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12/23(金) 奥松島縄文村歴史資料館と国史跡・里浜貝塚を視察 友好都市の東松島市と貝塚つながりでの文化交流を探る

12月23日(金)。大田区の友好都市である宮城県 #東松島市 への視察。
#東日本大震災  に際して、区民の皆さんが #被災地支援ボランティア に入ったことが縁で友好都市となっています。

今年10/31・11/1に #大田区議会 で親善訪問した際、東松島市の南端の #宮戸島 に国史跡の #里浜貝塚 があることを知り、#大森貝塚 とのつながりで文化交流ができないかと考え、今回の単身視察となりました。

#奥松島縄文村歴史資料館  の主任学芸員でもある #菅原弘樹 館長に、大変丁寧にご説明いただきました🙏

里浜貝塚の最大の特徴は、開発を免れてきたことで、保存状態がよいこと❗️
また、縄文時代のムラが5,000年続いたことで、結果として国内最大級の貝塚となっていること‼️

堆積された貝塚の地層からは、貝殻はもちろん、魚や動物の骨、木の実や花粉、土器や骨器、土偶や装身具、人骨や歯が発掘されています。特に人骨からは、縄文時代の自然環境や暮らしがわかるといいます。

興味深い話が多い中、特に面白かったのは塩作りの話。
火に当たる面積を大きくする先の尖った製塩土器もそうですが、塩水を干上がらせるためには、大量の薪を燃やす必要がありました。

そこで燃料として使われたのが、もともと生えていたナラやブナなど。実は、それらが伐採された後に根付いたのが、強い潮風にも耐えられるマツだったとのこと。
つまり、縄文時代からの製塩がなければ、日本三景の松島は誕生しなかった⁉️

そういった考古学的な価値にとどまらず、奥松島縄文村歴史資料館の活動も参考になりました。
#里浜貝塚ファンクラブ  は、通常の博物館友の会とは異なり、体験学習を楽しみたい市内外の親子が中心に参加しているとのことです。

また、教育、観光の場として、館内見学、貝塚見学、縄文体験(火おこし、モノ作りなど)を積極的に受け入れています。
私も、展示解説員さんに貝塚を案内していただきました。写真に映っている畑のようなものは、なんと貝や骨を発掘できる場所です🐚

そして、最も印象に残ったのは、やはり災害との絡み。
実は、過去400年ごとに見舞われた津波の痕跡を調べてみると、里浜貝塚のムラはこれらの被害に遭わない高さにあったということ。自然と共生してきた縄文人に驚きです😲

区議会定例会での一般質問でも提案しましたが、5年後、2027(令和9)年の #大森貝塚150周年=#日本考古学発祥150年 に向けて、友好都市の文化交流を進められたらと考えています。

#別便20221223
#チクメン  #一所懸命 #とことん現場主義
#大田区議会議員  #庄嶋たかひろ #庄嶋孝広

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