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9/9(土) 大田区で「滝山病院事件を地域で考える学習会」に参加 精神障害者への人権侵害を目の当たりにし、私たちにできることは

9月9日(土)午後、数ある学習会が重なる中、池上会館にて、「#滝山病院事件を地域で考える学習会」に参加しました。
大田区でこうじや生活支援センター、かまた生活支援センターの運営など、精神障害者支援に取り組む #社会福祉法人プシケおおた 内の実行委員会が主催しました。

昨年(2022年)10月、日本政府は、#国連障害者権利委員会 から、精神科病院への非自発的入院や非自発的治療を認める法規定の廃止、虐待につながる法規定の廃止、精神科病院における死亡事例の調査などを含む勧告をされています。

それを裏付けるかのように、今年(2023年)2月、NHKの報道で明るみになったのが「#滝山病院事件」。東京都八王子市にある #滝山病院 で、看護師らが患者に暴行したとして逮捕。身体拘束や虐待、危険な治療の強制などが行われ、過去10年間、1,498人の入院患者のうち、「#死亡退院」は1,174人、78%という衝撃の内容でした。

そのNHKの番組にも、入院患者の退院支援を行う弁護士として登場した #相原啓介 さん、滝山病院退院支援連絡会で活動するNPO法人トモニの #細江昌憲 さん、大田区内で路上生活支援を行う医師である #越智祥太 さん、元大田区職員(生活保護ケースワーカー)でもある #常数英昭 さんから話がありました。

これだけの問題がありながら、東京都の監査では大きな問題は指摘されず、都の退院支援も積極的でないとのことで驚きです。退院は、家族に迷惑をかける、再発の危険があるといった建前が優先しているようです。

また、#プシケおおた の #岡本洋 さんの話にあった、滝山病院の入院患者のうち、大田区の方が最も多いというのも驚きました。転院する中で、たどり着いているとのことですが、大田区には精神科病院が1つしかないことも影響しているのでしょうか。

生活保護受給者であれば医療扶助があり、医療費を取りはぐれることがないため、病院としては入院させたい、様々な治療をさせたいとなる、構造的な問題もあります。
他の障害が福祉テーマであるのに対し、精神障害だけは医療・保健テーマであることも、#精神障害者の地域移行 の妨げになっていると、精神障害の当事者や家族、支援者の皆さんからもよく伺う話です。

いずれにせよ、これだけの人権侵害を目の当たりにし、国連勧告にもある「#地域社会への包摂」、#地域移行 に取り組むことが、今回の学習会の副題にある「私たち一人ひとりになにができるだろうか?」への、やはり回答になるのだろうと思いました。

※会場内が撮影禁止だったため、代わりにチラシを載せておきます。

#多様性と人権
#チクメン #一所懸命 #とことん現場主義
#あなたと共に政策実現
#大田区議会議員 #庄嶋たかひろ #庄嶋孝広

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