見出し画像

CUE!のライブ良かったです

やっほーこんばんは。

2020年11月1日(日)に
声優育成するゲーム「CUE!」というやつの1stライブが開催されまして、観に行きました。それはとても良かった。
良いポイントはたくさんありましたけど、個人的には舞台の演出とかそこら辺がとても良かったと思います。

キャラクターがそこにいる

今回のライブではいつもゲームで見ているキャラクター達が目の前で歌って踊って会話をしていました。
今回のライブではいつもゲームで見ているキャラクター達を見たかったので、見たいものが見れたという満足感と高揚感で良い気分でした。
見たいもの、見たくても見れなかったり、見えてもそれは一時的なものであることがほとんどでした。

今回のライブは違いました。
終始、キャラクターはそこにいたんです。

こんなライブ見たことなかったんです。

いつもゲームで見ているキャラクター達がそこにいるので、会場には「CUE!」の世界が広がっていました。
作品の世界観にどっぷりと没入できた今回の公演は、コンテンツのライブとしての完成度の高さを感じさせられました。
感染症対策として行われた「着席での鑑賞」や「声出すのやめてね」等のルールの副次的な効果として、良くも悪くも目立つ客が従来より少なく、より舞台に没入できたというのは確かにあると思います。
ただ、今回の公演はそれだけではなかったです。

作品に没入させる演出

今回の公演で個人的に1番クールだと感じたのがキャストの紹介です。
公演では各キャラクターの声優の皆さんが役者として舞台に登場し、前半で自分の演じるキャラクターとしての自己紹介を行いました。そのまま最後まで公演が進み、最後の最後で役者としての自己紹介を行いました。

クールだと思いませんか?

半ば諦めながらも、ずっと思っていたんです。
コンテンツ系のライブなのにMC等でいきなり声優(キャスト)本人自身が出てくるのはおかしいと。
作品の世界観に没入したいのに、作品の外側から部外者が入ってくるんです。
この手のライブに参加するとき、私はいつも作品の舞台を見にきているという感覚を持っているので、舞台中にキャラクターの声を発している人間が唐突に出現するのは正直邪魔でしかないのです。
そんな私にとって、今回のライブは革命的であり、理想的でした。
公演中、ステージの上には私の大好きなキャラクター達だけが強く存在していたのです。

自己紹介の他にも、曲間のMCの代わりに朗読劇を行っていたことも非常に良かったです。
「CUE!」の世界を死んでも崩さない。という意志を強く感じる演出でした。

そんでもって最高のキャストの皆さん

この作品の世界、死んでも壊さねえぜという強い意志は、16人のキャストの皆さんからも感じられるものでした。
特に夜の公演が印象深かったのでその話をします。

鶴野有紗さん、見ていますでしょうか。

インターネットおばけの鶴野さんはワンチャンこのエントリーを読んでくれているんじゃないかなと期待していますが、あなたがMVPでした。ありがとうございました。

ライブは初っ端からバカのフルコースみたいなセットリストで普通に死んでしまったのですが、特に後半に本当にバカみたいに重たい曲を連投してボコボコにしてくるパートがありました。
観ているこっちは瀕死に瀕死を重ねて三途の川とマブダチになっていましたが、そんな私たちよりもキャストの皆さんの方が絶対ボコボコにされてんだろうなというのは考えなくてもわかります。
「CUE!」は新人声優を育成するゲームで、キャストの皆さんも新人声優で、そんでもってオタクで、そんな状況であんな歌を歌ったら普通どうにかなると思います。
でも、キャストの皆さん、特に鶴野さんはそこを耐えてくれた。最後の最後まで「役者」として「役」を演じ切ってくれた。それが本当に良かったと感じています。
夜の公演で鶴野さんの声が少し震えた時、正直もうダメだと思ってしまったんです。ソロパート、やれるのかなと。
昼の公演も見ていたので、この先にまだ見せ場がいくつかあることもわかっていました。だからこんなところで崩れたらヤバいぞと。
鶴野さんのブログを読むと、鶴野さんがクッソ重てえオタクであることと、演じている日名倉莉子をどれほどまで深く思っているかがわかります。
だから尚更こんなダメージのデカい攻撃はヤバいはずだし、鶴野さんは一回爆発したら耐え切れないんじゃないかと思いました。
でもやってくれたんです。力強く歌い切ってくれて、台詞もしっかりと言い切ってくれました。
日名倉莉子をそこに存在させ続けてくれたんです。
他のキャストの皆さんも同様に、涙をこぼしそうになる場面があっても、終始「キャラクター第一」で舞台をやり切ってくれたという印象があります。
こんなに素晴らしいことがありますでしょうか。
アクシデントにもアドリブで「キャラクターとして」対応しているシーンもありました。最高ですよ。
「コンテンツのオタク」としてこれほど幸せな舞台は今までにありませんでした。
もう下手な方向に足を向けて寝ることができないので、今は四次元ポケットに足を突っ込んで寝ています。

CUE!を動かしている人たちが気持ち悪いオタクで本当に良かった

「CUE!」って声優育成するゲームなんですけど、声優って今やマルチタレントみたいなところがあるじゃないですか。
ゲーム内ではそういうリアルな声優事情にもストーリーでガツガツ絡んでいくんですよね。
キャラクターもそれぞれが色々な方向に悩みを抱えていて、ぶつかったり支え合ったりして成長していく過程を見守っているんです。
悩み方もぶつかり方もエグいのが多いです。特に最近だとカレイドスコープなんて酷かったですよね。一体何台の霊柩車が出たのでしょうか。
各キャラクターの個性、性格、成り立ちと、他のキャラクターとの関係性と、そこら辺が思ったよりだいぶ深く深く作り込まれているんです。物語にも深みが生まれます。
こんな世界を作り上げていけるのは完全に拗らせまくった気持ちの悪いオタクだとしか考えられないです。
そんでもって、そんな気持ちの悪いオタクでないと、今回のようなライブは作れなかったと思います。
私は脳がダメなので深い考察とかは苦手なんですけど、多分セットリストとかめちゃくちゃ練られていたんだと思うんですよね。曲と曲との関係性とか、ありますもんね。浅はかながら全体の流れはとても良い感じだったと思います。(雑くん)
演出も「CUE!」の世界観を1番に考えてくれていたと思います。それこそドリ☆アピの使い方なんかどうかしているとしか思えません。(私は鳥のオタクなので、尚更くん)
全部ひっくるめて、「CUE!」が主役になっていた正真正銘の「CUE!」のライブでした。こんな素敵なライブがあってたまるかよ。(たまんね〜)
コンテンツそのものが好きな私にとって、こんなにコンテンツ自体を大切にしてくれるライブは本当にありがたかったです。追ってて良かった〜。ありがとうございました。

これからの展開にも期待ですね!アニメ化おめでとう!

©︎Liber Entertainment Inc.