花の作り方
投稿内容について
今回は私がジャパンケーキショーで使った花の作り方を解説していきたいと思います。
花びらを接着する際のコツやどうやって花びらを作っているか、道具は何を使っているのかというところを説明していきます。
このタイプの花の利点
利点①
このタイプの花は接着面が花びらで隠れるので粗が見えづらいということが挙げられます。
ピエスモンテにおいて粗が見えるということは大幅に減点されるポイントになります。
それがないという事は大きな利点と言えるでしょう。
利点②
次に機械的なパーツがあるピエスモンテにはこの花はとても相性が良く、作品に統一感がでます。
自然な動きがある花ではなく、花びらが均等についていて機械的な印象の花です。
なので機械系のピエスモンテを作る際にはおすすめです。
利点③
この花は時間はかかりますが技術的には割と簡単に作れてピエスモンテをスッキリとした印象にしてくれます。
チョコレート細工初心者の方が最初から難しい花に挑戦してしまうと技術的に難しく、粗が出やすかったり花が自然に見えなかったりしてしまいます。
この花は丁寧に作れば綺麗に見えますし、それほど難しくもないのでこれからチョコレート細工を始める方にはおすすめです。
それではやっていきましょう!
具体的な花の作り方
①花びらを作る
②花の芯を作る
③花びらの接着
上記に書いたステップを順番に説明していきます。
まず①の花びらを作るです。
小さい花を作る場合は
このパレットナイフを使っています。
大きい花の場合は私がジャパンに出たときはスプーンの持ち手がちょうどいいサイズだったのでスプーンを使いました。
ちょうどいいサイズのパレットがあればそれでも大丈夫です。
どうやって花びらを作るのかというと
あらかじめギターシートを使いやすいサイズに切っておきます。
テーブルの上にアルコールをつけてギターシートを貼りつけます。
そしたらパレットのナイフの先端にテンパリングがとれたチョコレートをつけてギターシートにつけていきます。
イメージ的にはパレットをギターシートにつけてそのまま引くというイメージです。
花びらの長さは3種類くらい作りますが好みで変えても大丈夫です。
私が作った花は小さい花が1.5㎝、2㎝、2.5㎝です。
コンテストのときはもっと丁寧にやっていましたがこんな感じです。
そして結晶する前にトユ型に乗せて少しカーブをつけて花をモンタージュしたときに自然に丸くなるようにします。
次にステップ②花の芯を作るです。
花の芯は球体です。
半球型を使ってボンボンショコラを作るときみたいに殻を作ってください。
耐久性を持たせるために少しだけ厚くしてください。
半球を2つ作って接着して完成です。
この球体のサイズは自分のピエスモンテに合うサイズにしてください。
ステップ②花びらの接着です。
花びらはピンセットを使って接着してください。
薄い花びらなので手でやると溶けてしまう可能性があるので気をつけてください。
接着に使うチョコレートは結晶を多めにとって重いチョコを使ってください。
そうする事で冷却スプレーを使わずに接着できます。
冷却スプレーを毎回使うと次に接着する花びらの場所が冷えてしまって、
花びらを接着しても接着が弱くなって後でポロポロとれやすくなってしまいます。
なので花びらをピンセットで持って少しだけチョコをつけて接着します。
冷却スプレー使わないと全然くっつかないとい場合は接着用のチョコの結晶量が少ないです。
どうしてもくっつかないという場合だけ冷却スプレーを使ってください。
その時もその花びらの部分だけに当たるようにほんとに少しにしてください。
花びらのつけ方は中心からつけて小、中、大の順でつけていきます。
何を何周つけていくかは花のサイズによって変わってきます。
気をつけて頂きたいのは最後の周は手で花を持つ部分を残しながらピエスモンテに接着した時に花の芯が見えない所まで花びらをつけてください。
花の色の出し方はこちらの記事に書いてるので見て頂ければと思います。
チョコレート細工のピストレ【色の魅せ方、重ね方】https://note.com/shoji_fukuma/n/nd444156d10ef
以上になります。
いかがだったでしょうか?
少しでも皆様の参考になれば嬉しいです。
シェフによって考え方はそれぞれ違います。
あくまで私の考え方で絶対にこれじゃないといけないわけではありません。
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リクエストがあれば教えて頂ければと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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