11/8(水) 烏山頭ダムと嘉南大圳を生んだ、知られざる偉大な日本人技師・八田與一の功績を台湾で学ぶ
11月8日(水)、一般社団法人 #大森倶楽部 の #台湾歴史研究旅行 の第2日🇹🇼 この旅のハイライト、#烏山頭ダム(#烏山頭水庫)。
まず、台南市街にある、台湾政府の #農業部農田水利署嘉南管理処 を表敬訪問。
1920年から1930年にかけて建設された烏山頭(うさんとう)ダムと灌漑用水路である #嘉南大圳 (かなんたいしゅう)の着工以来の歴史があり、紹介動画を視聴した後、#陳英仕 処長からのお話を伺い、意見交換しました。
ダムの寿命は50年といわれる中、土砂の浚渫を行い、すでに100年近く大切に使ってきたことが伝わってきました(1974年により大きな #曽文ダム もできています)。
その烏山頭ダムと嘉南大圳を技師として提案、設計し、建設の指揮をとったのが、台湾総督府土木部に勤務し、台北市の上下水道なども手がけた #八田與一 (はったよいち)。
台湾で最も広い #嘉南平野 (#嘉南平原)は、冬は雨が降らず、塩害もあり、不毛の荒地でした。この大土木事業により、肥沃な農地に生まれ変わり、現在も台湾の穀倉地帯となっています。
その烏山頭ダムを訪問。日本のダムは山の中にありますが、標高66メートルとのことで、私の田舎にもある堤(農業用ため池)の大きなものという印象です。地震帯にあることを考慮して、世界的にまだ例の少なかった、セミ・ハイドロリックフィル工法という、コンクリートを芯の部分にしか使わず、土砂で堰堤を固める工法で築いてあります。
烏山頭ダムのほとりには、「嘉南大圳設計者八田與一氏像」という座って髪をいじる姿の珍しい銅像があり、本人が「普段の仕事場での姿なら」ということで許可したものだそう。その後ろのお墓に、妻の外代樹(とよき)とともに眠ります。
いまでも、毎年、命日には、日台合同での慰霊祭が行われており、地元でも敬愛されていることがわかります。
八田與一の人生と仕事を振り返る紀念室のそばには、ダムの放水口があり、現役引退の展示物かと思しきバルブをひねり、特別に放水してもらいました。
ここは、1942年5月8日、フィリピンに向かう船がアメリカの潜水艦によって沈められ、命を落とした八田與一の後を追い、1945年9月1日に妻・外代樹が身を投げた場所でもあります。
烏山頭ダムでは、台北日本人学校の小学6年生の修学旅行と一緒になりました。
知られざる偉大な日本人・八田與一は、もっと知られてもよいと思います。
国連非加盟のため世界遺産がない台湾ですが、烏山頭ダムと嘉南大圳は台湾と日本の共同遺産として、日本から申請するアイデアもあるとのこと。ぜひ光を当てたいです✨
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