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暮れゆく背景

ただただ、ぼーっと過ぎて行く刻、
思考を巡らせていたのが、遠くに感じてしまうほどにここ数日は無気力である。本をとっては棚に戻し、鉛筆をとっては筆箱に戻し、漆器をとっては自問自答。消えかかる灯火に注ぐ新鮮な油はなく、傍観しているのである。

新しい一歩を進むための自己否定。
問おては否定、問おては否定、問おては否定。
そして日は暮れる。
核心に行き着くまではその繰り返し。
なかなかの骨の折れる行いである。

今の私では歩むのが困難だからまた、
問おては否定、問おては否定、問おては否定。
そしてまた日は暮れる。
孤独を友に

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