Storage Proof、IdentityとUniswap part1

友達とのランチ。今日話したこと。

  1. storage proofと分散型DB

    1. storage proofも結局arweaveとかfilecoin必要

    2. arweaveの特異なコンセンサス

    3. 分散型indexerは人類にはまだ早い()

  2. internet nativeであることとidentity, account abstruction

  3. DeFi

    1. ハッキングについて

    2. Uni v2が結局美しい。

    3. Uniswap Xの是非

  4. マーケットで生き残ること

  5. コーヒー好きvsウイスキー好き

1. Storage Proofと分散型DB

1-1. storage proofも結局arweaveとかfilecoin必要

HerodotusとかAxiomとかのサービスも結局データベースのproofはオンチェーンには乗るけど、データ自体は別にどこにストアされてるわけでもないので、そこは分散型DBにhostさせないといけない。確かに、ストアされているデータそれ自体や計算結果のverifyがethereumのセキュリティを継承した状態で行えるのは魅力的だけど、DB自体がすでにarweaveとかになるなら、分散型indexerの部分と計算結果に対する検証をLitとか噛ませれば普通にそれで十分使い物になりそう。

1-2. arweaveの特異なコンセンサス

Arweave(多分filecoinも)のデータに対するコンセンサスはStorage-based Consensus Paradigmといって、Ethereumのように処理を一つ一つ計算するのではなく、database自体は一つにした上で、そこのstate変化を訴求的に検証していくようなイメージ。Aさんがdatabaseを更新したら、その是非は次にdatabaseを更新するBさんが検証するというような格好。

Arweaveブロックチェーンは分散型半永久ストレージでトランザクションが確定すると改竄不可能にデータが保存されます。この不変データが半永久保存される特性を利用するとコンピュテーションが常に決定論的(deterministic)になり完全にストレージから切り離すことができます。初期ステートと関数、そしてステートを変更していくために順番に関数実行するインプット値が全て不変永久的に保存されていたらどこで誰がこの計算をしても必ず同じ最終ステートに辿り着くはずだからです。言い換えると不変で永久的なストレージを活用するとコンピュテーションが決定論的になります。これがSCP(Storage-based Consensus/Computation Pradigm)と呼ばれる概念です。
https://hide.ac/articles/AUtrj_fGV#title-1

1-3. 分散型indexerは人類にはまだ早い()

そもそもon-chain dataすらまともに扱えてないのが現状。duneもsqlだけだし。間違いなく色んなdataの使いようはあるんだけど、そのデータを使うっていうところまで業界が成熟してない。だから、verifiable computation/storage周りは、クリプト業界内でのPMFまで5年とかかかりそう。(PMFの定義によるって議論は無しで。)


思ったよりすでに長いので一旦ここまで。


注意

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  • 本当に雑に書いているので、この辺詳しく!とかも聞きます。


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