五島市へ。
国内初となる浮体式洋上風力発電を軸に進む、再生可能エネルギーのまちづくりを視察しました。

◾️27日(日)
◯浮体式洋上風力発電(崎山沖5㎞地点で発電)
◯戸田建設ヤード(風車の支柱を建設)
◯崎山ケーブル陸揚地点(洋上風力の電気を陸に運ぶ)
◯坂の上高圧変電所(変圧して送電線に送る)

◾️28日(月)
◯五島市役所にて
・五島市産業振興部再生可能エネルギー推進室
・五島ふくえ漁協(海域の先行利用者として洋上風力発電と共生)
・(有)イー・ウィンド(風車のメンテナンス)
◯半潜水型スパッド台船フロートレイザー(浮体式洋上風車の支柱の運搬専用台船)
◯一般社団法人海洋エネルギー漁業共生センター(洋上風力発電による生態系への影響調査)
◯五島市民電力(五島産電力の小売)

福江島崎山沖の浮体式洋上風力発電は、現在1基ですが、8基の増設予定があります。令和2年現在、五島市内の電力消費に占める再生可能エネルギーの割合(自給率)は56.3%(太陽光40.3%、風力15.2%、水力0.7%)ですが、8基増設により80%まで高まるとのこと。
海洋エネルギーでは、奈留島と久賀島の間の瀬戸の流れを活用した潮流発電の実証実験も行われています。

海洋に囲まれたわが国において、洋上風力発電は、再生可能エネルギーの切り札とされます。海が深いわが国では、海底に立てる着床式ではなく、海に浮かべる浮体式が有望です。
浮体式洋上風力発電は、脱炭素を進めることへの貢献はもちろんですが、電力を地産地消することで、域内で経済を回すことにつながります。

また、五島市においては、風車支柱浮体部の製造・組立、風車メンテナンス、エコツーリズムなどの仕事を生み出すことにもつながっています。
風車の支柱の水中部分にはソフトコーラルが付着し、魚を育む魚礁となり、漁業との共栄にもつながっています。
今回の視察は、一般社団法人五島市観光協会によるアレンジとガイドでした。

移住政策にも力を入れ、平成30年度から令和2年度まで3年連続200人以上(30代以下が7割)の転入を受け入れてきた五島市。
再生可能エネルギーの取組みがその流れを後押しし、経済を回して持続可能な地域づくりにもつながる。
環境も社会も経済も持続可能なものにする目標SDGsのあり方を実感できる有意義な視察となりました。

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